NECとネットクラッカー、台湾工業技術研究院に仮想化モバイルコアソリューションを納入
～台湾のLTE小型無線基地局の相互接続試験に貢献～
2016年8月4日
日本電気株式会社
NECと子会社のネットクラッカー(Netcracker Technology)は、NEC台湾を通じて、台湾工業技術研究院(Industrial Technology Research Institute、ITRI)に、「仮想化モバイルコア(virtualized Evolved Packet Core、vEPC)ソリューション」を納入しました。ITRIは、台湾の省庁の一つである経済部が管轄する産業技術研究機関です。
今回、NECが納入したグローバルで導入実績があるvEPCソリューションは、LTE端末の認証や、端末が基地局間を移動する際の処理を行うMME(Mobility Management Entity)や音声やパケットの処理などを行うS-GW(Serving GateWay)/P-GW(PDN GateWay)などの機能を仮想化し、汎用サーバ上での動作を実現します。
ITRIは本ソリューションを用いて本年6月13日から6月16日に相互接続試験(Plugfest)を開催しました。相互接続試験には、競争力強化やビジネス開拓を目的に台湾の小型LTE無線基地局メーカー10社が参加し、基地局装置の機能検証などを行いました。NECは、今回のITRIの活動を支援し、台湾の通信市場の活性化に貢献しました。
NECとネットクラッカーは、今回の納入実績を基に、今後もvEPCソリューションをはじめとする「NEC/Netcracker SDN/NFVソリューション」をグローバルに提供することで、通信事業者の高度な通信サービスの実現に貢献していきます。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
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