サイト内の現在位置を表示しています。

HULFT10におけるUTF-8からEBCDICセットへの文字コード変換での障害について

最新情報一覧へ戻る
初回掲載日:2025年5月8日

HULFT10 Ver.10.2.0において、バックスラッシュ(\)を意味する文字コードを、UTF-8から特定のEBCDICの文字コードセットに変換する際に、誤った変換が行われる障害を確認いたしました。

発生事象

UTF-8のバックスラッシュ「0x5C(\)」 を、z/OSおよびIBM iで使用されるEBCDICの文字コードセット(※)にコード変換する際、「\」になるべき箇所が「\」に変換されます。
※対象EBCDICコードセット

  • IBM英小文字
  • IBM英小文字拡張
  • IBMカナ文字拡張

影響を受ける製品及びバージョン

  • HULFT10 for Windows Ver.10.2.0
  • HULFT10 for Linux/AIX Ver.10.2.0
  • HULFT10 for IBM i Ver.10.2.0

影響範囲

以下の前提条件を満たし、かつ機種別条件に該当する場合、本障害の影響を受けます。

前提条件(以下の2 つの条件両方を満たす)

  • UTF-8から対象EBCDICコードセットへの変換を行う
  • 変換するデータ内にバックスラッシュ「0x5C(\)」が含まれている

機種別条件

配信側/集信側のHULFTのOS種/バージョン、コード変換条件の組み合わせにより本障害の影響を受けます。

配信側HULFT 集信側HULFT コード変換条件
HULFT10 for Windows/Linux/AIX HULFT for IBM i/zOS
(全バージョン)
配信側変換[コード変換]が「配信側(S)」※
全バージョン・全機種のHULFT
※UTF-8 を使用
HULFT10 for IBM i 集信側変換[コード変換]が「集信側(R)」※
該当文字を含むテキストデータを集信側のUTLBREAK コマンドで分解

※[配信管理情報]-[コード変換]の設定

回避策

HULFT10での回避策はございません。
HULFT8では当該の障害は発生しないため、旧バージョン製品が使用可能であれば、そちらを継続してお使いください。

今後の対応

本障害を修正したHULFT10 for Windows、Linux/AIX、IBM i Ver.10.2.0Aを2025年5月19日にリリース予定です。
修正版のVer.10.2.0Aをダウンロードしてご利用いただけますようお願いいたします。

本件に関するお問合せ先

技術サポートサービス契約先にお問い合わせください。