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DX with NEC
社会価値を
創造する
NECの挑戦
かつての日常を取り戻すため始まった、前例のない大規模なワクチン接種。
厚生労働省とNECが作り上げたシステムが日本のワクチン接種を陰で支えていました。
プロジェクトの裏側を通して、DXの課題と本質について深く迫っていきます。
ワクチン接種
円滑化システムの開発
新型コロナウイルスが世界で猛威を振るった2020年。
大規模なワクチン集団接種を日本で実現するためには
国が適切にワクチンの分配量を算出する必要がありました。
そこでNECがワクチン接種の接種状況・物流・情報を
一元管理するクラウドシステム「V-SYS」の開発に着手。
NEC全社250名以上を巻き込む、3ヵ月のプロジェクトとなりました。
プロジェクトの課題
課題1
ローンチまで
僅か3ヵ月
ワクチン接種の緊急性から、期限は僅か3ヵ月。一方で、流通・配分システムが無い状態からのスタートでした。
課題2
「公平な」分配
システムの実装
限られたワクチンに対し、どの市町村にどれくらい配布するべきか。「公平な」分配を考える必要がありました。
課題3
10万人以上
の接種関係者
関係者は10万人以上。全員がシステムを使えるようになるための、運用面の整備も重要になりました。
課題4
従来の体制や制度、DX化の遅れ
日本ではセキュリティの観点から、システムの電子化が進んでいない箇所があるなど、従来の制度や体制に課題が残っていました。
また通常のプロジェクトでは数年かけて予算~仕様をドキュメント化して作り上げるスピード感。今回のプロジェクトはそれらの常識ごと打破する必要がありました。
NECプロフェッショナルの思考と解決プロセス
課題解決の取り組み
取り組み1
社内外の
プロジェクト体制
250名以上のNEC社員を動員し、営業・開発・運用チームともに横軸で連携。また厚労省様とも一体となり素早い合意形成を構築していきました。
取り組み2
機械と人間
双方のジャッジ
分配量の計算はあえて「AIを使わない」という判断に。人と機械の両軸から最適なワクチン配分を算出しました。
取り組み3
運用業務を
粘り強くサポート
接種関係者からのお問い合わせを受けながらアジャイルでシステムを更新。業界ごとに異なるマニュアルを制作し、利用者が使いやすい仕組みを整えました。
実装から運用までわずか3ヵ月で実現
課題を根本から解決するNECのSaaS DX支援
本プロジェクトを通してNECは、新しい業務プロセスの迅速な設計、並びにシステムを構築。
また構築後も高速でPDCAを回し、カスタマーへの粘り強いサポートと再構築を支援しました。
データ変化に対応できる多彩なDX人材を軸に、お客さまの課題解決をサポートします。
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