NEC、香港とグアムを結ぶ光海底ケーブルシステムの建設請負契約を締結
2017年1月20日
日本電気株式会社
NECは、香港とグアムを結ぶ総延長約3,900kmの大容量光海底ケーブルシステム「HK-G(Hong Kong Guam Cable System)」の建設請負契約をRTI Connectivity社(本社:シンガポール、以下 RTIC、注1)と締結しました。
本海底ケーブルは、2020年1月に稼働開始する予定です。一波長あたり毎秒100ギガビット(100Gbps)となる最新の光波長多重伝送方式に対応しており、建設時設計容量として毎秒48テラビット(48Tbps、注2)の伝送が可能です。なお本契約には、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT、注3)の資金などが活用されます。
NECは、「社会ソリューション事業」に注力しており、今後も光海底ケーブルシステムを含めた通信インフラ整備事業をグローバルに拡大することで、豊かな社会を支える情報基盤の確立に貢献していきます。
海外ケーブル「HK-G」ルート図
HK-Gは、2015年3月からNECが建設を手掛けている、東南アジア~米国を直接結ぶ光海底ケーブル「SEA-US」とグアムで連結する予定です。これにより、東南アジアと米国だけでなく、中国や香港と米国の通信ネットワークの拡充にも貢献します。さらに、他の域内海底ケーブルとの相互補完によりネットワークの冗長性が高められ、大容量・高信頼な通信を実現します。
NECは、過去40年にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーで、地球6周分のべ25万kmを超える敷設実績があり、日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルは、日本で唯一製造可能なNECの関連会社である株式会社OCC(注4)が担当しています。
NECはこのたびの契約について、これまでの納入実績に加え、最先端の技術力、およびプロジェクト遂行力が高く評価されたものと考えています。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
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