NEC、O-RANフロントホール仕様準拠の5G基地局装置を開発
~他ベンダ装置との相互接続が可能~
2019年2月22日
日本電気株式会社
NECは、「O-RAN Alliance」(Open Radio Access Network Alliance)で策定された基地局装置の親局と無線子局のインタフェースであるO-RANフロントホール仕様に準拠した5G基地局装置の無線子局(以下 RU:Radio Unit)を開発しました。
5Gはカバー範囲の小さな基地局装置を多数設置する方式での展開が見込まれています。NECのRUは、小型・軽量で低消費電力という特長を有しているため、設置・運用コストの低減が可能であり、5Gの展開方式に適しています。
5Gでは通信トラフィックの急激な増加が見込まれているため、モバイルネットワークやネットワーク装置の効率的な構築や運用が求められています。世界の主要な通信事業者や通信機器ベンダが参加する「O-RAN Alliance」では、複数ベンダの装置を組み合わせ、拡張性が高く、インテリジェントなネットワークを迅速に構築することを目的に、5Gにおいて各ベンダ装置の相互接続が可能なオープンインタフェースの策定と推進を行っています。
NECは今後、O-RANフロントホール仕様に準拠した他ベンダ装置との相互接続テストに取り組むことで、無線アクセスネットワークにおけるエコシステム拡大に貢献し、5Gのグローバル展開に寄与していきます。
NECは本年2月25日(月)から28日(木)までスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2019」にて、O-RANフロントホール仕様に準拠したRUを展示します。
以上
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