サイト内の現在位置

デジタルトランスフォーメーションで切り拓くビジネスの未来。DX伝道師が語る。

NECのDX領域におけるエバンジェリスト登場!
NECのDXの考えや、DX実現における理想と現実を語ってもらいました。

鷲田 梓(わしだ あずさ)
経歴/担当

  • 2013年~
    NECに中途入社。ビジネスクリエイション本部 BICCC
    社内向けのデータサイエンティストとして、プロダクトマーケティングのためのデータ分析業務を担当
  • 2018年~
    IMC本部 デジタル戦略グループ
    AI・IoTの活用やDX実現の伝道を通して、お客様の目指す姿探求のきっかけづくりを担当

記者:自己紹介をお願いします。

鷲田:鷲田梓と申します。IMC本部デジタル戦略グループで、これまでデータサイエンティストとしてAI活用の実態を見てきた経験も活かしながら、AI・IoTの活用やDX実現の伝導を担当しています。

記者:NECとしては、DXをどうとらえているのですか?

鷲田:「AI」や「IoT」などの先進デジタル技術を活用して、ビジネスや社会をzoomより良い方向に「変革」することと我々NECは捉えています。
   
記者:では、そのDXの時代における価値創造はどのように考えていますか?

鷲田:NECは、IoT技術と通信インフラによりデジタル化されたデータを「見える化」し、AI技術により人の処理能力を超える大量のデータを「分析」し、そして分析によって得られた深い知恵や知識を「対処」として実世界に戻すこと、これをぐるっとまわすことでzoom新たな価値を創造していくと考えています。

記者:実際にお客様にDXを実現するためにどのようなことをされているか教えてください。

鷲田:私たちはまず自らの企業活動に対してAIIoTを活用し、変革の実現に取り組んでいます。そして、自己変革で得られた成果をお客さまにご提供できるようソリューションを整備しているところです。

記者:NEC自身の変革事例について教えてください。

鷲田:AIを活用したzoomDM送付効率化や、AIを活用した部品在庫最適化のためのzoom需要予測zoomRPAを活用した働き方改革などがあります。
ちなみに、この部品在庫最適化のための需要予測は、私が社内向けのデータサイエンティストだったときに取り組んだ内容です。

記者:NECのDX現状、実態は?
データサイエンティストの皆さんの活動を教えてください。


鷲田:私が所属しておりましたBICCCの活動はNEC自身が、マーケティング領域において、ビジネスをより良い方向に変革する活動の一つと捉えていただけると解りやすいかと思います。
BICCは、何年か前に、大阪ガスさまのBICC機能がとても有名になったと思います。NECのBICCCは、通常のBusiness Intelligence Competency CenterにもうひとつC:Creationを付け足して、Business Intelligence Competency Creation Centerと名づけられました。zoomBICC機能を持つ組織を増やしていくこともミッションだからです。

記者:NECのBICC機能ではどのあたりが苦労しましたか?

鷲田:まず、私たちが何者なのか社内に認知されていないこと、そして、結果を出すにはデータがいるし、社内に分散しているデータをもらうには、結果を見せなければいけないという「卵が先かにわとりが先か」の点で工夫しました。

記者:もう少し詳しく聞かせてください。

鷲田:そのあたりは、私がBICCCに所属していた時の上司である芳竹さんに語ってもらうのがよいと思います。

芳竹:マーケティング戦略本部 調査・分析チームの芳竹です。主にリテール領域でのDBエンジニアを経て、2012年よりBICCCに所属しました。
現在BICCCは、コーポレート機能としての調査・分析チームに再編され名称も変わりましたが、引き続きNECのBICC機能を担っています。



記者:先ほど鷲田さんにNECのBICC機能で苦労したことについて伺いました。
このあたりをもう少し深く聞いてみたいと思います。

芳竹:先ほど鷲田さんが話していたように、組織ができた最初の頃は、「BICCCって何者なの?」という社内認知の点で苦労しました。
我々のようなBICC機能は自部門単独では成果に結び付けられる組織ではないのです。分析結果を使ってくれる組織があって、初めて成果に繋がると思っています。

記者:分析結果を使ってくれるって具体的にどんな組織ですか?

芳竹:例えば、見込み顧客発見の分析であれば、分析結果を使ってくれる組織は分析からでた見込み顧客のところに訪問する営業部門ですね。
こういった、分析結果から成果に結びつけることができる組織にBICC機能と組んでみようと思わせることがとても大切です。

記者:そのために何をされたんですか?

芳竹:データを持っていること、分析する力があること、そしてこれまでの成果をアピールすることでしょうか。ただ、最初の頃はアピールもうまくいかず、「ただ分析が好きな人たち」ぐらいに思われていたかもしれません。
徐々に、成果に結び付けてくれる部門を味方につけて、データ分析結果を活用してもらい、実績を出していくことで、社内認知が拡大していったと思います。

記者:とっても地道な活動なんですね。

芳竹:そうなんです。我々の活動は、これまでになかった「データドリブンで意思決定する文化」を社内に作っていくことなので、「今日始めて明日から!」みたいに簡単にできるものではなかったです。
組織体が大きいですし、ベテラン社員の知見を活用した業務のやり方が出来上がっているので、そこに新しく「データを活用してビジネスをよりよく変革する」というマインドを広げるのは尚更に難しかったのかもしれません。

記者:この社内認知を拡大するためには、どんなことをされたんですか?

芳竹:例えば、「データ分析結果を活用した結果、こんな実績が出ました」という事例を事業部内のポータルサイトに載せてみたり、社内認知拡大のためのBICC機能活用セミナーをやってみたり、分析依頼主に分析後の満足度アンケートを行い、自分たちの分析業務の進めかたを見直してみたりと、ほんと色々とやりましたね。

記者:いろいろとやられたんですね。

芳竹:こういった地道な活動が実ったのか、2016年ごろには、同じ事業部の各部門施策に、「BICCCのデータ分析結果を使って○○する」といった我々の部門名が入るようになりました。これはとても嬉しかったですね。
データドリブンに業務を行う文化が広がったなと感じました。
もちろん、高い期待はそれはそれでプレッシャーですし、BICC機能の人数も限られているので、全部対応できるかなと
不安にもなりましたが、、、

記者:人数も限られてるので、とのことですが、NECのBICC機能は何人ぐらいの組織でしたか?

芳竹:若干の流動がありますが、10名前後ですかね。社外からも中途採用しました。
データ分析に関わること全てを一人でできるスーパーマンはなかなかいないので、調査、DB構築、見える化、AIなどの高度分析、コンサルスキルだったりと、何かzoom得意領域を持ったメンバーを集め、それぞれがそのスキルを活かして活動してもらいました。

記者:なるほど、こういった「データを活用してビジネスをよりよく変革する」ためのデータ分析組織が最近いろいろな企業さんで設立されていますが、組織の中で認知されることに加え、メンバー集めも大変なんですね。

芳竹:そうですね。

記者:先ほど、結果を出すにはデータがいると話していましたが、このデータ集めも苦労されたんですか?

芳竹:社内には複数のシステムが存在しており、データもいろんなところに分散してあるわけです。
マスタを管理している人も別々でした。
おそらく他の企業さんでも似たような状況かなと思います。


記者:このバラバラにあるDBを統合するのですね。

芳竹:いえ、そんな簡単には進みませんでした。まずzoomデータがどこにあるかわからないのです。

記者:そうなんですか?
経営システム部門にお願いすれば 一発クリアじゃないんですね。
もっと聞きたいのですが、ちょっと長くなってしいました。
今回はここまでにして、次回は、社内に分散していたデータの集め方や、実際に苦労したお聞きしたいと思います。

実際に、伝道師に泥臭い実際のDX構築について、聞いてみたい方は、是非、ご連絡ください。