NEC、東南アジアと米国を結ぶ光海底ケーブル「SEA-US」の建設を完了
2017年9月22日
日本電気株式会社
NECは、2015年3月より建設を進めてきた東南アジアと米国本土を結ぶ大容量光海底ケーブル「Southeast Asia-United States Cable System(SEA-US:シーユーエス)」の建設を完了し、米国のRAM Telecom International (RTI)社が主導するグローバル通信事業者6社からなるコンソーシアム(注1)に引き渡しました。
光海底ケーブル「SEA-US」ルート図
SEA-USは、フィリピン・インドネシアからグアム・ハワイを経由して米国本土(カリフォルニア州)に至る総延長約15,000kmの光海底ケーブルです。毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式に対応し、最大容量毎秒20テラビット(20Tbps)の伝送が可能です。両地域を直接結ぶ本ケーブルの提供により、東南アジア経済の成長に伴い今後も増加が予想される東南アジア・米国間の通信需要に対応します。
NECは、過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーです。SEA-USをはじめとして、地球6周分のべ25万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注2)が、本ケーブルのNEC担当部分の製造を担当しています。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)「SEA-US」コンソーシアムメンバー:
PT. Telekomunikasi Indonesia International(Telin、インドネシア・ジャカルタ)
Globe Telecom(フィリピン・マニラ)
RAM Telecom International, Inc(RTI、米国・カリフォルニア)
Teleguam Holdings(GTA、米国・グアム)
Hawaiian Telcom Holdco, Inc(HTEL、米国・ハワイ)
GTI Corporation(米国・カリフォルニア) - (注2)本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:都丸悦孝
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 海洋システム事業部
TEL:03-3456-5916
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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