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IHI運搬機械株式会社様

IHI運搬機械株式会社様

クラウドで遠隔監視保守システムの安定稼働を実現
全国約1,100基のタワーパーキングの安全を支える

IHI運搬機械株式会社様
業種製造業業務設計・開発・製造,マーケティング,その他業務
製品運用管理ソリューション・サービスプラットフォームサービス

IHI運搬機械様は、同社のタワーパーキングを遠隔から監視して、故障の発生や前兆を検知する「遠隔監視保守システム」を運用しています。安全性を左右するものだけに、同システムには24時間365日の連続稼働が求められますが、従来は、同社のオンプレミス環境で運用しており、事業継続性に懸念がありました。そこで同社は、NECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」へシステムを移行。堅牢なデータセンターおよび徹底的な内部統制対応などによる「安心」を手に入れた上、ビジネスの成長に応じて柔軟にサーバリソースを拡張できるといったクラウドのメリットも享受しています。

事例のポイント

課題

  • タワーパーキングの安全な運転を支える「遠隔監視保守システム」をオンプレミス環境で運用していました。そのため、災害時の事業継続性に懸念がありました。
  • 物理サーバでシステムを構築していたため、サーバ更改のたびにビジネスの成長を見据えたリソースをあらかじめ用意しておかなければならず、ムダや初期コストを抑制したいと考えていました。
  • 運用要員に制限もあり、十分なシステム監視を実施できておらず、システム障害に対しては事後対応になっていました。

成果

  • 強固なファシリティを持つ神奈川データセンターで運用されているクラウド基盤「NEC Cloud IaaS」にシステムを移行。24時間365日の連続稼働を支える環境を手に入れることができ、安心感が高まりました。
  • 「NEC Cloud IaaS」により、ビジネスの成長に応じて、柔軟かつ速やかにサーバリソースを増強できる仕組みが整いました。

導入前の背景や課題

事業継続の観点からオンプレミスでのシステム運用に懸念

IHI運搬機械株式会社 パーキングシステム事業部 メンテナンス統括部 メンテナンス技術部 制御グループ 担当副部長 仁藤 隆 氏IHI運搬機械株式会社
パーキングシステム事業部
メンテナンス統括部
メンテナンス技術部 制御グループ
担当副部長 仁藤 隆 氏

多くの自動車を効率的に駐車できる立体駐車場・機械式駐車場などのパーキングシステムや、スカイツリーの建設でも活躍した大型クレーンなどの運搬機械の開発・設計、販売、製造を行うIHI運搬機械様。特にパーキングシステムに関しては、1962年に日本で最初のタワーパーキングを東京 日本橋の高島屋に納入したことでも知られ、その後もエポックメイキングな新商品を投入し、常にわが国におけるモータリゼーションの進展を支えてきました。
省エネ、低騒音、低振動型など、タワーパーキングには近年、様々な要件が求められるようになっていますが、同社がなにより重視しているのが安全性です。タワーパーキングの円滑かつ適正な稼働を実現するため、品質向上に向けた様々な研究を進めているのはもちろん、保守・点検作業にITを有効活用。運転状況のリアルタイム監視、リモートからの点検運転の実行によって、故障の発生や前兆を検知する「遠隔監視保守システム」をメンテナンスサービスに導入しています。
具体的に同システムは、駐車場設備に組み込んだモジュールから専用回線を介して運転情報を収集・蓄積。「どのパーキングで」「いつ」「何が起こったか」を可視化し、トラブルの際にはリアルタイムにアラートを発します。それを受けたオペレータが障害状況を見極め、速やかにエンジニアを現地に派遣するなどして、タワーパーキングの安全運行を支えています。
こうした重要な役割を担うことから、同システムには24時間365日の連続稼働を可能とする高い信頼性が求められます。しかし、既存のインフラには懸念がありました。
「システムを二重化するなどして信頼性を高めていましたが、あくまでも本社内というオンプレミス環境での運用だったため、災害による停電や火災などが発生した際には、サービスが停止してしまうおそれがあったのです。事実、先の東日本大震災では、東京でも計画停電が実施された上、今後は首都直下型地震の発生も危惧されています。そうした有事の際にも、システムを確実に継続運用できる環境を求めていました」と同社の仁藤 隆氏は語ります。

選択のポイント

データセンターの安全性と堅牢性を評価してクラウド基盤への移行を決定

IHI運搬機械株式会社 パーキングシステム事業部 生産統括部 技術部 開発グループ 副部長 鈴木 公基 氏IHI運搬機械株式会社
パーキングシステム事業部
生産統括部
技術部 開発グループ
副部長 鈴木 公基 氏

遠隔監視保守システムの信頼性を強化するため、同社はシステムのデータセンターへの移管を決定。様々なデータセンターサービスの比較検討を行いました。「各社のサービス内容を一覧表にまとめ、仕様書レベルでの綿密な比較を行いました」と同社の鈴木 公基氏は振り返ります。その結果、同社が選定したのがNECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」です。
まず着目したのがNEC Cloud IaaSを運用している、NECの神奈川データセンターの設備です。経営陣を含む主要メンバーで同データセンターを見学した結果、電源の二重化といった強固なファシリティ、顔認証や金属検知センサーなどを活用した強固なセキュリティに、全員、大いに感銘を受けたといいます。
また、NEC Cloud IaaSを採用したのは拡張性などを考慮した結果だともいいます。
「当社のパーキングシステム事業は着実に拡大しており、現在は約1,100基となっている遠隔監視保守システムの対象も年々増加しています。これまではピークを見据えてあらかじめ多めにサーバリソースを用意する必要がありましたが、NEC Cloud IaaSなら、ビジネスの伸長に応じて、柔軟にリソースの増強を図っていけます」と仁藤氏は説明します。

導入ソリューション

一括運用でトラブル時の原因切り分け、究明を迅速化

今回、IHI運搬機械様が導入したNEC Cloud IaaSは、高度な可用性、信頼性、そして利便性を兼ね備えたクラウド基盤を提供するサービスです。サービスを運用しているNEC神奈川データセンターは、活断層から14km以上、海岸からも30km以上の距離にあり、国や自治体が策定するハザードマップの被害想定区域外に立地している上、金融機関の設備基準FISCに準拠し、内部統制保証報告書SOC2 Type1レポートも取得しているなど、大きな安心・安全をお客様に提供します。
また、セキュリティ対策についてもNEC Cloud IaaSの専門組織がNEC内部のセキュリティ専門組織である「CSIRT(Computer Security Incident Response Team)」や「サイバーセキュリティファクトリー」と連携し、専門要員による監視、通報体制を整備し、安全性を確保しています。
IHI運搬機械様は、NEC Cloud IaaSのハイアベイラビリティ(HA)仮想サーバ10台の構成で、今回システムを稼働させています。ネットワークについても、データセンター内のLANだけでなく、WAN回線もNECから一元的に提供しています。これにより、レスポンスの低下といった症状が起こった際に、サーバとネットワークのどちらに問題があるのか、トラブルの際の原因の切り分け、究明をNECでより速やかに対応することができます。

現在の「遠隔監視保守システム」構成イメージ 現在の「遠隔監視保守システム」構成イメージ
タワーパーキングの安全な運転を支える「遠隔監視保守システム」を「NEC Cloud IaaS」に移行。24時間365日の連続稼働を支える環境を実現した上、ビジネスの成長に応じて、柔軟かつ速やかに拡張できる仕組みが整った。

導入後の成果

システム障害に対するプロアクティブな対応に期待

遠隔監視保守システムをNEC Cloud IaaSに移行したことで、IHI運搬機械様は大きな安心感を手に入れることができました。データセンターの堅牢性といった設置環境だけでなく、その上で稼働するNEC Cloud IaaS自体のセキュリティへの取り組み、運用体制などについても、NECに大きな期待を寄せています。
「当社の人員の制限もあり、平時から十分なシステム監視を行うことは困難でした。一方、NEC Cloud IaaSへの移行後は、システム障害に対しても、よりプロアクティブな対応が可能になるでしょう」と鈴木氏は語ります。
もちろん、運用管理負荷の低減やコストの平準化など、クラウドならではのメリットを享受できた点も大きな成果です。
「当社にとっては非常にチャレンジングな試みでした。社内の合意形成に必要な資料を用意してくれるなど、プロジェクトを通じて技術面での支援にとどまらない“血の通った”サポートを行ってくれたNECには非常に感謝しています」と仁藤氏はNECの対応を高く評価します。

今後の展望

海外市場でのビジネス展開においても心強い味方となる

現在、IHI運搬機械様は、パーキングシステム事業の海外展開に注力しています。すでに東南アジア諸国市場に向けた動きは具体化されており、2015年から東南アジア地域でタワーパーキングが稼働予定となっています。
「海外のタワーパーキングにも遠隔監視保守システムを適用するかどうかは、現在、ビジネス上の検討課題ですが、適用を決めた場合でも、NECにはグローバルネットワークサービスやサポート拠点などが整っており、非常に心強いと感じています」と鈴木氏は言います。
また、すでに述べたように遠隔監視保守システムには、タワーパーキングの詳細な稼働状況が蓄積されていますが、同社は、それらデータの有効活用も視野に入れています。
「現在までに膨大なデータが記録されています。これらの情報と外部から入手できる天候データなどを組み合わせ、いわゆる『ビッグデータ分析』を行えば、ビジネスに役立つ様々な知見を得られると考えています。こうした側面でも、ITのプロであると同時に我々のビジネスにも精通しているNECには大いに期待しています」と仁藤氏。NECは、こうしたビッグデータ活用はもちろん、それ以外の幅広い領域においても様々な技術やノウハウを生かし、同社のビジネスを力強くサポートする構えです。

お客様プロフィール

IHI運搬機械株式会社

本社所在地 〒104-0044 東京都中央区明石町8-1(聖路加タワー)
設立 1973年4月2日
従業員数 1,488名(2014年7月現在)
事業概要 運搬機械の総合メーカーとして、パーキングシステムおよび運搬機械の開発・設計、販売、製造から、メンテナンス、運営管理に至る事業を展開。最近では、東京スカイツリーの建設現場でも同社製クレーンが活躍した。
URL http://www.iuk.co.jp/

(2014年11月12日)

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