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JAXAのX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の打ち上げについて

~ システム開発、製造・試験を担当 ~

2016年2月17日
日本電気株式会社

本日、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)種子島宇宙センターから、H-IIAロケット30号機にて打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)が、打ち上げ後の軌道上において太陽電池パドルを予定通り展開することに成功しました。

NECは、JAXAのご指導のもと「ひとみ」のシステム設計・組み立て・試験およびインテグレーション支援を担当しました。また、光学ベンチを除くバス機器全般や天文観測性能達成に必須の恒星センサやGPS受信機といった搭載機器の設計・製造も担当しております。
引き続き、今後1か月半にわたる初期運用やその後の試験観測、定常運用の支援にも取り組んでまいります。

NECは、日本の宇宙開発とともに培ってきた最先端の宇宙技術を基盤として、人と地球にやさしい情報社会の実現を目指します。

衛星外観
(2015/11/27、JAXA 筑波宇宙センターにおいて)

「ひとみ」は、ブラックホールなどの高エネルギー天体を観測対象として、マイクロカロリーメータによる超精密分光など、複数の観測装置によるX線観測によって宇宙科学における新たな知見の開拓を目指しています。

日本初の人工衛星「おおすみ」(1970年打上げ)以来、NECは、約70機にわたり培ってきた人工衛星及び探査機のシステム開発の実績と衛星ユーザに対する衛星運用支援などのサービス提供の実績を踏まえ、「ひとみ」による世界初の科学的成果創出への貢献を果たしてまいります。
なお、「ひとみ」のバス機器からミッション機器まで、衛星内部の機器同士の通信ネットワークには、先進の人工衛星用データ通信ネットワーク規格であるSpaceWire(注1)/RMAP(注2)を全面的に採用しており、大規模衛星のインテグレーション試験の効率化、柔軟な冗長系構成による高信頼性、複雑な観測系の運用要求やデータ処理要求に対応可能な運用性向上を実現しています。
「ひとみ」の概要は[PDF]別紙をご参照ください。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

  • (注1) ECSS-E-ST-50-12C SpaceWire - Links, nodes, routers and network
  • (注2) ECSS-E-ST-50-52C SpaceWire - Remote memory access protocol

「ひとみ」に関するホームページ

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 宇宙・防衛事業推進本部 川内
E-Mail:info@space.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
http://jpn.nec.com/profile/solutionsforsociety/index.html
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