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衛星SARを活用し、お客さまと共に災害に強いまちづくりを:十文字奈々さん [02:55]
音声テキスト
道路、橋、空港、崖…
私たちの身近なまちの安心安全を、NECは宇宙から見守っています。
今回は、NECが保有する人工衛星「ASNARO-2」などに搭載された「衛星SAR(合成開口レーダ)」を使ったモニタリングサービスの企画・販売に奮闘する若手社員に話を聞きました。
「衛星SAR(合成開口レーダ)」は、天候や昼夜を問わず、地上や洋上を高精度に観測が可能。観測対象までの距離をミリ単位で計測・撮影できます。
2022年2月、NECは「衛星SAR(合成開口レーダ)」の技術を活用した「防災まちづくりに関する協定」を川崎市と締結。
市内に多数存在する崖の変動や、災害発生時の被災状況を広範囲に把握するなど、川崎市と共に、災害に強いまちづくりを目指しています。
NEC
電波・誘導統括部
十文字 奈々:
これから3年間かけて試行導入をしていきまして、4年目以降から本格導入というスケジュールで今進めています。
その本格導入の際には、住民の方にも例えば衛星SARの解析結果を見ていただくことを想定しています。
今公表されているのは、土砂災害警戒区域などの静的なマップですが、衛星SARの解析によって動いている崖・動いてない崖というのがわかるので、動的なマップを提供することによって、住民の方たちにも継続的に見ていただけるような情報になると思います。
お客さまに「衛星SAR(合成開口レーダ)」の解析結果を説明することも多い十文字さん。より満足いただくため、年間目標の1つに「お客さまからの『いいね!』を沢山集める」という項目を加えています。
十文字:
いいね!の定義は、お客様に私たちが何かすることによって、明るいフィードバックが返ってきた時をカウントしています。
前向きな「それ使ってみたい」ということも含めたら、月に一回はもらえているんじゃないかと。
(これまでに)20~30いいね!はもらえているんじゃないかなと思います。
やはりお客様と実際に、自分でお話することによって、そこから直接フィードバックをいただけたり、喜びの声だったり、こういうところが不足だったりと分かるので、よりその開発に身が入り、すごく刺激になっています。
NECの衛星SAR(合成開口レーダ)技術が、まちの安心・安全を見守り、支えている─そんな未来を実現するため、十文字さんはチャレンジを続けます。
Orchestrating a brighter world
NEC
概要
今から65年前の1957年10月4日、世界初の人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられました。1970年にはNECが携わった日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げが成功。そして今、宇宙への挑戦は衛星からのデータを活用する新たな時代に入り、NECの宇宙利用ビジネスも広がりつつあります。「宇宙利用ビジネス」とは?その可能性は?新たなサービスの提供に奮闘する社員に話を聞きました。
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(2022年10月5日)