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【AUTOSAR】セミナーレポート
車載ECUシステム開発に必要な
AUTOSARの課題と解決方法
最新規格もご紹介!
2023年9月21日開催
これからのために知っておきたい!
自動運転やOTAによるソフトウェアアップデートに対応する
AUTOSAR Adaptive Platform とは
※こちらは、2023年9月21日に行われた「車載ECUシステム開発に必要なAUTOSARの課題と解決方法・最新規格もご紹介!」のダイジェスト版レポートおよび動画です。
車載ソフトウェアの品質、再利用性の向上のため、AUTOSAR Classic Platform(CP)への対応を求められるケースが増えています。AUTOSAR CPへの対応には、仕様の知識、マイコンの選定、BSW(Basic Software)の選定等、考慮すべき点が多くあり、お客様としてはこれらが負担となるケースが多いと言えます。加えて、自動運転やOTAによるソフトウェアアップデートに対するニーズが高まっている背景から、これまでよりも複雑化/大規模化した処理を求められるECUを開発する必要性が生じ、それに適したAUTOSARの最新規格である、AUTOSAR Adaptive Platform(AP)が誕生しました。
本セミナーでは、前半部分で、AUTOSAR CPの概要と対応の難しさ、お客様の負担を軽減するためのNECからのご提案について説明をさせていただきました。後半部分では、これからの車載ECUシステム開発に欠かせないAUTOSAR APの特徴や、一部機能をご紹介しました。
(講師:NECソリューションイノベータ株式会社 デジタル基盤事業部 近藤 敦 / 日本電気株式会社 製造システム統括部 木野 孝俊)目次
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AUTOSAR Classic Platform (CP)とは
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AUTOSAR CP対応の難しさについて
- AUTOSAR Adaptive Platform(AP)とは
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AUTOSAR APのアーキテクチャと一部機能について
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AUTOSAR APの理解を補助するコンテンツ
AUTOSAR Classic Platform (CP) とは
AUTOSARは、自動車業界共通の標準アーキテクチャを開発・確立するため、欧州系自動車メーカー、部品メーカーによって2002年から活動開始したパートナーシップです。2017年、主に高度自動運転をターゲットとし、アプリケーションの動的な配置、ハイエンドな計算パワーを要するアプリケーション向けの環境を提供するために、AUTOSAR Adaptive Platform(AP)がリリースされたのに伴い、それまでのAUTOSARプラットフォームは、AUTOSAR Classic Platform(CP)と改名されました。
AUTOSAR CPが定義するソフトウェアアーキテクチャは、・・・・・・・・・AUTOSAR CP対応の難しさについて
まず、AUTOSAR CP対応にあたっては、そのしきいの高さが問題となります。仕様書の量が多く、全体を理解するのは困難です。一例として、Classic PlatformのRelease 4.2 Revision 2は200以上のドキュメントで構成され、全体で2万ページ弱の規模となっています。さらに、電気電子、マイコン、ソフトウェア開発の知識が前提となっており、これからソフトウェア開発を手掛けられる自動車部品メーカー様にとっては、高い壁となります。また、最新のCPのバージョンでは、さらに・・・・・・・・・・
AUTOSAR Adaptive Platform(AP)の概要について
AUTOSAR Adaptive Platform(AP)は、誕生して数年たった現在も、多くの方が模索している規格です。AUTOSAR Classic Platform(CP)の知見をもとに、NEC内でもAPを整理し、知識を広げるためのコンテンツを準備しています。
AUTOSAR APはADAS、自動運転に対応したAUTOSARの最新規格であり、・・・・・・
※動画の公開は終了しました。視聴をご希望の方はお問い合わせください。