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国枝慎吾 × 佐藤淑乃 最強対談
No Borders for Dreams Vol.4
トップアスリートが語る“挑戦へのヒント”
NECは、「誰もが夢を抱き、挑戦できる社会」の実現を目指し、30年以上にわたり、車いすテニスを応援してきました。
「No Borders for Dreams」シリーズでは、国枝慎吾さんとともに、車いすテニスの魅力や挑戦する人々を紹介。挑戦の物語を通じて、誰もが“自分の夢に一歩踏み出す”きっかけを届けていきます。
シリーズVol.4では、No Borders for Dreams 特別企画の最強対談「国枝慎吾 × 佐藤淑乃(NECレッドロケッツ川崎)」の様子をお届けします。トップアスリート2人が語る「挑戦」と「支え合い」。仕事にも日常にも効くヒントが凝縮された映像からご覧ください。
【動画】国枝慎吾 佐藤淑乃 最強の2人が語る挑戦のかたち(24:07)
続く記事では、対談本編と対談後に語られたトップアスリートの言葉をひもときながら、イベントのエッセンスを紹介します。
“挑戦”を語る対談に、高まる関心

2025年12月、NEC玉川事業場のイベント会場に、多くの社員とその家族が集まりました。NECグループ社員とその家族に感謝を届ける「NEC Happy Holidays」の連動企画に登壇する、国枝慎吾さんと佐藤淑乃選手を待つためです。事前に寄せられた質問には“挑戦”や“プレッシャー”に関しての内容が多く、社員一人ひとりが“挑戦”を自分ごととして捉え、本イベントに対して高い関心と期待を寄せていたことがうかがえます。
特別対談ダイジェスト―2人が語った挑戦との向き合い方
対談では競技の枠を超えて、挑戦し続けるための考え方や姿勢が語られました。
―挑戦とは

国枝さん 挑戦というのは、人生の中でもすごく大きなキーワードです。2位・3位の頃は1位を倒すために挑戦してきましたし、1位になってからもアップデートし続けなければいけない。でも勝っていると敗因が見えなくなることもあります。だからコートを離れたときこそ、自分を疑い、分析してアップデートすることを大切にしてきました。
佐藤選手 私は現役なので常に成長を求めています。負けた試合から課題は多く見つかりますが、勝った試合こそ「何が悪かったか」を探すようにしています。勝って満足しないで、新しいことに挑戦し続けたいです。
―世界へ挑戦。そのきっかけ
国枝さん 高校1年生で初めて海外遠征に行ったとき、世界のトップ選手はすでにラケット一本で生きていました。日本とのレベルの違いに衝撃を受け、最初の夢は強い彼らとネットを挟んで打ち合いたいというものでした。3年後にその夢はかないましたが、6-0 6-0で完敗。そこから世界への挑戦が本格的に始まりました。
佐藤選手 大学3年で初めて日本代表に入りました。世界のブロックは信じられないほど高くて、スパイクが決まらない時期もあり、落ち込むこともありました。
―世界に向けた目標。そして成長

佐藤選手 最初は「試合に出続けたい」という目標でしたが、代表で試合に出られるようになってからは「メダルが取りたい」という目標に更新されました。目標が変わるたびに、自分の成長を感じます。それでもメダルのかかった試合になると、相手のギアが一段と上がります。そういう中で勝つために大事にしていることは何かを国枝さんに聞きたいです。
国枝さん 僕はパラリンピックで勝つことを最大の目標にしていました。そこで普段以上のギアを入れるために、メンタルトレーナーと「セルフトーク」を作ったんです。
“I know what to do.(やるべきことは分かってる)”
“I can do it.(俺はできる)”
“Let’s go!”
ポイントごとに唱えて、自分を前に進めていました。
―人生の転機は
国枝さん 僕の人生の転機は、すべてのパラリンピック。勝ったとき、挫折したとき、そのたびに生き方が変わりました。
佐藤選手 大学で「勝つ楽しさ」を知ったこと。代表で「通用しない自分」を知ったこと。
NECで世界のトップ選手を目の当たりにしたこと。この3つが転機でした。
―夢を持つ意味とは。挑戦し続ける価値

国枝さん 引退して目標を持つことの大切さを痛感しました。何かを追っているときこそ、人生は一番楽しい。英語にも挑戦し、アメリカ代表の指導も始めました。
「人生は一度きり。できるだけ多く、挑戦していたい」それが今の思いです。
佐藤選手 私は短期的な目標を大切にしています。スポーツ以外でもいろいろ挑戦しています。夢や目標は「自分を楽しませてくれる存在」だと思っています。
一人ひとりの挑戦がチームをつくる

挑戦を続けるうえで大切なのは、特別な覚悟や強さだけではありません。対談後の質疑応答の中で、「チームとの関係性」についても話が及びました。
佐藤選手は「チーム内の関係性は、そのままプレーに出る」と語り、伝え方やタイミングの大切さに触れました。国枝さんは「雇っている立場であっても、コーチから“違いますよ”と言ってもらえないと成長しない」と、立場を超えた対話の必要性を強調します。迷いながらも前に進み続けること、そしてその歩みを支える環境や家族、チームの存在がいかに重要かを2人は示しました。
一人ひとりが挑戦し続けることで、チームも強くなる。その土台には、安心して意見を交わせる関係性が欠かせない——この視点は、多様な生き方、またビジネスの場面にもそのまま重なります。
「挑戦は難しいことではない。『今日はこれをやる』と決めて一歩を積み重ねること。忙しい日でも“5分だけ”でも続けることが大事」と国枝さんは語っています。
トップアスリート2人の言葉は、ビジネスや日々の生活で、挑戦へ踏み出す小さな一歩を後押ししてくれるはずです。

