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大林組様 大裕様と共同開発!土砂の積込作業を自動化するバックホウ自律運転システム [02:53]
音声テキスト
株式会社大林組
ロボティクス生産本部 担当部長
岩下 正剛氏:
我々の生産現場というのは、熟練の技能労働者によって
支えられているというのが現実であります。
これから、やはり少子化などによって我々建設業に対する
就業人口が減っていくのではないかとそういう懸念があります。
そのために、遠隔ですとか自動・自律、
そういった技術を構築することによって、
みんなが入ってくれる魅力ある生産現場というのを目指して、
今、我々はそういった開発を進めている次第です。
NEC
新事業推進本部 部長
印南 貴春:
今回の実証実験におきましては、土砂ピットに堆積した土砂を
実際のバックホウで掘削して、ダンプに積み込む、
この一連の作業を自動化してまいりました。
現場に複数のセンサーを設置して、それをネットワークを介して
統合するネットワークドコントロールシステム。
さらにはその上がってきたデータを分析して
最適なモデルを生成し、そこを緻密に制御していく適応予測制御、
この2つの技術を使用しております。
この現場で特有な荷姿整形、および積み込み重量の調整、
そして、かき寄せ動作という、すごく難しい動作を
NECの技術を使って実現することによって、
オペレーターがシステムに介在する動作をできるだけ少なくしていく、
そういうことにも取り組んでまいりました。
遠隔から一人のオペレーターが、複数台のバックホウを監視することができる。
これによって、より生産性が向上できるシステムを実現してまいりました。
株式会社大林組
ロボティクス生産本部 担当部長
岩下 正剛氏:
従来はプラントの中での自律運転の開発を行っていたんですけども、
今度は明かり工事という青空の下でというか、
実施工の中で使うという計画を進めております。
これは社内だけではなく、社外でも大変注目を浴びている開発でありまして、
NECさんと一緒に、また大きな成果が得られるように、
頑張っていきたいと思っております。
NEC
新事業推進本部 部長
印南 貴春:
今後はこの開発成果をさまざまな業界に適用することによって、
この産業の自動化というものを促進し、
さらには現場産業DXを加速させることによって、
サステナブルな社会の実現に貢献してまいりたいというふうに考えています。
Orchestrating a brighter world
NEC
概要
NECは、大林組様 大裕様と共同開発した「new windowバックホウ自律運転システム」を、トンネル工事現場にて土砂の積み込み搬出に適用する実証実験を行いました。建設業における生産性向上、働き方改革を実現するにあたっては、ICTを活用した施工や、生産プロセスそのものの変革が重要であり、建設重機の自動化や遠隔操縦、自律化に大きな期待が寄せられています。この開発成果をさまざまな業界に適用することで、産業の自動化を促進し、さらには現場産業DXを加速させることで、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
関連リンク
(2021年12月14日)