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テクノ・マインド株式会社様

NECのクラウドを自社データセンターに設置
安心のサービス基盤を1/2の期間、初期投資なしで構築

(左)テクノ・マインド株式会社 中村 真次氏/(右)伊藤 寛氏

テクノ・マインド様は、「NEC Cloud IaaS /Partner Model(パートナーデータセンター内設置型)」を利用して、新たなクラウドサービス基盤を構築しました。ハウジングと連携したハイブリッドな環境も実現可能となっており、多様なシステムのクラウド化要求にも対応可能です。

NEC Cloud IaaS/データセンター パートナープログラムを活用して実現したサービスについてお聞かせください。

テクノ・マインドは、宮城県や山形県を中心に東北地方の自治体や官公庁、企業に対して、様々なITソリューションを提供しています。中でもSaaSなどのクラウドサービスの需要が拡大しており、そのサービス基盤として「NEC Cloud IaaS /Partner Model(パートナーデータセンター内設置型)」を活用しています。

なぜ、パートナープログラムを利用しようと考えたのでしょうか。

自社構築した既存のサービス基盤は、機器の老朽化に伴い、簡単には拡張することができませんでした。今後のビジネスの成長を支えられる新たなサービス基盤の構築が急務でしたが、新しいサービス基盤を構築するには、ハードウェアやOS、仮想化のためのソフトウェアなどを選定し、設計・開発・構築・評価などのプロセスを経なければなりません。検討を行った時点では、約半年はかかる見込みでした。また、調達コストも膨大で大きなネックとなっていました。

NECのサービス、パートナープログラムを採用した理由をお聞かせください。

NEC Cloud IaaSのスタンダードサービスと同じ仕様のインフラをダウンサイジングして、パートナーのデータセンターに設置。ハードウェアなどの基盤部分はNECが自社資産とし、遠隔から運用を行ってくれ、私たちはクラウドサービスの開発や販売に専念できる。
このサービス基盤なら、私たちの要件に合致していている上、すでに多くの実績によって、柔軟な拡張性や性能、信頼性を担保されたNEC Cloud IaaSと同じ仕様の基盤を利用でき安心感も絶大です。

現在の利用状況と成果をお聞かせください。

現在は新しいサービス基盤を利用して、企業向けの「マイナンバー運用トータルサービス」や「メンタルヘルスサービス」など、8つのサービスを運用しています。期待通りの性能と信頼性で大きなトラブルなく稼働を続けています。
自分たちで構築する場合の計画に比べて、利用開始までにかかる期間は約1/2に短縮。コスト面では、利用に応じた月額課金となるため初期投資が不要となりました。プロジェクトメンバーも、当初は社内エンジニアを含む規模の大きなチームを想定していましたが、クラウド基盤導入に対する技術面でのサポートや設置作業などはNECが実施してくれるため、プロジェクトの管理を担当する3名だけで対応することができました。運用開始後も基盤部分の運用は、NECが担うため、データセンター運用要員の2名で対応できています。
性能、信頼性、拡張性に優れたサービス基盤が実現したことで、社内の意識も変わりました。ポータルを通じてサーバのプロビジョニングをすぐに行えることから、顧客から急なサービス利用要求などがあった場合にも柔軟に対応可能。お客様の相談に対して、まずはクラウドで解決できないかを考える、まさに『クラウドファースト』が定着しています。

導入時のNECのサポートはいかがでしたか。

設置に当たっては、NECと綿密なミーティングを重ね、ビジネスの状況や将来的なビジョンなどを共有しながら他インフラとの接続形態などを検討して、テクノ・マインドIDCのハウジング環境と「NEC Cloud IaaS /Partner Model(パートナーデータセンター内設置型)」をLAN接続する設計としています。
OSや性能要求などの観点でクラウドには移行できないシステムもあります。ハウジングをクラウドとLAN接続できるようにしておけば、Webサーバはクラウド、データベースをハウジングに設置して連携させるなど、ハイブリッドな利用が可能になり、お客様の多種多様なシステムに対応できるからです。
性能、信頼性に優れている上、様々な要求に対応できる。新しいクラウドサービス基盤に大きな手ごたえを感じており、2セット目の追加設置も検討しています。この基盤を軸にして、共に新たなビジネスを立ち上げるなど、NECとの関係をより強化していきたいですね。