NEC、アジア初のFIWARE Lab nodeをインドに開設
~新たなパートナシップによりFIWARE関連ソリューションの採用を促進~
2018年4月27日
日本電気株式会社
NEC Technologies India Private Limited
NECとNEC Technologies India Private Limited(本社:インド共和国 ニューデリー、以下NECTI)はインドにFIWARE Lab node(注1)を設置し、本日から運用を開始しました。
FIWARE Lab nodeは、アプリケーション開発者やソリューションプロバイダー、政府機関、研究機関などと様々な組織や企業、個人が共創し、FIWARE(注2)に基づいたスマートシティ向けのソリューションの実証やイノベーションを促進します。NECとNECTIはインドにアジア初となるFIWARE Lab nodeを設置することで、アジアにおけるFIWARE開発を促進します。
これにより、アジア各国の利用者は実験・研究データを域外に出すことなくFIWARE Lab nodeの利用が可能となります。
また、NECTIはFIWARE技術を使用するソリューション開発を共同で推進することに関してTech Mahindra(本社:インド共和国 ムンバイ、CEO:CP. Gurnani)、Hughes Systique Corporation(本社:アメリカ ロックビル、President and CEO:Pradeep Kaul、以下 Hughes Systique)、Mobilepedia Innovations Pvt. Ltd.(本社:インド共和国 デリー)を含めたパートナーと覚書を締結しました。
NECは、2020年までに、インドやその他東南アジア地域におけるFIWARE関連ビジネスで1.5億ドル(約170億円)以上の売上を目指します。NECTIは昨年より100人規模のFIWAREと関連IoT・スマートシティソリューション技術者からなる体制を構築しており、2019年中に250人規模に増員する予定です。
なお、今回の発表にあたり、FIWARE Foundation CEO Ulrich Ahle様、NASSCOM、Center of Excellence-IOT CEO Sanjeev Malhotra様、Tech Mahindra スマートシティ(グローバル)部門長 Sanjeev Kumar様、Hughes Systique Managing Director Vinod Sood様、Mobilepedia Director Mukul Mahajan様より、以下のエンドースメントを頂戴しております。
NECが運営するFIWARE Lab nodeをインドに設立したことで、インド市場向けにスマートシティのソリューションを開発している会社は、インド国内に実験データを保持したままFIWARE Lab nodeを利用出来ます。FIWAREを使用することでインタフェースとデータモデルに対してロイヤリティーフリーな標準を使用することが出来、他のアプリケーションとの統合が簡単にできるようになります。これはインド国内のスマートシティの案件において他社に対する優位性となるでしょう。
FIWARE Foundation CEO Ulrich Ahle
NEC Technologies IndiaによるFIWARE Lab node の設立おめでとうございます。オープン技術は企業間の協力を促進し、イノベーションを生み出す土壌となります。NECと同社のパートナーによる今回の試みの成功をお祈り申し上げます。
NASSCOM、Center of Excellence-IOT CEO Sanjeev Malhotra
Tech Mahindra社はオープンソースプラットフォームとソリューションの可能性を強く確信しています。『様々なIoTソリューションを通して国民に貢献する』考えを推進するNEC Technologies India様と共に活動できることを楽しみにしております。
Tech Mahindra スマートシティ(グローバル)部門長 Sanjeev Kumar
NECはこの上ないタイミングでFIWARE Lab nodeを設立されました。インドはイノベーションの中心地になることを目標としています。このLab nodeにより、スマートソリューションにおけるソリューションおよび付加価値をNEC Technologies India 様と連携して、提供することが可能になりました。
Hughes Systique Managing Director Vinod Sood
インドにおけるFIWARE Lab node設立についてNECにお祝い申し上げます。これによって、インドにおけるオープン標準ベースのスマートソリューション開発が大きく加速し、同じ目的を持っている会社が協力してスマートシティに対して革新的ソリューションを開発することができます。Mobilepediaはヨーロッパ以外の会社として最初のFIWARE Foundationゴールドメンバーです。同時に、インドのスマートシティにFIWAREのソリューションを展開する最初の企業でもあります。NEC Technologies India様と一緒にさまざまなスマートシティソリューションにおける協力の可能性を追求したいと思います。
Mobilepedia Director Mukul Mahajan
以上
- (注1)FIWARE Lab node:
FIWARE Lab nodeはFIWAREコミュニティの一部であり、FIWARE技術に基づくイノベーションと実証実験を行うための非商用の検証環境です。今回のFIWARE Lab nodeは、インドとアジア各国のIoTとスマートシティ関連ソリューションに使用できます。本環境はアジア初のFIWARE Foundation e.V.認定FIWARE Lab nodeであるとともに、昨年8月にリリースされたOpenStack Pikeを採用した世界初のFIWARE Lab nodeです。 - (注2)FIWARE:
NECは、FIWARE Foundationに日本企業として初めて参加し、プラチナメンバーとして、FIWARE Foundationの意思決定を行う理事会や技術委員会に参加しています。NECはIoTを活用したスマートシティおよびスマート産業ビジネスを加速するFIWARE技術の開発、標準化および普及促進に貢献しています。
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NEC SI・サービス&エンジニアリング統括ユニット OSS推進センター
E-Mail:oss@osspf.jp.nec.com
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