NEC、企業や官公庁の基幹業務を支えるプラットフォーム製品群を強化
2016年9月12日
日本電気株式会社
NECは、企業や官公庁の基幹業務を支えるプラットフォーム製品群の強化として、最新CPUを採用し高性能化と高信頼性を実現したエンタープライズサーバ「NX7700xシリーズ」の新製品5機種と、業務アプリケーションの開発・保守の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise」の機能強化を実施し、本日より販売を開始します。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、オープンな技術を活用した「NX7700xシリーズ」の強化に加え、メインフレーム「ACOSシリーズ」の強化やサポートを継続提供することで、幅広く進化する基幹システムに対するニーズに応え、社会インフラの高度化と安心で安全な利用を支援します。
NX7700x/A4012M-4
NX7700x/A4080H-16
背景
昨今、企業のICT投資意欲が高まる中で、情報システム部門は事業効率化をサポートする従来型基幹システム(SoR、注1)の安定性や保守レベルを維持しつつ、新たなICT投資としてビッグデータやIoTを活用した基幹システム(SoE、注2)に注力し、ビジネスの成果を上げたいと考えています。
新製品は、SoRの最適化に求められる新規システムの構築や保守・運用の効率化と、SoEの分析基盤に求められる可用性やリーンスタートアップなどに応えます。
特長
- エンタープライズサーバ「NX7700xシリーズ」について
(1)ラックモデル「NX7700x/A4012M-4, A4012L-2, A4012L-1, A4010M-4」
- 最新のインテル(R) Xeon(R) プロセッサー E7 v4ファミリーを採用し、4ソケットサーバモデルでCPU処理力を約20%向上(注3)。
- 4CPU搭載可能な高可用モデル「A4012M-4」、2CPU/1CPU専用ながら増設メモリの拡張性を確保した「A4012L-2」「A4012L-1」、コストパフォーマンスに優れた「A4010M-4」の4モデルを新たにラインアップし、様々なシステム要件に幅広く対応。
- 経験豊富なNECの技術者による高可用Linuxサポートサービスセットを強化し、障害復旧検知の高速化や詳細化、ログ管理機能の強化を実現。Linuxシステムにおける障害原因究明スピードを格段に向上し、障害解決を迅速化。
(2)高拡張性モデル「NX7700x/A4080H-16」
- 最新のインテル(R)Xeon(R) プロセッサー E7 v4ファミリーを採用。CPUは最大16個(最大384コア)、メモリ容量は従来機種の2倍となる最大24TBまで拡張可能。複数のCPU同士を接続するクロスバーファブリックを強化し、ブレード1枚あたりのクロスバー帯域を拡大することでブレード間の通信を高速化。
- 仮想化基盤VMwareのサポートを開始(注4)。物理パーティション機能(注5)と合わせて活用することで、高信頼かつ柔軟なシステム統合基盤の構築を実現。
【販売価格、出荷開始日】
製品名 価格(税別) 出荷開始日 NX7700x/A4012M-4 3,275,000円~ 9月 30日 NX7700x/A4012L-2 3,589,000円~ 9月 30日 NX7700x/A4012L-1 3,017,000円~ 9月 30日 NX7700x/A4010M-4 1,684,000円~ 9月 30日 NX7700x/A4080H-16 33,013,100円~ 本年11月初旬 - メインフレーム「ACOSシリーズ」について
(1)「ACOSシリーズ」継続宣言
NECのメインフレーム「ACOSシリーズ」は、1974年に誕生し、これまでお客様とともに進化してきました。NECでは、メインフレーム開発で培ってきた独自技術を磨き、さらなる発展を目指していきます。
今後も安心して「ACOSシリーズ」を利用いただけるよう、「プラットフォームの継続強化」「お客様資産の継承・価値拡大」「安心サポート」をお客様に提供し続けます。
・NEC「ACOSシリーズ」継続宣言
http://jpn.nec.com/products/acosclub/charter.html
(2)業務アプリケーション分析基盤
「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」の強化
これまでのACOS-4/COBOLプログラムに加え、新たにCOBOL/Sプログラムを中心とした業務アプリケーション資産の分析もサポートします。なお今後、各種プラットフォーム、およびプログラム言語への対応を順次拡大予定です。
「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」は、ソースコードやシステム稼働情報などを分析し、業務アプリケーション資産の棚卸や可視化を支援するもので、以下の特長があります。
- 資産の一覧、規模、稼働状況など、保有資産の利用状態を可視化。
- コンパイル時の資産間の引用関係(COBOLプログラムにおけるCOPY句の引用など)、実行時の資産間のアクセス関係(プログラムからデータベースへのアクセスなど)を可視化。
- 開発・保守要員の高齢化や設計書の欠損により、多大な時間や費用が必要となるSoRの開発・保守作業や品質維持にかかるコストを低減。
製品名 価格(税別) 出荷開始日 SystemDirector Enterprise
Asset Innovation Suite V1.1250,000円(※)~ 10月 17日
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
【別紙】 NX7700xシリーズ新製品の主な仕様
以上
新製品について
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NX7700xシリーズ お問い合わせ窓口
E-Mail:contact@nx7700x.jp.nec.com
SystemDirector Enterpriseお問合せ窓口
http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/contact.html
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
http://jpn.nec.com/profile/vision/message.html