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HULFT10におけるUTF-8からEBCDICセットへの文字コード変換での障害について

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初回掲載日:2025年5月8日
改訂日:2025年6月4日

HULFT10 Ver.10.2.0において、バックスラッシュ(\)を意味する文字コードを、UTF-8から特定のEBCDICの文字コードセットに変換する際に、誤った変換が行われる障害を確認いたしました。

発生事象

UTF-8のバックスラッシュ「0x5C(\)」 を、z/OSおよびIBM iで使用されるEBCDICの文字コードセット(※)にコード変換する際、「\」になるべき箇所が「\」に変換されます。
※対象EBCDICコードセット

  • IBM英小文字
  • IBM英小文字拡張
  • IBMカナ文字拡張

影響を受ける製品及びバージョン

  • HULFT10 for Windows Ver.10.2.0
  • HULFT10 for Linux/AIX Ver.10.2.0
  • HULFT10 for IBMi Ver.10.2.0

影響範囲

データ転送時のコード変換処理に加えて一部の関連機能にも影響を及ぼします。
詳細につきましては、各製品のリリースノートをご参照下さい。

管理番号 内容
HULFT-30048 配信側変換での配信で転送データのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換される場合がある
管理番号 内容
HULFT-30049 配信側変換での配信で転送データのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換される場合がある
管理番号 内容
HULFT-30058 集信側変換での集信で転送データのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換される場合がある
結合ファイル分解(UTLBREAK)で結合ファイルに結合されているデータのバックスラッシュの半角文字が、円マークの半角文字に変換されて分解される場合がある
メッセージおよび拡張メッセージ内に特定の文字コードが存在する場合、円マークの半角文字に変換される場合がある

回避策

以下の製品をご利用ください。

  • HULFT10 for Windows Ver.10.2.0A
  • HULFT10 for Linux/AIX Ver.10.2.0A
  • HULFT10 for IBMi Ver.10.2.0A

対応

本障害を修正した、以下の製品を2025年5月19日にリリースいたしました。

  • HULFT10 for Windows Ver.10.2.0A
  • HULFT10 for Linux/AIX Ver.10.2.0A
  • HULFT10 for IBMi Ver.10.2.0A

また、修正版リリースに伴い、以下の製品のダウンロードおよびプロダクトキー発行は停止いたします。

  • HULFT10 for Windows Ver.10.2.0
  • HULFT10 for Linux/AIX Ver.10.2.0
  • HULFT10 for IBMi Ver.10.2.0

本件に関するお問合せ先

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