サイト内の現在位置

NECの衛星が見守っているから安心。そんな未来を目指して:大野翔平さん [02:58]

音声テキスト

道路、橋、空港、崖…
私たちの身近なまちの安心安全を、NECは宇宙から見守っています。
今回は、NECが保有する人工衛星「ASNARO-2」などに搭載された「衛星SAR(合成開口レーダ)」を使ったモニタリングサービスの企画・販売に奮闘する若手社員に話を聞きました。

「衛星SAR(合成開口レーダ)」は、天候や昼夜を問わず、地上や洋上を高精度に観測が可能。観測対象までの距離をミリ単位で計測・撮影できます。

(Q:宇宙利用ビジネスにおけるNECの強みは?)

NEC
電波・誘導統括部
大野 翔平:

自社の「ASNARO-2」という衛星を持っていることによって、フレキシブルに撮像することができるのが一つです。

もう一つは解析技術にあると思っています。
実は合成開口レーダで捉えたものは、画像データの一種ではあるんですけど、レーダで撮った画像は、通常の画像とは違った特徴があります。
信号処理・統計解析または一部AIも含め組み合わせて解析することで、より高精度な解析結果を提供することができる。この解析技術も世界トップクラスだと思っていて、そこがNECの強みだと思います。

2022年7月、NECは「衛星SAR(合成開口レーダ)」を用いたリモートセンシングとAI技術を組み合わせ、橋の異常なたわみをミリ単位の精度で検知する技術を開発。
崩落事故につながる重大な損傷を発見でき、全国およそ72万箇所ある橋の点検の効率化につながる技術として注目を集めています。

大野:
橋梁に限らないですが、今、いろんなインフラの構造物の老朽化が進んでいる。その老朽化が進んでいる中、人員の不足などもあって、本当は全部点検して処置をしたいけれど難しい。

そういうことで、点検を効率化しなくちゃいけないということと、何か致命傷になる前に処置しなくちゃいけないという予防保全が今期待されているところかと思います。

衛星であれば、現地に行かなくてもリモートで観測することができるので、貢献できないかなという形で(国や自治体から)引き合いをいただいている状況です。

「この衛星で見守られているから安心・安全だ」そういう風に感じてもらえるような世の中にしていきたいなと思っています。

その過程で「なんでこういう風に安心安全が守られているんだろう」というのを調べていただいて、
それが「実は合成開口レーダーというのを使っているんだ」
「実はこれNECが提供しているんだ」
というのを知ってもらって、
「NECがこういうところで頑張っているな」
と感じてもらえたらなと思っています。

NECの衛星SAR(合成開口レーダ)技術が、まちの安心・安全を見守り、支えている─そんな未来を実現するため、大野さんはチャレンジを続けます。

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

今から65年前の1957年10月4日、世界初の人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられました。1970年にはNECが携わった日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げが成功。そして今、宇宙への挑戦は衛星からのデータを活用する新たな時代に入り、NECの宇宙利用ビジネスも広がりつつあります。「宇宙利用ビジネス」とは?その可能性は?新たなサービスの提供に奮闘する社員に話を聞きました。


関連リンク


動画へのご意見を聞かせてください。

この記事を評価
  • ここで書き込まれた内容に関しましては、返信は差し上げておりません。また、いただいたコメントはプロモーション等で活用させていただく場合がありますので、あらかじめご了承願います。

お問い合わせ

(2022年10月5日)