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暮らしを支えて50年 NECソリューションイノベータのエンジニア集団がDXをリード

時代の変化に対応しながら暮らしを支え続けてきたNECグループ。その中でも国内トップクラスのエンジニア集団を擁するNECソリューションイノベータは、暮らしの土台となるITサービスを支えるのに欠かせない存在となっています。2025年9月に創立50周年を迎えたNECソリューションイノベータとともに実現してきた「社会価値創造」と「持続可能な社会」を、最前線にいるエンジニアたちの取り組みと、トップの言葉から読み解きます。

全国の拠点に特色 「エンジニアの専門性と実行力が強み」

NECソリューションイノベータとはどんな会社ですか。この問いに、社長の岩井孝夫は創立50周年のインタビューでこう言い切ります。

「NECグループのITサービスの中核を担い土台を支えるのが、まさにNECソリューションイノベータのエンジニア一人ひとりの専門性と実行力です」

50周年の記念誌も制作中

国内トップクラスとなる1万人を超すエンジニアを擁するだけでなく、官公庁や自治体、民間企業など多方面の業種・業務をカバーしているのも「強み」の一つ。対象となるITサービスは人々の暮らしに直結する大規模なシステムも多く、止まらない日常を支えています。また、北海道から沖縄まで全国約30か所の主要拠点にエンジニアが在籍し、各地のシステムやサービスに関わっているのも特長。NECグループの一員として基盤技術に加えてAIや生体認証、セキュリティといった最先端の技術まで幅広く対応できます。

50年の歴史は本社ロビーでも紹介されている

こうした強みをNECソリューションイノベータは半世紀かけて育んできました。1975年、NECのコンピュータ事業を支えるソフトウェア開発機能が分社化され、95人体制でスタート。全国展開された各社が段階的な統合を経て、2014年に7社が統合されてNECソリューションイノベータという社名に。この間、北陸はサイバーセキュリティ、広島はJava系ミドルウェア、長野はデータベース分野、といった拠点ごとの特長も磨いてきました。

もう一つの大きな特長は、ほとんどの案件でNECとNECソリューションイノベータが手を携えていること。チームワークの様子を、日本の治安を支えるシステムを例に見てみます。

日本の治安を支えるシステム 「当事者意識」と「やりきる力」

ご紹介するのは「指掌紋を利用した生体認証システム」です。1970年代に指紋認証技術の研究に着手、1980年代に実用化。後に掌紋認証技術も導入し、40年以上にわたり、社会の安全・安心に貢献し続けています。

「NECソリューションイノベータがいるから成り立つ事業であること」。仕事のポリシーをこう語るのは1999年の入社以降、指掌紋生体認証システム開発一筋の後藤政次です。エンジニアとしての技量を活かしつつ2020年代の大幅更改ではプロジェクトマネージャー(PM)も務めるなど、システムの管理や構築を担っています。

NECソリューションイノベータ 後藤政次
NEC 桑澤祥子

これに対しNECは戦略全体を担いフロントに立つ立場。数年ごとにNECのメンバーは入れ替わりますが、NECソリューションイノベータは、このケースでは後藤のような長期のエンジニアを配置することで、全体で技術やノウハウを継承。PMも交互に担い、後藤からPMを引き継いだNECの桑澤祥子はNECソリューションイノベータのメンバーについて「NECと同じ責任感でやりきってくれる」と語ります。驚いたことはもう一つ。「ものすごくフラットに意見を言うこと。時には言い合いになるくらい(笑)」。当事者意識は際立っているといいます。

安全・安心な社会を守り続けるためには、安定した運用と絶え間ないアップデートが必要です。新しい技術をとりいれたり、ほかのシステムと連携したりと、安定運用だけでなく大幅な刷新にも対応できた最大の背景は「お互いの強い当事者意識とお互いを尊重するチームワーク」と後藤と桑澤は口をそろえます。

暮らしから宇宙まで 次の50年も新しい価値を「届けきる」

「これまで当社はNECからの案件を担う『受託側』とみられがちで、マーケットから一歩引いた存在に映ることもありました」と社長の岩井。「しかし」とこう続けます。「ITサービスで真に重要なのは、サービスや価値を『届けきる力』です。その実行を主体的にリードし、着実に進化していくことがNECグループ全体の成長につながります」

50周年の社内企画で、NECソリューションイノベータ「らしさ」を見直す意見交換がありました。現場の社員から経営層までの声から浮かんだ共通のイメージをいくつか紹介すると「技術力」「実直」、そして「最後までやりきる」姿勢。岩井の語る「届けきる力」は社員の誇りでもあります。さらには、お客様の要望に応えるだけでなく、それを上回る価値を「届けきる」ことにも挑戦し続けています。

NECグループの一員として社会価値創造への貢献は、指掌紋生体認証システム以外にも消防指令、コンビニのチケット販売、空港DX、衛星測位システム「みちびき」など、身近な暮らしから宇宙にまで及んでいます。最近では2025年大阪・関西万博の電子マネー「ミャクぺ!」のシステムも携わっています。

NECソリューションイノベータ 代表取締役 執行役員社長 岩井孝夫

デジタル化が加速する中、生成AIをはじめとするITサービスは活用の幅が拡大の一途をたどっています。だからこそ「私たちがエンジニアリング力を生かして新しい価値を社会に届ける存在であり続けたい」と岩井は力を込めます。次の50年へ。NECと一丸となってNECソリューションイノベータは進化をつづけていきます。

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