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NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2024
開催期間：2024年8月19日〜9月20日（最終審査会：2024年10月18日）
DX（デジタルトランスフォーメーション）が国の方針となっている今、DXを推進する人材の獲得・育成が企業の喫緊の課題である。NECではこのような背景を受けて、データサイエンティストに必要なスキルの中でも特に、真の課題を見極め解決策となるアイデアを導き出す「ビジネス力の向上」および「イノベーション創出」を目的としたアイデア企画コンテスト「NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea」を2022年度より実施。
2024年8月19日～9月20日に開催した「NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2024」は
中京テレビ放送株式会社との連携したコンテストとして開催した。NECアカデミー for AIの連携企業・大学、AI・データアナリティクスコミュニティ参加企業から27チーム（総勢51名）がエントリー、うち10チームが最終提出に至り、データやAIを活用したビジネスアイデアの価値を競い合った。
アイデア企画コンテスト
データやAIを活用し、中京テレビ放送と地域の未来を切り開くビジネスアイデアを企画書にまとめ、その価値を競う「アイデア企画コンテスト」では、最優秀賞に滋賀大学大学院 井下 敬翔さん、曽我 美結さんの ”「スマートCMクリエイター」テレビ局独自のAI動画生成とCM放送支援プラットフォーム“ が輝いた。
最優秀賞：
“「スマートCMクリエイター」 テレビ局独自のAI動画生成とCM放送支援プラットフォーム”
滋賀大学 井下 敬翔さん、曽我 美結さん
受賞コメント
この度、最優秀賞をいただき大変光栄です。生成AI技術が地域活性化に貢献することを期待しています。今後この技術を進める際には、ぜひ私達にも声をかけていただければ嬉しいです。サポートいただいた皆様に心から感謝いたします。
審査員コメント
実現性も高く、また、コストがかかっていたクリエイティブの部分をAIで代替していくという点で事業性を評価。中京テレビ放送が媒体のみならず広告制作においてAIを活用してコンサルまで行うというのは、将来的にはとても重要なことで、非常に面白いと思いました。最終審査では、中京テレビ放送がこれに取り組む意義もしっかり示せていたのではないかと思います。
優秀賞 ”訪日旅行を最高に楽しむ新感覚ナビゲーション！TAXIサイネージでAI巫女がガイドする贅沢な旅”
三井物産株式会社 小田 宗俊さん、大阪有機化学工業株式会社 二ノ井 武嗣さん、東京海上日動火災保険株式会社 安原 美里さん、日本電気株式会社 志村 典孝さん、阿部 崇央さん
受賞コメント
メンバーで約1か月間、マインドマップなどのツールを活用しブレストしたり、中京テレビ様のアセットを調べて活用を検討したり・・・とても楽しい時間を過ごすことができました。結果として優秀賞に選出頂いたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました！
審査員コメント
富裕層インバウンド向けにタクシーという移動手段メディアに着目した点は評価させてもらいました。AI巫女が旅のコンシェルジュになるのは面白く、旅の後でも使えることまで考えている企画で利用頻度が高そうに感じました。中京テレビがこの事業に取り組む優位性が明確であればなお良かったと思います。
優秀賞 “知って、体験して、メタシティ『わくわくデジChu-Kyo』”
NECネクサソリューションズ株式会社 辻端 尚史さん、濃野 清子さん、福永 朋さん、纐纈 佳寿美さん、石川 智恵子さん
受賞コメント
中京テレビ様が持つ企画力やコンテンツ力、地域との強いつながりを、より様々なステージで活かしつつ本業も強くするための方法を、自分たちの「あったらいいな」と組み合わせて考えました。とても楽しく、素晴らしい機会をご提供いただき、ありがとうございました。
審査員コメント
地域の情報をわかりやすく加工して提供する点、テレビ局の特性とマッチしており、事業として成立しやすいように感じられました。メタバースの体験とテレビの視聴とリアル体験が繋がるコンテンツで実現できればマーケティング的利用価値も大きいと感じます。既に多数ある競合他社との差別化を上手く作れるとより良くなると思います。
優秀賞 ”未来創造ジャーナリズムプラットフォーム”
日本電気株式会社 五十嵐 雄大さん
受賞コメント
生成AIを用いたビジネス企画に対する私の興味関心に加え、もともと抱いていた社会問題への意識、そして中京テレビ様の理念やビジョンを融合させて創出した今回のアイデアを、革新性の観点から評価いただけたことを大変光栄に思います。
審査員コメント
権力の監視という報道機関の使命を全うするために、様々な技術を駆使し、政治家の可視化、スコア化といったアイデアは非常に面白く革新性を評価。LLMのリスクを考慮し、ステップアップ型で進められているのもよいと思います。事業性に関して、売り上げ見込みの根拠や民放局がやるべき理由が明確になると更に良くなると思います。
まとめ
カンファレンス（最終審査会）では、事前審査で選ばれた4チームが検討した企画書を発表し、中京テレビ放送株式会社 メディア戦略局 鈴木 一輝氏、NEC メディア統括部 シニアプロフェッショナルの深田航志、NEC 事業開発統括部 プロフェッショナル 山本 直志、生成AI事業開発統括部 上席プロフェッショナル 佐藤 優理の計4名が審査員を務め、「事業性」「革新性」「完成度」の3指標による審査員の配点と、聴衆票の配点の合算で審査が行われた。
本コンテストは2年連続の滋賀大学の最優秀賞受賞という快挙となったが、その締めくくりでは、審査員から「中京テレビのことをよく調べていただき、テレビ局という背景事情もふまえての素晴らしいアイデア提案、ありがとうございます」「テレビ局が今後取り組んでいかないといけない課題に対するアイデアだった」など感謝の言葉やコメントが寄せられ、あたたかい拍手と共に幕を閉じた。
開催概要
| イベント名 | NEC Analytics Challenge Cup for Business Idea 2024 |
|---|---|
| 主催 | NEC アナリティクスコンサルティング統括部 事業推進グループ |
| スケジュール | エントリー期間：2024年6月24日（月）～7月19日（金） コンテスト期間：2024年8月19日（火）～9月20日（金） 審査・表彰：2024年10月18日（金） |
| 参加対象 | NECアカデミー for AIの連携企業・大学、AIデータアナリティクスコミュニティ参加企業、NECグループ社員 |
| 会場 | オンライン開催 |
