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2019年度(19年3月期)第1四半期 決算概要
当社は本年4月の組織再編に伴い、2019年度第1四半期決算からセグメントの一部を変更しております。2017年度、2018年度の数値についても新たなセグメントに組み替えて表示しています。
Ⅰ 2019年度 第1四半期決算概要
2019年度第1四半期の売上収益は、パブリック事業およびその他事業を除く全セグメントで増収となり、前年同期に比べ409億円(6.7%)増加し、6,539億円となりました。
収益面では、調整後営業損益は、売上収益が増加したことなどにより、前年同期に比べ159億円改善し、76億円の利益となりました。
税引前四半期損益は、為替差損益が悪化したものの、営業損益が改善したことなどにより、前年同期に比べ105億円改善し、58億円の利益となりました。
親会社の所有者に帰属する調整後四半期損益は、税引前四半期損益が改善したことなどにより、前年同期に比べ102億円改善し、58億円の利益となりました。
当社が昨年度に実行した構造改革の効果は、19年度第1四半期総額で75億円となり、計画通り、実現できています。
第1四半期の国内事業の受注動向をご説明します。
パブリック事業、エンタープライズ事業、ネットワークサービス事業ともに第1四半期の受注は良好な結果となりました。
パブリック事業はマイナンバー関連の中間サーバ更新案件の獲得をはじめ、自治体や中央官庁、医療機関、放送局向けが好調でした。エンタープライズ事業は、金融業向けを中心として引き続きITサービス市場は堅調に推移しております。また、ネットワークサービス事業は、5Gの普及を見据えた伝送路の整備のため、固定インフラへの投資が活発化しており、国内の固定キャリア向けを中心に伸長しました。
Ⅱ 2019年度 業績予想
年間の業績予想は、4月26日に公表した計画から変更はありません。
セグメント別の内訳は、7月10日に公表したセグメント変更を反映したものとなっております。
Ⅲ トピックス
経営トピックスについてご説明いたします。
当社はNAJホールディングスと、日本アビオニクス株式の公開買付けに対する応募契約を締結いたしました。この公開買付けが成立した場合、日本アビオニクスはNECの連結子会社から外れることとなりますが、NECの業績への影響は軽微です。
本件により、日本アビオニクスがNECグループ外へのさらなる事業拡大を果たし、十分な経営資源の投入によって成長を実現することに期待しています。
事業トピックスについてご説明いたします。
NECはスターアライアンスと顔認証を活用した本人確認プラットフォームの開発における協業を開始しました。今後、スターアライアンスとの共同開発を進め、2020年3月までにサービス提供を開始する計画です。
このほか、当社は5月に開催されたEU首脳会議の要人入場管理向け顔認証システムの提供をするなど、セーファーシティ事業拡大につながる成果が着実に増加しています。
また、ヘルスケア事業強化に向けては、ノルウェーのバイオテクノロジー企業の買収を決定いたしました。OncoImmunity社の機械学習を応用したソフトウェアを活用した癌抗原の予測サービスと、NECの創薬事業とのシナジー創出を進めていきます。