NEC、マレーシアの政府系機関に「実践的サイバー防御演習」を提供
2017年3月7日
日本電気株式会社
NECは、現地法人のNECマレーシアと共同で、マレーシアの政府関連機関の職員を対象にした「実践的サイバー防御演習」を、マレーシアの新興都市サイバージャヤにおいて実施しました。
本演習は、マレーシアの通信マルチメディア省の関連機関である通信マルチメディア委員会、および科学技術革新省の関連機関であるサイバーセキュリティ マレーシアを対象に二日間にわたって実施し、約20名の職員が参加しました。
本演習は、増大するサイバー攻撃に対応するため、マレーシアのサイバーセキュリティ関係機関の情報システム管理者等を対象に、インシデントハンドリング(被害の早期発見・検知ならびに対処)能力向上を目的として実施したものです。省庁内ネットワークを模擬した演習環境を提供することで、サイバー攻撃に的確に対応できる「総合力の高い情報システム管理者」を養成します。
なお、本演習は、総務省から受託した「ASEAN諸国におけるサイバー防御能力の向上に向けた実践的演習のモデル事業の請負」の一環として実施しました。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、今後も国内外の官公庁や地方公共団体、重要インフラ企業などへのサイバー防御の演習や製品の提供を通じて、サイバーセキュリティ能力の向上に貢献していきます。
背景
2017年1月に署名された総務省とマレーシア通信マルチメディア省との情報通信分野の協力に関する覚書において、サイバーセキュリティを含むICT分野での協力が謳われ、日本の先進技術を用いたサイバーセキュリティ分野での協力が期待されています。
この協力活動の一環として、在マレーシア日本国大使館とも協力しながら、総務省が日本国内で2013年度から実施している政府機関向け実践的サイバーセキュリティ演習(CYDER)と同様の演習を、マレーシア政府関係者に実施しました。
実践的サイバー防御演習の特長
省庁内ネットワークを模擬した環境で、情報セキュリティ事故の発生から回復までの一連のインシデントハンドリングの流れを体験することで、サイバー攻撃への対処方法を学びます。
演習では技術的な対処だけでなく、職員への指示やエスカレーション、関係機関との情報連携など、被害拡大を防止するために重要な組織的な対応についても学習します。
NECはサイバー防御演習の領域において豊富な実績を有しており、近年社会課題となっているサイバー攻撃の脅威に対抗できる人材の育成に貢献しています。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC ナショナルセキュリティー・ソリューション事業部
E-Mail:cyder@nss.jp.nec.com
NECは、社会ソリューション事業を推進する
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