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NEDO公募「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築」における「次世代グリーンデータセンター技術開発」の採択について

2022年2月25日
日本電気株式会社

NECは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築」における「次世代グリーンデータセンター技術開発」に、富士通株式会社、アイオーコア株式会社、キオクシア株式会社、富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社、京セラ株式会社とともに採択されました(注)。

近年、DXの推進において、爆発的に増加するデータやサービスを繋ぎ付加価値を創出するためのデジタルインフラ基盤として、大規模データセンターの需要が大幅に高まっており、それに伴う電力消費量の増加が課題となっています。
「次世代グリーンデータセンター技術開発」はDXが加速する中、カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、データセンターにおける省エネ化、大容量化、低遅延化を実現する各種技術を各社で分担し開発するものです。本プロジェクトでは、2030 年までに研究開発開始時点で普及しているデータセンターと比較して40%以上の省エネ化の実現を目指します。
NECは、次世代グリーンデータセンターに適応する省電力アクセラレータおよびディスアグリゲーション技術の開発を担います。

NECが開発する技術の概要

1. 省電力アクセラレータ

膨大なデータを扱う次世代グリーンデータセンターの省エネ化においては、高速なデータ処理に適したアクセラレータの高速化、低消費電力化が求められます。AIやビックデータ解析などの領域でも広く利用されているベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」で培ってきた技術をさらに発展させた省電力アクセラレータを開発します。

2. ディスアグリゲーション技術

電力効率の良いデバイス開発に加え、サーバをCPUやメモリ等の機能単位に分離し、計算負荷に合わせて最適配置することで、システム全体を高効率化するディスアグリゲーション技術が求められています。
NECはAI推論を用いてCPU、アクセラレータ、メモリ、ストレージ、ネットワーク等の計算資源を動的に最適配置し、複数種類の計算資源の中からアプリケーションに最適なものを割り当てるディスアグリゲーション技術の開発を行います。

各社の役割

  • 富士通株式会社(省電力CPU 開発、光スマートNIC開発)
  • NEC(省電力アクセラレータ開発、ディスアグリゲーション技術の開発)
  • アイオーコア株式会社(光電融合デバイス開発)
  • キオクシア株式会社(広帯域SSD 開発)
  • 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社(光スマートNIC 開発)
  • 京セラ株式会社(光スマートNIC 開発)

実施期間

2021年度から最長2028年度(8カ年度)

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC システムプラットフォーム企画本部
E-Mail:gi@spbu.jp.nec.com

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誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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