金融機関のクラウドシフトを
全面的に支援する
NEC Secure PaaS for Finance

インタビュー概要

NEC Secure PaaS for Finance」は、NECが金融業界で積み重ねてきたノウハウをもとに、セキュリティ対策・アーキテクチャ設計のベストプラクティスをテンプレート化し、金融機関向けに特化したプラットフォーム構築サービスです。金融機関が抱えるクラウド化における様々な課題を解決するとともに、DXの加速とそれによる新たな事業活用を支援します。
本インタビューでは、NEC Secure PaaS for Financeの推進メンバーが、それぞれの立場から、このサービスへの“想い”や金融機関のお客様にお伝えしたいメッセージについて語ります。

ポイント

インタビュー詳細

NECが金融業界で積み重ねてきたノウハウを結晶化したサービス

―まず、NEC Secure PaaS for Financeへの“想い”をそれぞれの立場からお話しください。

櫻間
私はソリューション企画営業という立場でお客様のDX推進を支援しています。これまでは、クラウドサービスの提案を行う時、セキュリティ対策やアーキテクチャ設計について個別にお客様と協議するなど、事前検討にかなりの時間を要していました。
今回のNEC Secure PaaS for Financeでは、金融機関にとってのセキュリティ対策やアーキテクチャ設計のベストプラクティスをテンプレートとして用意しています。導入スピードもかなり上がりますし、お客様自身も基盤構築にかかる期間を圧倒的に短縮できると考えています。極論すれば最短一日で構築可能な場合もあります。
私は、NEC Secure PaaS for Financeをより多くのお客様にお届けし、DXの加速を支援していきたいという“想い”を持っています。

金融ソリューション事業部門 第四金融ソリューション統括部 主任 櫻間 颯人

石田
私は、ここ数年モダナイゼーションというテーマで営業活動をして来ましたが、金融機関のクラウドシフトが進んできたという実感を持っています。そのようなタイミングだからこそ、クラウドを導入する時の困りごとや、もっと活用できないかという悩みをご相談いただくケースが増えています。
私は、そんな潮目において、金融機関を支援できるサービスを提供していきたいという“想い”を持っています。

金融ソリューション事業部門 第四金融ソリューション統括部 プロフェッショナル 石田 直也

福田
私は長年、金融機関の基幹系システムのマイグレーションなどを担当してきました。今、クラウドに環境が変化していく中で、提供されるサービスを組みあわせ、セルフサービスでシステムを構築することが可能になりました。しかし、クラウドならではのアーキテクチャは設計しなければなりませんし、セキュリティをどう担保するかも設計しなくてはなりません。そういった作業は、すべて私たちにオフロードしていただきたいです。それが我々の役割だと思っています。
お客様にはシステム設計に時間や労力をかけるのではなく、NEC Secure PaaS for Financeでお客様の事業を伸ばすことに注力いただきたいという“想い”を持っています。

金融ソリューション事業部門 金融システム統括部 プロフェッショナル 福田 健二

中尾
私は入社当時から約8年ほど証券業界のシステムを担当し、現在は様々な金融機関のお客様に提供しているクラウドサービスを横断的に見ています。
以前は、「クラウドは速く簡単にできる」という印象をお持ちのお客様が多かったのではないかと思います。ところが実際には、クラウドを活かしたシステムの構築には想定以上の時間がかかるプロジェクトも発生していました。これは、クラウドに対する認知負荷が高く、これまでオンプレミス環境で実現していた運用に関わる機能や仕組みと同等のもの実現したい一方で、ノウハウが無いためクラウド上でのあるべき姿がわからず、クラウドに知見のある技術者を確保したり、検討に多くの工数を要したりしたためです。この結果クラウドを活かしたシステムの構築に課題を感じ、クラウド化を見送るお客様もいました。
今回、これまで積み重ねたNECのノウハウをテンプレート化したことで、セキュリティ統制をはじめ、金融業界が求める高い品質を満たすシステムを、"速く簡単に"構築可能なサービスを作りました。少し大げさかもしれませんが、お客様がクラウドに抱いていた夢を現実にできるのがNEC Secure PaaS for Financeです。

金融ソリューション事業部門 金融システム統括部 主任 中尾 悠二

小出
私は、これまで主に金融機関の窓口で使う端末の企画や販促を推進してきました。その経験も活かし、NEC Secure PaaS for Financeの企画・販促を推進しています。
中尾が話したように、NEC Secure PaaS for Financeは、これまでNECが金融業界のお客様と積み重ねてきたノウハウをもとに企画されたものです。
私は、お客様に提供できる価値や、安心感を丁寧に説明し、広く認知してもらえるように活動していきたいと思っています。

金融ソリューション事業部門 デジタルファイナンス統括部 主任 小出 基代

NEC Secure PaaS for Financeの“強み”とは

NEC Secure PaaS for Financeの“強み”は何でしょうか?

櫻間
NEC Secure PaaS for Financeの“強み”は、名前の通り“Secure”なところです。セキュリティ対策については、FISC(金融情報システムセンター)やAWSが提唱するリファレンスに則った形で、金融機関にとってのベストプラクティスをテンプレート化しています。今後、ガイドラインがアップデートされた時には、追随してサービスをアップデートしていきますので、お客様の手を煩わせることなく、継続的に強固なセキュリティ対策を取ることができます。

「NEC Secure PaaS for Financeの“強み”は何と言ってもセキュリティ」と話すメンバーたち

石田
櫻間の話につけ加えますと、サービスを導入して終わりではなく、NECのクラウド有識者のサポートにより、継続的にアップデートできる仕組みが整っているところが“強み”だと考えています。また、PaaSとして高機能なことはもちろんですが、今まで金融機関との開発実績やナレッジを積み重ねてできたサービスなので、お客様の企業価値につながる使い方や運用の仕方についてサポートできるところも“強み”だと思います。

https://cmsv16.onenec.nec.com/iw-cc/command/iw.livesite.select_single_existing_file?ceiling=//gwijpcms01/default/main/http-jpn.nec.com_tb/WORKAREA/1266fintech_work&hier_callback=window.opener.setDatum_0be216eee15094e8ee2d37568f8b306fc5f4edee&vpath=//gwijpcms01/default/main/http-jpn.nec.com_tb/WORKAREA/1266fintech_work/fintech/modernization/paas/interview/images
 「お客様の企業価値につながる使い方や運用の仕方についてサポートできるところも”強み“」と語る石田

小出
私は、実績をベースに作ったサービスであることが“強み”だと考えています。それは、これからクラウドを本格的に導入するお客様の安心感につながると思います。また、お客様のニーズをヒアリングして来た中で「クラウドサービスを試すにあたって、多額の予算が取れない」という声から、スモールスタートでお試しできるメニューを用意しました。

「まずはスモールスタートでお試しいただきたい」と話す小出

このような課題を持つ方におすすめしたい

―みなさんがNEC Secure PaaS for Financeを「このような課題を持っているお客様にはぜひおすすめしたい」とすると、どんなお客様をイメージしますか?

福田
「スピード感をもって新しくクラウドにチャレンジしたいお客様」におすすめです。新しいビジネス企画をすぐ試したい、ダメならどんどん改善していきたい。そうお考えのお客様は多いと思いますが、なかなか実現できないと悩まれることがあるでしょう。例えばスマホのアプリを作りたい、しかしインターネットにつなげなければいけない、するとセキュリティをどう担保するか、基幹系にもつなげなければいけないといろいろな課題が出てきます。そこで悩んでいる間に、世の中の流れが変わってしまいます。
先ほども言いましたが、そういった裏方部分はNECに任せていただいて、お客様にはどんどん新たに試したいことにチャレンジいただきたいです。

「チャレンジするお客様におすすめしたい」と語る福田

中尾
私は、「クラウド進出の足掛かりにしたいお客様」に向いていると思っています。システムを全般的にクラウドに寄せていきたいという思いはありつつも、セキュリティのリスクやクラウド専門要員の不足というところで、踏みとどまってしまうお客様がいらっしゃいます。
NEC Secure PaaS for Financeを使っていただくことで、クラウド専門家のサポートを受けながら安全にクラウドを使うことができ、クラウドがどういうものか知っていただけると思います。そこからお客様が他のクラウドサービスなども活用して、ビジネスを広げていくための足掛かりになれれば良いと考えています。
ここで強調したいのが、NEC Secure PaaS for Financeでは「運用をなるべく自動化する」ことにとても力を入れているということです。それにより、クラウド運用のためのシステム要員の負荷を大幅に下げることができます。その分新しいビジネスの創出に要員をシフトいただけるのではないかと考えています。

「お客様の新しいビジネスの創出機会を増やしたい」と話すメンバーたち

NEC Secure PaaS for Financeを担当する私たちの意気込み

―最後に、「もしNEC Secure PaaS for Financeに興味をお持ちになり、お声がけいただけたら我々はこんな風に取り組みます」という意気込みをそれぞれお話しください。

櫻間
先ほど、様々なセキュリティガイドラインに準拠したテンプレートを準備しているとお話しさせていただきました。もちろん、お客様にとってそれが最適であるかどうかが何より重要です。まずお客様の求めることを何でもお話しください。ご要望に添ってテンプレートのカスタマイズも柔軟にできます。私はお客様に寄り添った形でご支援ができたら良いなと思っています。

「お客様に寄り添った形でご支援していきたい」と話す櫻間

石田
最初にお話したように、いよいよ本格的にクラウドシフトを進めたいと考えるお客様は増えて来ています。そんな中、「クラウドの良いところをきちんと活用するためにも変わらないといけない」というテーマがお客様の中にも出てくるのではないでしょうか。 そこをサポートしたいと思っています。今までと何が変わるかということを、納得いただけるようご説明させていただきます。

福田
小さくスタートして大きく成長させることができるクラウドの良さが、そのままこのプラットフォームにも活かされています。ぜひNEC Secure PaaS for Financeでいろいろなビジネスにチャレンジいただきたいです。クラウドに不安をお持ちの場合もあるでしょう。コンサルティングから入り、導入後も私たちは並走してサポートいたします。お困りのことが出た時には何でもご相談ください。そこが我々NECの存在意義だと思っています。

中尾
今回、金融機関のお客様に最適なプラットフォームを提供できると自負しています。しかし、プラットフォームはあくまでプラットフォームであり、お客様のシステムやビジネスを成り立たせるためのベースでしかありません。お客様にはこちらが用意したプラットフォームを心配せずどんどん使っていただきながら、その上で、そのプラットフォームをどう活用するのかを一緒に考えさせていただき、伴走できればと願っています。

 「プラットフォームの活用についても伴走していきたい」と話す中尾

小出
NEC Secure PaaS for FinanceではAWSの利用を前提としていますが、NECAWSと提携しており、社内にAWSのスペシャリストが多数おりますので、安心してご相談ください。また、お客様のニーズに応じてラインナップを拡充していく準備もしております。お客様がクラウド化を推進していく際の様々な課題やニーズに対応できるメニュー整備を継続していきますので、お客様には安心して注力領域にチャレンジいただきたいです。

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(本記事は2024年9月時点の内容です)

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