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株式会社 セリア・ロイル様

株式会社 セリア・ロイル様

PB商品を柱とした、全国規模のビジネス展開を支援するために
従来の販売管理の仕組みを強化

業種 製造業
業務 営業・販売
製品 その他
ソリューション・サービス 共通業務ソリューション(ERP)

事例の概要

課題背景

  • 販売管理システムの在庫管理機能が弱く、欠品リスクや製造計画の急な変更が常にあった
  • 万が一、商品に不適合が発生した際の追跡調査を、迅速に行える仕組みがなかった
  • 営業活動や経営判断に不可欠な帳票作成業務が属人化していた

成果

生産計画が安定

正確な在庫データに基づき、精度の高い安定した生産計画を実現

トレーサビリティの確立

商品に不適合が発生した際に、流通経路を追跡・特定し、迅速な回収を可能にするトレーサビリティ機能を導入

属人化していた業務の標準化

営業実績の集計・分析や各種帳票の閲覧が、誰でもできるようになった

導入ソリューション

拡大する全体システム図

「EXPLANNER/Ai」のパッケージ標準機能をベースに、デポコントロールや在庫予測管理などの新機能を追加開発している。取引先企業のシステムとはEDIで連携。なお、全国の営業所とのデータ連携は、従来ERPの時代からすでに連携が実現している。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

全国の在庫状況をリアルタイムで把握できておらず、生産計画の急な変更が頻繁に起こっていた

セリア・ロイル様は、九州エリアの小売店やスーパー向けに自社ブランドのアイスクリームを製造・販売するメーカーとして、確固たる地位を築いてきた企業です。2000年頃より大手流通チェーンへのOEM供給を開始し、販売エリアを全国へ拡大。現在ではコンビニエンスストアや外食産業向けPB商品の売上比率が8割超となっています。

セリア・ロイル様が製造する、代表的なオリジナルスイーツ。「ブラックサンダーアイス」「白くまアイス」、および、九州の学校給食でおなじみの「ミルクムース」。

株式会社 セリア・ロイル
営業部 次長 兼
営業3グループ 統括マネージャー
小林 良治 氏

株式会社 セリア・ロイル
営業部
販売管理 統括マネージャー
佐田 英二 氏

同社では従来から自社主導で販売するビジネスモデルで取引を行ってきましたが、10数年前に構築した情報システムでは業務の変化に追いつけず、さまざまな課題が顕在化されてきていました。

PB商品中心のビジネスへ転換を図っていく過程で、同社は全国に設けているデポの在庫をリアルタイムで把握し、欠品や過剰在庫を発生させない生産計画を立てる必要が生じました。しかし、当時使用していたERPパッケージには倉庫やデポごとの在庫管理の考え方が備わっていませんでした。「当時は物流部門の複数の担当者が、Excelで入出庫状況のシミュレーションを個別に行っていました。どの商品を、どの店舗にどれだけ納入するかという判断基準は、各担当者の頭の中にしかなかったのです。つまり社内の情報共有ができておらず、急な生産計画の変更が発生することがありました」(営業部 次長 小林良治氏)

また、食の安全に対しても小林氏は次のように話します。「商品や包装に、何らかの問題が起きたことを想定し、該当商品がどこにどれだけ流通しているのかを瞬時に特定して回収する仕組みを、情報システムに実装する必要がありました。社会への責任を果たしながら、返品による損失を最小化することが、そのねらいです」

営業活動や経営判断に不可欠な帳票作成業務が属人化していたことも、大きな課題でした。営業部 販売管理 統括マネージャー 佐田英二氏が次のように語ります。「以前のERPパッケージは、日別のデータ管理に対応しておらず、ある特定期間の売上を前年と比較するといった使い方ができなかったのです。そこで、Accessを用いてERPから実績データを取り出しExcelで加工して、営業担当者向けの管理帳票に仕上げるプログラムを組み、運用していました」。つまり佐田氏自身が、本来のマネージャーとしての業務の合間に、実績データの抽出プログラムや帳票出力を担っていたわけです。「特定の業務を支えている社員が退職したら、誰がその資料を作成できるのかという不安が常にありました」と、小林氏は当時を振り返ります。

選択のポイント

食品製造の業務を熟知。
データ移行リスクも最小化できると判断

株式会社 セリア・ロイル
管理部
次長
永尾 信一郎 氏

セリア・ロイル様は2014年、販売データの管理方法を共通化し、精度の高い需要予測や、異なる部門が同じ数字を見ながら判断を下せる体制を目指しました。その手段としてERPの刷新を決定。複数ベンダの製品を比較検討した上で、NECの「EXPLANNER/Ai」を選定しています。

「NECには、およそ10年以上にわたって販売管理システムの構築・サポートなどを依頼していました。当社の業務を熟知しており、データ移行リスクも最小化できると判断しました。また、SEへの信頼が厚かったことも、選定理由のひとつでした」と、管理部 次長 永尾信一郎氏は説明します。

導入後の成果

正確な在庫データを基に、生産計画を安定化。
属人的な業務を廃止し、業務の標準化も実現

株式会社 セリア・ロイル
管理部 総務グループ
アシスタントマネージャー
山口 秀也 氏

同社の新しい販売管理システムは、「EXPLANNER/Ai」の標準機能をベースに、デポコントロールや在庫予測管理などの新機能を追加開発して構築したものです。

導入時に掲げた「生産計画を安定化させる」という目的について、小林氏は「誰もが閲覧できる正確な在庫データを基に、社内の会議で意思疎通を行い、安定した生産計画を立案できています」と話します。

トレーサビリティの確立という目的に対しては、ロット別在庫管理を実現したうえで、2016年2月、商品に何らかの不適合が発生したことを想定した社内シミュレーションを実施。該当商品ロットが存在する倉庫・デポや出荷先を直ちに確認し、物流部門が対象商品の販売停止・回収の指示を出すといった一連のプロセスを、社員が模擬体験しています。

帳票作成業務が属人化していた問題については、佐田氏がその改善効果を語ります。「営業部門で使用する実績データの集計・分析や、リベート計算に必要なデータの抽出機能がERPに実装され、業務の標準化が一気に進みました。もう私が介在することなく、すべての営業担当者や生産管理担当者が直接、必要な時に必要な帳票を閲覧できる環境が整いました」

管理部 総務グループ 山口秀也氏は、フレキシブルなデータ活用を実現する「EXPLANNER/Ai」の「ハイパーグリッド機能(*)」による効果を補足します。「在庫や原材料費の月次データ、棚卸の一覧表などを出力する機能を、旧システムではAccessで組んでいました。当時は原価を把握するだけで数十分、月次処理全体では2時間程度がかかっており、処理の途中でエラーが起こることもありました。しかし、ハイパーグリッド機能を活用することで、サーバ更新によるパフォーマンス向上効果も相まって、現在ではひとつの処理項目が30秒から1分程度で完了し、月次処理全体は10分程度で完了しています」

同社は今後、生産管理システムを更新して「EXPLANNER/Ai」と連携させ、基幹業務データを一元化することを次のテーマに掲げています。

  • (*)ハイパーグリッド機能…「EXPLANNER/Ai」独自のフレキシブルなデータ検索機能です。データ検索画面では、データの並び替えや集計・平均値などを計算でき、日々の業務で蓄積されたデータの確認、分析が容易に行えます。

集合写真

NEC担当者の声

お客様と同じラインに立ち、IT製品を用いてアイスクリーム製造・販売の新しい価値を創出する=いわば「共創」という姿勢を貫くことができました

NECソリューションイノベータ株式会社
九州支社
第三ソリューション事業部
エキスパート
田中 浩文

セリア・ロイル様の販売管理システム構築プロジェクトは、単にERPパッケージを更新するというものではなく、上流工程のプロセスからNECグループが参画し、業務改革に向けた要件分析などをご支援しています。

まず、セリア・ロイル様が抱えておられた事業の悩みを的確に把握し、それを解決して成し遂げたい「目的」を明確に定めるプロセスを、お手伝いしています。今回のケースでは、「需給バランスの適切なコントロールを実現する」「トレーサビリティ機能を実装する」「業務を標準化する」という言葉で、3つの目的を定義しました。

私たちのチームは、セリア・ロイル様と共に同じラインに立ち、「EXPLANNER/Ai」というIT製品を用いて、全国コンビニチェーンのPB商品の需給を支えるアイスクリーム製造・販売の新しい価値を創出する=いわば「共創」という姿勢を貫こうと考えました。

基幹系システムのプロジェクトでは、経営層が打ち立てる「目指すべき姿」に、現場のオペレーションがついていけず、システムトラブルが発生しているケースを多く見かけます。そこで私たちは、「経営層」と「現場」の二者を取り持ち、そのギャップを埋めていくというスタンスで、本プロジェクトに関わっていきました。たとえば、工場倉庫やデポなどの現場に出向き、そこで行われているオペレーションを把握したうえで、経営目的を達成する現実的な情報管理の方法を創造し、提案していったのです。需給コントロールのための製販会議を例に挙げると、販売予測、在庫、生産計画などの情報を基に議論されるわけですが、これらの情報を表示する画面イメージを、私たちは要件定義のフェーズで作成し、提案しています。この提案によってセリア・ロイル様に、業務改革の必要性もご理解いただけたのです。

3つ目の目的として掲げた「業務の標準化」については、熟練者の知見によって作成していた実績管理表やリベート計算のベースとなる資料、営業の需要予測に必要となる実績表を、システム機能で支援することで、作業の熟練性を排除できるようにしました。

私たちは、IT製品を用いた問題解決の案件を数多く手掛けている企業グループなので、「現場をこう変えたら、もっと良くなりますよ」と提言できる深い知見を持ったスペシャリストが数多く存在します。だからこそ、お客様ご自身がまだ気づかれていない価値ある「もの」を、お見せすることができるわけです。
繰り返しになりますが、企業が達成しようとしている「目的」を把握し言語化する力、「現場」への理解、そして「共創」という姿勢を併せ持っている点が、NECグループの強みになっていると認識しています。

お客様プロフィール

株式会社 セリア・ロイル

本社所在地 福岡県朝倉市小田1275番地
設立 1955年2月
資本金 9,900万円
事業内容 アイスクリーム、ゼリー等の製造販売
主要取引先 大手コンビニエンスチェーン、大手量販店、大手外食チェーン、日本生活協同組合連合会、学校給食、ほか
URL http://www.seria-roile.co.jp/

この事例の製品・ソリューション

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(2016年3月18日)

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