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新たな飛躍の年に~変革を続け、未来を拓く

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2026年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、そして世界で様々な困難に遭っている方々が1日でも早く安心な暮らしを送れますよう、心より祈念申し上げます。

2025中期経営計画の実行期間も残すところ3か月となりました。5年前に前中計を完遂した際には営業利益率5%にまで改善しましたが、それが今年は10%レベルへと飛躍しています。これは地道な改善の積み重ねや、様々な企業変革の成果です。

業務プロセスの見直しまで含めた基幹システムの刷新による、データドリブン経営の推進。先進テクノロジーをまず自社で使い込んで知見を蓄える「クライアントゼロ」の浸透。こうした成果も含めたノウハウを組み込むことで、お客様のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を成功に導く「BluStellar」(ブルーステラ)は、NECならではの個性がより明確になっています。

2025年にはサイバーセキュリティの事業体制を強化したほか、NECネッツエスアイの株式公開買い付け(TOB)など上場子会社を含むグループ会社の機能統合・強化も進展。さらにグローバルにも新たな成長基盤を築くために米国での大型買収を決定しました。

「NECは何の会社なのか」。社会価値創造型企業として歩み始めてから、社内外から絶えず問われ続けてきました。企業変革を進めるにつれ、国際社会の趨勢に伴ってテクノロジーの位置づけが変わるにつれ、ある答えに収斂しています。それは「AIとセキュリティを中核にした技術実装により、社会のDXと経済安全保障に貢献する会社である」ということです。私たちが有する世界的にもトップレベルのテクノロジー、DXと経済安保領域に広がる事業ポートフォリオ、その実装・運用ケイパビリティ、そしてお客様をはじめとする様々なステークホルダーからの客観的評価を総合して導き出された、自他ともに認める役割です。

この役割に基づいた社会価値創造への期待感や、約束した数値目標をしっかり達成し続けている実績。これらを背景にした株式市場からの評価は、かつて半導体やコンピュータで隆盛を極めた「第二の創業期」を上回り、新たな領域に足を踏み入れています。

「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指す」という私たちのPurpose(存在意義)の実現のため、グループが団結して歩んできた変革の道のりは、正しかったと考えています。しかしまだまだ道半ばであり、次期中期経営計画でもさらなる高みを目指します。そのために、絶えず変化する社会のなかで、私たち自身も変わり続けることを変えずに、新たな価値をお届けしていきます。

AIを中心とする先進テクノロジーの数々を、セキュアかつセーフティな環境で最大限に活用できる体制を提供し、安心と革新を共に実現するITサービスをお届けします。また、経済安保の観点では、海底から宇宙までを含む通信領域や防衛領域、デジタルインフラにおける安全・安心を担保します。これは日本を守るだけでなく世界への貢献にもつながります。グローバルでは、強みをもつ領域での勝ち筋を狙った事業展開を強化していきます。さらにはAIによる大きな革新が期待される創薬などの新規領域においても事業化を進めます。

価値創造を実現し続けるには、NECグループ一人ひとりの自律的かつ高い志を育んでいくことが不可欠です。広い視野のもと考え、柔軟な発想のもと学び、力強い意志のもと実行する。そしてインテグリティ(誠実さ)に裏付けられた謙虚さと倫理観をもつ。こうした人材から成る組織だからこそ、テクノロジーを正しく使い、社会から信頼され、明るい発展に貢献していくことができます。経営者の大きな責任として覚悟をもって取り組んでいきます。

2026年は5年間の企業変革を総括し、新たな挑戦の幕が開く重要な年です。この時代に自分たちがもつ価値と向き合い、自分たちだからできる社会価値創造を追求していきます。

これからのNECグループに、ぜひご期待ください。

2026年1月5日
NEC 取締役 代表執行役社長 兼 CEO
森田 隆之

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