2016年7月5日
日本電気株式会社

I．「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」について

中期目標年度を「NECグループビジョン2017」と同じ2017年度、長期目標年度を2030年度とし、「低炭素」「生態系・生物多様性保全」「資源循環・省資源」の3つの視点で以下の目標を設定。

1. 低炭素：社会全体のCO２削減にITソリューションで貢献
2. 低炭素：製品のエネルギー効率の改善
3. 生態系・生物多様性保全に向けた活動の強化
4. 資源循環、省資源の推進

2015年度の進捗状況

以下の各重点目標について、2017年度の目標達成に向け順調に推移しております。

1. 低炭素：社会全体のCO₂削減にITソリューションで貢献
   自らの生産やオフィスにおけるCO₂排出の抑制に努めると同時に、ITソリューションの提供を通じて社会全体のCO₂排出抑制に貢献する。
   
   • 2015年度累計実績:1,322万トン削減(2017年度累計目標:1,500万トン)


2. 低炭素：製品のエネルギー効率の改善
   製品のエネルギー効率を更に高め、お客様の使用段階でのCO₂発生を抑制。
   
   • 2015年度実績：97％改善(2017年度目標：80％)
     ※2005年度製品比、全製品加重平均


3. 生態系・生物多様性保全に向けた活動の強化
   「NECグループ生物多様性行動指針」に基づき活動内容の充実を図る。
   
   • 2015年度実績：生態系・生物多様性保全に貢献する社会貢献活動に9,931人が参加(2017年度目標：12,000人)


4. 資源循環、省資源の推進
   NECの環境への貢献度の高い全てのプラスチック使用製品にバイオプラスチックを導入することで、石油資源の枯渇問題への対応に貢献する。
   
   • 2015年度実績：新たに1製品種へ適用
     (2017年度目標：全ての主要製品へのバイオプラスチック適用)

II．気候変動対策への貢献目標について

2014年7月に発表した気候変動対策への貢献を踏まえた新たな環境経営目標について、2020年度の目標達成に向けて進捗状況をまとめました。

2015年度の進捗状況（単位：CO₂）

（1）サプライチェーン全体での環境負荷(Scope1,2,3)：965万ｔ
（2）ITソリューションによる「緩和」への貢献：1,322万ｔ
（3）ITソリューションによる「適応」への貢献(※)：166万ｔ

• 2015年度実績：1.5倍の貢献(2020年度目標：5倍の貢献)
  （（2）1,322万ｔ＋（3）166万t）÷（1）965万t　で算出

※実際のCO2削減量の算出ではなく、適応による「価値」をCO_２換算したもの。

III．気候変動を軸とした新たな「NECグループ環境経営行動計画」の制定

パリ協定や持続可能な開発目標「SDGs(注)」など世界の環境動向を踏まえ、NECグループが気候変動対策において継続的に社会価値を提供し続けるため、これまでの「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」や気候変動対策への貢献目標、自社の温暖化対策目標を、気候変動を軸に統合し、「NECグループ環境経営行動計画2020/2030」として制定、推進していきます。

NECグループ環境経営行動計画2020/2030　長期目標

気候変動への「適応」貢献に対しては、課題解決に寄与するソリューションの競争力強化と事業を通じた貢献の拡大を目指します。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

• (注)SDGs：Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)。貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和社会など、今後15年における接続可能な開発のための諸目標。(2015年9月の国連総会で採択)

URL:http://jpn.nec.com/eco/ja/annual2016/

NEC　品質推進本部　環境推進部
TEL：03-3798-6617
E-mail：info@eco.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
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