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お客さまが認識している「会計システム」とITベンダーが認識している「会計システム」のGAPを紐解く

石津 大介(NECソフト株式会社神奈川支社 リーダー)

第3回 会計システムのシステム構成とは?
(2009年12月22日公開)

講師:石津 大介 (NECソフト株式会社神奈川支社 リーダー)

パッケージの選定・導入において注意すべきポイント、カスタマイズの必要があるかどうかの判断基準、既存データの効率的な移行など、会計システム構築にあたって重要になるポイントを中心に解説していくこのコラム。第2回では、会計システム発注におけるRFPの書き方についてご説明しました。

第3回のテーマは、「システム構成」の側面から、会計システムの選定についてご紹介いたします。

会計システム構築にあたって重要なのは、「誰のための会計システムか?」をはっきりさせることです。いわばお客さまとITベンダーとの間のGAPだけでなく、お客さまの中でも利用者(エンドユーザー)とシステム管理者が感じているニーズのGAPを埋める必要が出てきます。  そこで、まずは会計システムに限らず、現在稼動している情報システムについて考えてみましょう。情報システムは、以下の3つのタイプに大別されます。

  1. メインフレームやホストと呼ばれる大型コンピューターによるデータと処理の一元集中型システム(以降「ホスト型」と呼びます)
  2. データをサーバーで一元管理し、処理はクライアントPCで行うクライアント・サーバー型システム(以降「C/S型」と呼びます)
  3. データをサーバーで一元管理し、処理を高機能なサーバーで行い、操作をPCで行うWebアプリケーションに代表される3層型システム(以降「Web型」と呼びます)

システム構成例

「ホスト型」は1980年代に全盛期を迎えましたが、1990年代にはUNIXやWindowsの高性能化に伴い「C/S型」が台頭したため、オープン化の流れと共に脱ホストへの道を辿ってきました。もちろん現役で稼動しているホスト型のシステムは多くありますが、ダウンサイジングを求めるお客さまは多く、会計システムにおいてもその流れは例外ではありません。一方で、その逆の流れはほぼ皆無というのが現状です。

2000年代に入ると「Web型」が普及し始めます。実はこのWeb型は、システム構成としてはホスト型と言えます。汎用機とオープンシステムという違いはあれども、サーバーが処理を一手に引き受けるという意味では、構成は同じなのです。つまり、データはサーバー側・処理はクライアントという形に分散する方式のC/S型から、データと処理をサーバー側で一手に引き受ける方式だったホスト型に回帰したとも言えます。

方式 メリット デメリット
C/S型
  • 手の込んだユーザーインターフェースを構築できる
  • クライアントプログラムでの処理結果のみをサーバーに渡すため、サーバーへの負荷一極集中を避けられる
  • クライアント側だけで処理を実行できるため、処理待ち等の操作ストレスが少ない
  • バージョンアップや機能拡張には、各端末にクライアントプログラムの配布が必要(端末の管理が大変)
  • 新しく稼動させる端末には、クライアントプログラムのセットアップが必要
  • クライアントで処理する為のデータをサーバーから大量に引き出してくる必要があり、データ量の多い処理ではネットワーク性能に影響を受ける
  • クライアントPCの要求スペックは高め
Web型
  • サーバープログラムを管理するだけで、ユーザーが意識することなく機能拡張やバージョンアップが可能
  • クライアントプログラムは必要なく、新しい端末の展開が容易
  • 大量の元帳データを参照するような帳票でも、高性能なサーバー側で抽出処理を行うため、比較的古いクライアントPCでも運用可能
  • 複雑な制御を行うユーザーインターフェースの構築が困難
  • 対話型の処理となる為、簡単な処理であってもサーバーからのレスポンスを待たなければ次の処理に進められない
  • サーバー側で処理を行うため、同時利用者が多ければ多いほどサーバーのハイスペック化や分散化が必要(ハードウェアコストの増大)
  • セキュリティに対するケア要素がC/S型よりも多い

C/S型のメリットはWeb型のデメリット、その逆もまた然りです。「会計システム」という観点では、C/S型のメリットは経理部門などの利用者に都合が良く、Web型のメリットはシステム部門などの管理者に都合が良いと言えそうです。

【会計システムに利用者が望むもの】

  • 操作性(キーボードだけで操作したい)
  • 効率的な伝票入力(面倒な作業はしたくない)
  • レスポンス良く処理したい(ストレスなく処理したい)

【管理者がシステム運用に望むもの】

  • 煩雑な管理はしたくない(各所に配置される端末全てをケアしきれない)
  • バージョンアップ作業が面倒(1回の作業で終わらせたい)
  • システム毎に求められるPC環境が違うことは避けたい(PC環境を統一したい)

運用で問題が発生し得る箇所を減らしたい(現場からの問合せの頻度を減らしたい) いずれも長所・短所がトレードオフになる面があることがお分かりいただけたかと思います。従って、会計システムの利用者と管理者のGAPを解消するためには、画一的にC/S型やWeb型を前提にすることなく、業務システムや組織構造、運用要件に応じた「型」を選定するという観点が必要になってきます。

例えば経理システムの場合、各社員が起票する経費精算機能はWeb型、仕訳や財務諸表を扱うような利用者が限られた機能はC/S型、管理帳票や経営分析情報を扱う機能はC/S型でもWeb型でも可とするなど、「適切な組合せ」をしていけば、利用者・管理者共にメリットを享受できます。
一方で、ハードウェアも含めてとにかくイニシャルコストを抑えたいからC/S型という選択肢も、間違いではありません。

SIerから提案を受けたシステム構成をこのような観点でも見ていただくと、単に提案されている製品制約に縛られているだけの構成なのか、それともお客さまのニーズや業務特性に合った構成を練ってきた結果なのか、ということも見えてくるのではないでしょうか。時には、甲乙付けがたい機能を持ったパッケージを選択する際の決定打になるかもしれません。

次回は、実際にパッケージを導入する際の手順についてご紹介いたします。

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