三信電気様

「DC in DC」でNECデータセンター内に
「SANSHIN DATA CENTER」を構築

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(上段左から)三信ネットワークサービス 松浦 孝明氏/飯田 貴典氏、三信電気 堀江 英生氏
(下段左から)三信電気 鴨下 光夫氏/高野 裕之氏

NECの神奈川データセンター内に「SANSHIN DATA CENTER」を構築した三信電気様。NECのパートナープログラムを活用し、高まるクラウドニーズにも対応できる柔軟なビジネス基盤を手に入れています。

NEC Cloud IaaS/データセンター パートナープログラムを活用して実現したサービスについてお聞かせください。

三信電気は、半導体、電子部品を取り扱うデバイス事業、そして、ITインフラの構築を中心にお客様の情報戦略に貢献するソリューション事業の2つを事業の柱としています。近年、ソリューション事業は飛躍的に成長しており、クラウドを活用したいという要望も非常に増えてきました。

そこで、NECのデータセンターのフロアの一部を当社の専用スペースとして割り当ててもらい、68ラックのスペースを持つ「SANSHIN DATA CENTER」として運用。お客様からのクラウド活用、および、ハウジングニーズに対応しています。

なぜ、パートナープログラムを利用しようと考えたのでしょうか。

SANSHIN DATA CENTERを構築する以前、お客様からクラウドやハウジングなどの要望があった場合は、その都度、予算やシステム要件などを考慮し、他のパートナーが提供しているものも含む、様々なデータセンターを用いた提案を行っていました。

その結果、お客様のシステムが各地に分散。当社の運用保守担当者は、定期メンテナンスやトラブル対応のたびに、データセンター間の移動を繰り返さなければならず、非常に非効率な状態となっていたのです。

お客様のシステムを集約し、なんとか効率化したいという思いはあるものの、当社の事業規模では、自社データセンターを建設するということは現実的ではありません。

そこで、NECの新たなデータセンター「NEC神奈川データセンター」の一部を「DC in DC」として利用することに決めました。

NECのサービス、パートナープログラムを採用した理由をお聞かせください。

まず、なんといっても「DC in DC」という魅力的な提案をもらえたこと。そして、データセンターの堅牢性や安全性です。最新のファシリティで災害時の備えも万全な上、エントランスからサーバルームまでの間には、顔認証など、NEC独自の最新技術も活用した何重ものセキュリティが施されています。このファシリティの強みは、データセンターを見学したエンドユーザ様も必ず感心されます。

さらに、当社のSANSHIN DATA CENTERに入室する際には、独自のセキュリティゲートを設け、セキュリティをより強化することも約束してくれました。

また、同一データセンターで「NEC Cloud IaaS」が提供されている点も魅力的でした。

ハウジングを利用されるお客様の中には、当然、クラウドも利用したいというニーズを持つお客様もいらっしゃいます。それに対し、NEC Cloud IaaSが同一データセンターで提供されていれば、柔軟に対応することができます。「IaaS+ハウジング」のハイブリッド環境の提供は、これからのクラウドビジネスにとって今以上に重要になっていくと考えています。

加えて、システムの運用保守については我々が対応しますが、ハードウェア保守についてはデータセンターに常駐しているNECのエンジニアが対応してくれる点も安心感がありました。

SANSHIN DATA CENTERの特長をお聞かせください。

  1. シェアドラックサービス
    1ラックを複数のお客様で共有利用することで、低コストにデータセンターをご利用いただけます。
  2. エンジニアが運用するデータセンター
    エンジニアが運用を行うことで、多様な要望に柔軟に対応することができ、お客様の運用コストを削減することができます。
  3. 利便性が高いネットワークサービス
    インターネット接続を始め、マルチクラウド利用や遠隔地へのDRサイト構築を容易に実現する、高品質なネットワークサービスを提供いたします。

現在のビジネスの状況、ならびに今後の展望をお聞かせください。

1ラックごとの貸し出しのほか、1ラックを複数のお客様で共有するシェアドラックサービスも提供しています。これから発生する新たな提案のベースとするのはもちろん、既存のお客様についても、現在のデータセンターからSANSHIN DATA CENTERへの移行を進めていきます。

また、今後は、IaaSの提供のほか、我々が持っているパッケージをSaaS化して、業界クラウドとして提供するなど、様々な可能性を検討しています。

当社のソリューション事業を成長させていく上で、NEC Cloud IaaS/データセンター パートナープログラムはなくてはならない存在です。