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当上期の売上高は、1兆3,248億円と前年同期に比べ583億円(4.2%)減少しました。これは、パブリック事業が増収となったものの、その他の事業がインターネット・サービス事業や携帯電話販売事業の非連結化などにより減収となったことなどによるものです。
収益面では、営業利益は、前年同期に比べ211億円改善し、215億円となりました。これは、パブリック事業の売上が増加したことや携帯電話端末事業の改善などによるものです。
当期純損益は、営業利益の改善に加え、事業構造改革費用の減少やNECフィールディング(株)の完全子会社化に伴う少数株主持分の取り込みなどにより、前年同期に比べ386億円改善し、125億円の利益となりました。
セグメント別の前年同期比では、売上高は、官公向け、公共向けが堅調に推移したパブリック事業が412億円(13.6%)増加しましたが、流通・サービス業向けが減少したエンタープライズ事業が34億円(2.6%)、国内事業が減少したテレコムキャリア事業が16億円(0.5%)、企業ネットワークが減少したシステムプラットフォーム事業が53億円(1.5%)、それぞれ減少しました。また、その他は携帯電話の出荷台数が減少したことや、インターネット・サービス事業や携帯電話販売事業を非連結化したことなどにより、891億円(33.6%)減少しました。
営業利益は、売上増などによりパブリック事業が73億円、費用効率化などによりエンタープライズ事業が15億円、採算性向上や費用効率化などによりシステムプラットフォーム事業が69億円、携帯電話端末事業の改善などによりその他が91億円、それぞれ改善しましたが、次世代ネットワーク技術であるSDN(Software-Defined Networking)関連の投資費用が増加したことなどにより、テレコムキャリア事業は28億円悪化しました。
年間の業績予想は、7月30日に公表した前回予想から変更はありません。
この半年を振り返ると、成果としては、新たな成長ドライバーの育成としてTOMS(Telecom Operations and Management Solutions)、SDN、ビッグデータ、クラウド、セーフティなどの注力領域での投資を実行し、その成果をあげることができたと考えています。グローバルでは、成長のための基盤の確立に努め、実証実験や大型案件の獲得、また、領域の広がりも出てきました。安定的な財務基盤の確立では、NECフィールディング㈱の完全子会社化が完了し、サービス体制の強化に向けた準備も整いました。フリー・キャッシュ・フローは、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)活動が進展しています。
一方で、課題としては、成長戦略の具体化と加速です。2015中期経営計画は、半分が経過したところではありますが、次の中期経営計画策定に向けた検討もスタートさせました。また、収益性改善に向けては、ロスコストのミニマム化とともに、グローバル標準プロセスの採用による業務効率化にも取り組んでいきたいと考えています。
<<ご参考>>具体的な進捗と今後の取り組み