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イノベーション創造を加速する新棟着工 世界の仲間を「固結びする」NECの仕掛けとは

NECとイノベーションを生み出すための新たな「場」を、川崎に──。NECグループは新規事業創出を目指すイノベーションの拠点として「NECイノベーション新棟(仮称)」を建設します。イノベーションを起こすため、NECグループ、産官学、そして世界中の多様な人材を「繋ぐ」だけでなく、「固結び」する拠点となるこの新棟。「固結び」というキーワードに込められたココロについて、深堀りします。

なぜ「今」なのか リアルもバーチャルも兼ね備えた「場」を

「COVID-19(コロナ禍)を経て、新しい生活や新しい仕事のスタイルが生まれつつある今こそ、新棟を建てる良いタイミングなんです」

NECのイノベーションをリードする組織のトップであり、CTOの西原基夫(グローバルイノベーションビジネスユニット長)は、こう話します。

2023年6月2日、NEC玉川事業場の敷地内で、新棟の起工式が行われました。NECグループは Purposeの実現と新たな成長事業の創造のために、330億円を投じて新棟を建設します。イノベーションを起こすための大きな投資です。

リモートワークが浸透し新しいワークスタイルが広がった。一方で、リアルで顔を合わせることで生まれる化学反応の価値も再認識した──。「新棟では両方の良さを生かしてイノベーションを加速します」と西原は力を込めます。NECグループ内だけでなく世界中から技術者やニーズを持った人が集まる拠点となる、それがこの新棟です。

まずは世界。例えば、日本に拠点がない世界中のスタートアップやパートナーが集まるリアル・バーチャルな場を提供。多様な人材を繋ぎます。NECグループ内では、玉川事業場以外の本社や各拠点に分かれている、最先端技術や新事業の開発などイノベーション創出に関わる各組織をここに集約。部門間の連携を強化します。研究と事業開発の相乗効果で、イノベーション創造をさらに加速します。

世界中の仲間を巻き込むために 実証と共創を前提とした設計に

「ある意味、新棟は実証実験を行うための『特区』です」と西原は強調し、こう続けます。「普通の建物とは全然違うコンセプトなんです」

イノベーションには実証実験は不可欠です。これまでのNECグループの建物は、オフィスビルとしての使い方を前提に建ててきましたが、新棟は世界中のパートナーが集まる場として、そして実証実験を行う「共創の場」であることを前提として建設します。

実証実験を前提としたつくり、それはつまり様々なDX(デジタル・トランスフォーメーション)対応ができるつくりです。例えばセンシング機器を設置しやすいスケルトン天井を標準として整備。IoT によりあらゆるデータを収集、分析が可能になりDXを実現します。また、外部のパートナーや研究者なども利用が可能なフレキシブルなセキュリティ設計とし、NECの先端技術の実証が可能なフロアを2フロア備えています。

大学や研究機関、企業、そしてスタートアップなど多様性のある世界中の仲間たちを巻き込むことを想定した空間。「ここまでオープンで、研究、技術、事業開発、営業まで、イノベーションを通じた社会価値創造の全ての活動を想定した空間はなかなか見たことがない」と西原は話します。

「繋がる」の先にあるものは この新棟だからできること

NECグループの新たな働き方改革「Smart Work 2.0」を推進する設計もふんだんに含まれています。建物全体にチームメンバーとの協業のホームグラウンド「Communication Hub」と社内外のメンバーが集う共創空間「Innovation Hub」を設け、顔認証などの様々なデジタル技術も実装します。また、中心部を吹き抜けとし内階段を設け、利用者間の交流やコミュニケーションを促します。

2025中期経営計画の実現を通過点とし、新たな成長事業の創造を目指すNECにとって、新棟はイノベーションの創造を加速するために必須の拠点です。

NECグループ内のメンバーが組織の壁を越えて集い、部門間の連携を加速する。そして、オープンイノベーションを前提として世界中から多様な人材と仲間が集まり、繋がる。そして「ただ繋がるだけじゃなく、しっかり結ぶこと、つまり固結びすることが大事です」と西原は言います。実証実験やコミュニケーション促進といった、繋がった次のステップにつながる仕掛けが満載の新棟、この場だからこそ生み出せるイノベーションを、NECは見据えています。

「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指す」。新棟は、このNECのPurpose実現に向けた一つのフラッグシップでもあります。

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