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NECのデータドリブン経営とは?「クライアントゼロ」戦略による実践
「クライアントゼロ」の実践知で製造業DXを支援【2026.06.17】
カテゴリ:DX・業務改革推進スマートファクトリー(IoT基盤/AI)その他
※この記事は、日経クロステックに公開されたコンテンツを一部変更して掲載しております。
NECは4つの視点からデータドリブン経営を体系的に推進する。NEC自身がゼロ番目の顧客「クライアントゼロ」としてDXを実践。過程で得た「実践知」「共創力」「技術力」を顧客への提供価値に変える、新たな価値創造モデル「BluStellar」を展開する。
One Data、One Place、One Factの仕組みによるマネジメント変革

ディレクター 川嶋 葵
NECのデータドリブン経営4つの視点、1つ目は「目指す姿」だ。経営層から社員までが、同じデータでファクトに向き合い、未来志向のアクションへつなげるというビジョンを掲げる。グループ内に1000以上の異なるシステムが運用され、かつては「Excelによるバケツリレー」で計数を集計していた。「まさに勘と経験と度胸に依存したやり方でした」と同社の川嶋氏は振り返る。変革に向け、「One Data(標準データの整備)」「One Place(データの一元管理)」「One Fact(経営ダッシュボードの構築)」という“3つのOne”のもとで変革を進めた。
2つ目は「データマネジメント」。「戦略」「仕組み」「ガバナンス」の3本柱で推進し、全社戦略は「レポート」「データ」「プロセス」「ガバナンス」という4つの観点で整理する。レポートの乱立を防ぐため、CxOが管掌分野の経営ダッシュボードを統合・管理。データ活用は、「貯める(データクラウド)」「集める(仮想化)」「活用する(可視化)」の3つの側面で推進。データ&アナリティクス統括部がDMO(データ・マネジメント・オフィス)機能を担う。
自社の挑戦で得た実践知を顧客への提供価値に還元

ディレクター 宮脇 忠之
3つ目は「AI-Readyに向けた取り組み」。全社指標を共有する経営ダッシュボードに加え、「CEO AI」や「部門AIコックピット」などのAIツールを展開。指標を製品やサービス単位に分解し、受注や売上、売上総利益の予測値を共有。AIからの提言を踏まえた迅速かつ精度の高い意思決定を可能にする。現場での実行を支援する専門AIの整備も進む。
4つ目は「クライアントゼロ発の実践知」である。「NEC自身がゼロ番目の顧客『クライアントゼロ』としてDXを実践。苦労や失敗、成功の過程で得た、生きた『実践知』を顧客価値に還元します」と同社の宮脇氏は語る。データ活用の対象は構造化データに加え、非構造化データにも拡張。この「実践知」に「共創力」と「技術力」を加え、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3方向から製造業DXを包括的に支援する。まさしくこれが「BluStellar」の価値創造モデルだ。

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