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エンタープライズMESの活用による
ものづくり支援

~“From Factory Floor to Top Floor”の実現~

2019.12.20

MES

昨今の「ものづくり」においては、スループット向上、生産効率化、品質向上を実現するための詳細な管理が必要とされており、詳細な実績データの収集、分析につなげる役割を担うのがMESである。なお、MESとは「Manufacturing Execution System」の略で”製造実行管理システム”を指す。

本稿では、MESとERPをシームレスにつなぐコンセプトである“From Factory Floor to Top Floor”の実現方法を解説したITR社のホワイトペーパーより一部抜粋・編集して、NECのMESソリューション、MESの概念などについてご紹介する。より詳しいMESの導入動向、特長と効果、NECの提供するソリューションの強みなどは、全文掲載されたこちらのPDFにて紹介されているので、併せてご確認いただきたい。

NECのMESソリューション

NECは、スウェーデンのIFS社が開発するERP「IFS Applications」に独自機能を付加したMESソリューション「IFS Applications for MES」を提供している。

さらに、国内PLMにおける代表的製品であるObbligatoやIoTアプリケーション/プラットフォーム、エッジ領域のデバイスなど多岐に渡るソリューションとも組み合わせトータルソリューションとして提供している。

IFS Applications for MESの最大の特徴は、ERPであるIFS Applicationsをベースに開発されていることであり、主要なERPでこのような成り立ちのMESソリューションが利用できる製品は他にないといってよい。

MESの概念と定義

MESの国内市場は、専業ベンダー、制御機器・システムとMESを併売するベンダー、ERPベンダーなどが割拠しており、最適なソリューションの見極めが難しい側面もある。MESと呼ばれるシステムの背景と立ち位置を確認してみよう。

製造実行システムとして知られているMESであるが、その発祥は1992年に設立されたMESA(Manufacturing Enterprise Solutions Association)Internationalの時代に遡る。

MESAは、製造業のバリューチェーン全体にかかわる範囲に活動対象を広げてきたが、製造現場の業務処理および機器・制御システムと上位システムを高いレベルで統合することによる、エンタープライズシステム全体での最適化、自動化、可視性促進を中核のミッションとしている。MESは、MESA International(以下、MESA)が1997年に提起したMESA-11 Modelに起源を見ることができる。

出典:MESAの資料を基にITRが作成

単純化して整理すれば、①計画層②実行層③設備・機器・制御層における、中間の②実行層としてMESを位置づけたのがMESA-11 Modelであるが、当然ながら、中間に位置するMESには、①計画層とも③設備・機器・制御層とも重なる機能やデータを持たざるを得ないことになる。

その後、MESAはモデルの拡張、改版を行っており、最新版は以下の4系で構成されている。

①戦略的イニシアティブ系
②ビジネスオペレーション系
③製造/生産オペレーション系
④設備・機器・制御系

この最新のMESA Modelでは、MESは③製造/生産オペレーション系に位置づけられるが、MESA-11 Modelのような中間の実行層というよりは、ERP、SCM、CRMによる②ビジネスオペレーション系よりも詳細でリアルタイムに近いタイミングのオペレーションを担うシステムとして再定義されている。

国内企業のMESに対する投資動向

ITRでは、毎年「IT投資動向調査」を実施している。同調査項目のひとつである製品・サービス分野に対する投資意欲のなかでは、業務系システム分野に「MES/スマートファクトリー」を含めている。

量産から多品種少量生産、変量生産からさらにマス・カスタマイゼーションやサービスビジネスへの対応が迫られている製造業では、企業規模を問わず「MES/スマートファクトリー」の潜在需要は大きいと想定され、高いポテンシャルと今後の成長性が期待される業務システム分野といってよい、と分析されている。

【関連リンク】

製造実行管理システム「IFS Applications for MES」

IFS Applications for MESは見込生産・受注生産・後補充生産などの様々な生産形態に対応できる製造実行管理システムです。
顧客基点のものづくり実現のため業務改善にも迅速に追随可能です。個々の設備の可動率向上や個別の現場の業務改善、ライン、工場、さらには全社としてのスループット向上を実現します。

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