Japan
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Traffic Management Solution
CE(Customer Experience)向上により通信事業者のROI(投資対効果)を最大化機能
TCP最適化
TCP最適化
TCPセッションをTMSで分離し、無線の通信品質劣化がインターネットに伝播することを防止。また、無線側とインターネット側それぞれに最適なTCPパラメータをセッティングすることで、ネットワーク輻輳を回避。さらに、NEC独自のチューニングノウハウによりデータの送信サイズや間隔を制御。LTEのみならず、5Gの様な超高速通信にも対応。また、秘匿通信(HTTPS)も制御対象とすることが可能であり、スループットを大幅に向上。
Dynamic TCP Optimization
変動する通信トラフィックの特性の他、指定した時間やポリシーに合わせ、パケット量を自動で制御。通信が集中した時でもユーザの満足度を損なわないようパケット流量を最適化し、スループットを最大化。LTE/5G等、低速NWと超高速NWが混雑しているような状況下においてもそれぞれの特性に合わせて動的に最適化可能。
流量制御
動画ペーシング
ネットワークのスループットをモニタリングすることで未来のスループットを予測する技術、および端末バッファ残量を把握する技術により配信流量を動的に制御。これにより、無駄なデータ通信を減らしつつ再生を停止させない映像配信を実現。
SSLペーシング
動画ペーシング技術をSSLトラフィックにも応用。トラフィックの特性分析により、接続先ドメイン毎に最適なトラフィック制御を選択、QoEを維持したままデータ通信を減らすことが可能。
UDP流量制御
通信種別を判定し、QUICによる通信トラフィックを自動で検出。動画サービス等、特定の接続先ドメインに対して、最適なトラフィック制御を選択することが可能であり、サービス条件に合わせた通信速度制御が可能。
ABR(Adaptive Bit Rate)トラフィックの最適化
HLS(HTTP Live Streaming)のような、コンテンツのビットレートが再生状態に応じてリアルタイムに切り替わるトラフィックをTMSがリアルタイムに最適化し、トラフィック削減、スループット向上を実現。
圧縮
静止画圧縮
各フォーマットの画像データを、画質を劣化させずにリアルタイムで変換/配信。
テキスト圧縮
テキストデータを無劣化でリアルタイムに圧縮。
動画圧縮
多彩な動画フォーマット対応かつ高圧縮の動画変換を可能にするエンコーダ、動画変換サーバの負荷を均一化する分散キャッシュ処理方式、キャッシュの有効性を確保しつつストレージ容量を最適化するキャッシュライフタイム管理により、トラフィックの大幅な削減、および同時接続数の大幅な向上を実現。
キャッシュ
Transparentキャッシュ
大容量トラフィックを発生させる動画コンテンツやOSアップデート、および容量は小さいがリクエスト数が多いWebテキスト/静止画コンテンツをTMS内にキャッシュすることで、端末からのリクエストに対するレスポンス速度を短縮しQoE(ユーザ体感品質)を向上。同時に、インターネット側の使用帯域も削減。
ポリシー制御
最適化ポリシー制御
AAAおよびPCRFといった外部システム連携で取得したユーザ契約毎のポリシー、またはTMS単体で制御可能な時間帯、ネットワーク、URL毎のポリシーに基づき、複数のパラメータを組み合わせて最適化を実施。
分析
トラフィック見える化
TMSで収集したトラフィックログを分析し、最適化効果やネットワークアクセス状況に加え、QoEの見える化も実現。
コンポーネント構成
TMSは、トラフィック最適化エンジンであるTMS Media Optimizerを中心に、4つの製品から構成され、導入時の目的に応じて必要なコンポーネントもしくは機能を選択して配備することが可能です。
① TMS Media Optimizer
動画ペーシング、動画/静止画/テキスト圧縮、TCP最適化といった機能を実装し、トラフィックを最適化します。また、トラフィックの通信品質をリアルタイムで測定し、局所輻輳対策を行います。
② TMS Visualizer
TMS Media Optimizerを通過したトラフィックのログ情報を収集し、蓄積、分析、表示を行います。
他システムとの連携により、トラフィックに基づいた制御ポリシーを生成し、TMS Media Optimizerに最適化を指示します。
④ Load Balancer
流入するトラフィックをTMS Media Optimizerに適切に分配します。
ネットワークへの配備
Traffic Management Solutionの配備
TMSの最適化コンポーネントである「TMS Media Optimizer」および見える化コンポーネントである「TMS Visualizer」は、通信事業者のコアネットワークに配備されます。「Load Balancer」を経由したトラフィックの引き込みから最適化制御、見える化に至る一連の制御/業務フローは、全てTMS内で完結しているため、運用中の他システムの挙動に影響を与えることなく、容易に配備することが可能です。
Traffic Management Solutionと他システムの連携
また、TMSは、「TMS Service Controller」を配備することでキャリア基幹システム、およびバックヤードシステムと連携し、既存設備資産を有効活用しながらより付加価値の高いソリューションを実現することが可能になります。
- ※TMSは、Traffic Management Solutionの略です。
- ※説明にて用いた数値は、弊社導入実績を基にした一例であり、それらを保証するものではありません。
- ※記載されている内容は、改良のため予告なく変更することがあります。
- ※本ページに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。