NEC、ブラジルの主要14国際空港における税関向け顔認証システムを受注
2015年7月16日
日本電気株式会社
NECは、ブラジル連邦税務局から、14の主要国際空港において税関で利用される顔認証システムを受注しました。
ブラジル政府における顔認証システムの受注は、今回が初めてとなります。
本システムは、税関を通過する乗客に対し、過去に不正の摘発を受けた経歴のある人物のリストをもとに、顔認証で容疑者を識別します。これにより、空港の税関業務の効率化に貢献します。
NECは、本システムにおいて、世界No.1(注1)の精度を有する顔認証エンジン「NeoFace」を用いたソフトウェア、監視用カメラ、サーバ、ネットワークを提供します。
NECは、社会ソリューション事業に注力しており、最新のICT技術を活用した、製品やサービスを提供することで、安心で安全なICTインフラの高度化に貢献していきます。
背景
現在、世界各国では、外国人旅行者の増加などを受けて、出入国管理や税関などにおける不正を防ぐために、空港や港で通関業務を強化しています。
また、ブラジルの空港においては、世界的なスポーツイベントなどによる出入国者の増加などにより、税関での不正拡大の懸念とともに、より効率的かつ適切な通行者の監視が必要になっています。
今回受注したNECの顔認証システムは、政府や企業の多様なニーズに柔軟に対応し、公共施設などのセキュリティ確保や顧客リレーション向上などに貢献できるものです。
導入される空港
今回、税関に顔認証システムが導入される空港は、下記14カ所です。
- タンクレド・ネヴェス国際空港(ミナスジェライス州)
- プレジデント・ジュセリノ・クビシェッキ国際空港(ブラジリア)
- ヴィラコッポス国際空港(サンパウロ州)
- アフォンソ・ペーナ国際空港(パラナ州)
- フロリアノーポリス国際空港(サンタカタリーナ州)
- フォルタレザ国際空港(セアラ州)
- マナウス国際空港(アマゾナス州)
- ナタウ国際空港(リオグランデ・ド・ノルテ州)
- ポルト・アレグレ国際空港(リオグランデ・ド・ノルテ州)
- レシフェ国際空港(ペルナンブッコ州)
- ガレオン国際空港(リオデジャネイロ州)
- サルバドール国際空港(バイーア州)
- グアルーリョス国際空港(サンパウロ州)
- フォス・ド・イグアス国際空港(パラナ州)
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1) NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術 ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得
http://jpn.nec.com/press/201406/20140620_01.html
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