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「宇宙を舞台に働く楽しさ知って」NEC若手が女子中高生に伝える、”理系”の魅力
2025年10月3日

いわゆる”理系”、特にSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)領域におけるジェンダーギャップは根強く、日本はこの領域で学ぶ女子学生の比率が国際的に低いと言われています。一方、テクノロジーを強みとするNECにとってSTEMは得意領域。NECで活躍する若い世代と、これから進路を選ぶ女子中高生が交流すれば、新たな発見が生まれるかも──。今回は「宇宙を舞台に働く」をテーマに、NECの女性社員が仕事の魅力を語りました。参加した学生たちに芽生えた心の動きとは。
未来の「あたりまえ」をつくる仕事の面白さ
「国際宇宙ステーションで使うロボットアームの設計をしています」というNEC社員の自己紹介に目を輝かせる学生もいれば、「子どもの頃に望遠鏡で見ていた宇宙の仕事に、文系の道からでも関われることに感動しています」という話に深くうなずく学生も。

8月21日、東京・港区のNEC本社で開かれた「Girls Meet STEM」の一場面です。山田進太郎D&I財団が企画するこのプログラムにNECは2024年の開始当初から参画。約40人の学生が集まった8月のプログラムで、NECから登壇したのはエアロスペース・ナショナルセキュリティビジネスユニットの女性社員3人です。半世紀以上日本の宇宙開発を支えてきたNECでは、宇宙事業の拡大とともに活躍する女性も増えつつあります。
自己紹介も兼ねた前半で、営業を担当する榎本 菫は「将来どんな衛星があったらみんなの役に立つかを考えるのが面白い」と仕事の魅力を紹介。入社2年目でNECの人工衛星ASNARO-2の管制を担当する田之上 菜美は「安全・安心な暮らしを宇宙から見守る仕事にやりがいを感じています」。同じく入社2年目、宇宙で動く機械の設計などを担当する立川 璃子は「未来の『あたりまえ』を創れる可能性があるのが楽しい」と話しました。

「難しそう」から「私も頑張れそう」へと変化
後半は6グループに分かれて交流。「文系理系はどうやって選んだんですか」「歴史の勉強は理系でも役に立つのかな」といった学生の質問に、「得意不得意じゃなくてやりたいことで決めたよ」「どんな勉強でも最後は役に立つ」と社員が実感を込めて答えました。


交流を通じてささやかな変化も生まれています。学生たちに感想を尋ねると「難しそうな仕事だと思っていたけど、働く人がフレンドリーで、私も頑張れそう」「今まで進路のイメージがわかなかったけど、文系でもSTEM領域で活躍できることを知って可能性を感じた」といった声が続々。NECの印象が変わったという学生もいました。「お堅い印象だったけど、『社会のため』という芯が通った会社なんですね」。
一方、参加した社員たちも「自分自身あらためて頑張ろう!という気持ちになれた」「いっぱい経験を積んで自分で考えた答えに自信が持てるように勉強していきたい」と刺激をもらった様子。
社会価値創造。これはNECのPurpose(存在意義)でもあります。今回の将来を考える学生たちとの共感の輪の広がりは、一人ひとりの可能性の発揮の一つのきっかけに。そしてNECとしての新たな社会価値の創造にもつながっていきます。
