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最先端のAI技術を用いた個別化がんワクチン開発 [02:58]
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がんは患者さんによって治療に対する反応が異なる「多様性」のある病気です。
これまでに様々な治療法が開発されていますが、より優れた治療法が今も尚、求められています。
NECはこのニーズを満たすべく、AIとICTを活用した新しい治療法の実現を目指して研究開発に取り組んでいます。
NEC が目指すのは、患者さん一人ひとりのがんに着目する「個別化がん免疫療法」です。
がん細胞は遺伝子変異によって生まれます。
まず患者から取り出されたがん細胞の遺伝子を次世代シーケンサーでデジタル化します。
デジタル化された膨大な遺伝子情報から変異の箇所を特定。
特定したそれらの変異から、NECは独自の最先端AI技術を用いてがん細胞の表面に現れる個人特有のがんの目印を予測します。
予測された「がんの目印」は、体内に投与されると、
樹状細胞に取り込まれ、がん細胞を殺傷する能力をもつT細胞に伝達されます。
T細胞は体内を流れて、樹状細胞から伝達された「がんの目印」と
同じものを自身の表面に提示しているがん細胞の元へ向かいます。
がん細胞を見つけたT細胞は、そのがん細胞だけを狙って攻撃し、排除します。
このように、NECが取り組んでいる研究開発は、患者の遺伝子情報をベースに、ヒトの体がもつ免疫の働きを利用してがんを治療する方法です。
さらに、NECはICTを活用し、患者のデジタル化された遺伝子情報をハンドリング。
がん細胞の検体採取から治療が行われるまでの、すべてのプロセスにおける安全な管理を、NECのICTが実現します。
私たちは、患者さんとそのご家族が、安心して治療を受けられる社会の実現を目指していきます。
Orchestrating a brighter world
NEC
概要
NECグループでは最先端のAIとICT技術を活用した創薬事業に着手し、
世界トップクラスのネオアンチゲン予測パイプラインの強化に務め、
世界中の患者さんのために個別化がん免疫療法の治療効果を最大限に引き出すことを目指します。
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(2023年5月22日)