2014年9月22日
日本電気株式会社
NECは、IHI運搬機械株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田豊、以下 IUK)が運用する機械式立体駐車場向け遠隔監視保守システムの基盤として、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」(注)を提供します。なお、IUKは本年10月より本サービスの利用を開始します。
IUKは全国に納入している機械式立体駐車場のうち、約1,100基を管理する遠隔監視保守システムを、従来自社サーバ上で運用していました。IUKは本システムを「NEC Cloud IaaS」に移行することにより、事業継続性の向上や、事業拡大に応じた柔軟なシステム拡張などを実現します。 |
背景
IUKは、機械式立体駐車場で国内トップシェアを有する企業です。IUKでは従来、全国のマンションやショッピングモールなどに納入した機械式立体駐車場のうち、約1,100基への保守サービス提供にあたり、駐車場の稼働情報や異常情報などを自動収集する遠隔監視保守システムを自社施設のサーバ上で運用していました。
業務上、遠隔監視保守システムは24時間365日の稼働が求められるため、地震・停電・火災などの災害時に備えてBCP(事業継続計画)対応の強化が課題となっていました。また、今後の事業拡大に備えて柔軟にシステムを拡張できる基盤が求められていました。
「NEC Cloud IaaS」採用内容および効果
- 事業継続性の向上
遠隔監視保守システムの基盤として、高性能・高信頼を特長とする「NEC Cloud IaaS (HA)」を採用。基盤自体の信頼性に加え、専門の運用要員による24時間365日の監視で、不測の事態にも迅速に対応が可能。さらに「NEC Cloud IaaS (HA)」は、強固な地盤と堅牢な施設、高度なセキュリティに支えられた「NEC神奈川データセンター」から提供されるため、事業継続性の向上に貢献。
- 国内外での事業拡大に柔軟に対応可能
「NEC Cloud IaaS (HA)」は、管理対象の駐車場が増えた際も柔軟にシステムの拡張が可能であり、事業拡大に応じたコストの最適化を実現。また、IUKが今後展開する東南アジアの機械式立体駐車場についても、遠隔監視保守システムから一元的に監視することで、システム運用の効率化が可能。
IUKは引き続き、長年のパーキングシステム事業で培ってきた経験とノウハウを基に、高度なエンジニアリング・アフターサービス力をもってお客様のパーキングに対する幅広いニーズへの最適なソリューション提供に尽力します。
NECは、今後もIUKの事業拡大に向けた取り組みを支援するとともに、今回の実績を活かし、お客様のビジネスインフラを支える「NEC Cloud IaaS」の拡販を積極的に進めていきます。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
(注) 「NEC Cloud IaaS」は、サーバやストレージなどのICT資源をサービスとして提供するもので、「NEC神奈川データセンター」を活用。また、国内トップクラスのコストパフォーマンスを実現した「NEC Cloud IaaS (スタンダード:STD)」と、高性能・高信頼を実現した「NEC Cloud IaaS (ハイアベイラビリティ:HA)」の2種のサービスを用意。
本件に関連する情報
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC サービスデリバリ事業部 橋本
TEL:03-3798-6529
NECは、社会ソリューション事業を推進する企業としてのグローバルブランドを構築するため、
新ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」を策定しました。
本ブランドメッセージのもと、世界の人々と協奏・共創しながら、社会の様々な課題解決に貢献していきます。
