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WebSAM SigmaSystemCenter - 3.3の強化ポイント
Update 1 での主な強化ポイント
対応プラットフォーム拡大
Red Hat Enterprise Linux 7をサポートしました。
仮想環境管理機能の強化
仮想化基盤のサポート拡大
Red Hat Enterprise Linux 7 KVMをサポートしました。
テンプレート / マシンプロファイルに構成パラメータ設定の追加
仮想マシンのテンプレート、またはマシンプロファイルに、構成パラメータ設定として、任意のパラメータを追加できるようになりました。
構成パラメータ設定は、仮想化基盤製品別に提供される固有の詳細設定を行うといった用途で使用できます。
構成パラメータ設定で指定可能な項目は以下の通りです。
- VMwareの仮想マシンの場合
ソケットあたりのコア数、NICのデバイス種別 - KVMの仮想マシンのコア数
ソケットあたりのコア数
仮想SATAコントローラ対応
VMware vSphere 5.5でサポートされた仮想マシンのSATAストレージコントローラに対応しました。
VM配置制約機能強化
VM配置制約機能により、VM最適配置機能、VM最適作成機能、およびVM最適起動機能による仮想マシンの移動に制約条件を設定することができます。
複数の仮想マシンを異なる仮想マシンサーバで動作させる場合、それぞれの仮想マシンを特定の仮想マシンサーバに結び付ける制約を行う必要がありました。
今回のリリースでは、それぞれの仮想マシンを、互いに異なる仮想マシンサーバで稼動させる制約 (NE制約) を追加しました。従来、仮想マシンを仮想マシンサーバに結び付ける方法では仮想マシンの移動先選択の自由度が制限され、可用性に影響が生じる場合がありましたが、本機能を利用することで移動先の自由度を確保しつつ、移動先を制限することができるようになりました。
運用管理機能強化
LDAP認証機能強化
LDAPサーバに登録されたユーザアカウントを、SigmaSystemCenterに取り込む機能をサポートしました。
従来は、SigmaSystemCenterからLDAPサーバを利用する場合、LDAPサーバに登録されたユーザアカウントと同一名のユーザをSigmaSystemCenterにあらかじめ登録しておく必要がありました。
今回のリリースでは、LDAPサーバ上のグループを指定することで、グループに所属しているユーザアカウントの登録を省略することができ、LDAPサーバの利用を簡易に行うことができます。
カスタムプロパティの追加
アプリケーション / パッチ配布、ローカルスクリプトで使用する任意の変数を、グループ / ホスト / マシンのプロパティ設定の [カスタム] タブで設定できるようになりました。
ポリシー機能強化
ポリシーアクション機能強化
ポリシーアクションに「マシン操作 / マシン強制OFF」を追加しました。このアクションをポリシーに設定することにより、マシンに強制オフを実行することが可能になりました。
WebSAM SigmaSystemCenter 3.3 の強化ポイント
対応プラットフォーム拡大
Windows Server 2012 R2、Windows 8.1 (仮想マシンのゲストOSとして) をサポートしました。
仮想環境管理機能の強化
仮想化基盤のサポート拡大
VMware vSphere 5.5、Windows Server 2012 R2 Hyper-V、RHEL 6.5 KVMをサポートしました。
障害復旧機能強化
仮想環境においては、障害発生時に他の正常な仮想化ホストへ仮想マシンをフェイルオーバすることにより復旧することができます。
障害復旧用に予備の仮想化ホストを用意する場合、VM最適配置機能、VM最適作成機能、およびVM最適起動機能による仮想マシンの移動により予備の仮想化ホストが使用されないように、VM配置制約を設定する必要がありました。
今回のリリースでは、「非常用ホスト」として配置制約指定する機能を追加し、設定を簡易化しました。従来、障害時に利用する仮想化ホストをVM配置制約によって設定する場合、優先度・オプションを考慮した設定を行う必要がありましたが、本機能を利用することで同等の設定を簡易に行うことができるようになりました。
リソースプール機能強化
SigmaSystemCenterでは、CPUやメモリ、ディスクといった仮想マシンを構成するリソースを集約し、リソースプールとして統合的に管理します。
また、リソースプールのリソースの一部をサブリソースプールとして切り出し、部門などの単位で割り当てることができます。
リソースプールの一覧画面から各リソースの利用状況を確認できます。リソースの消費割合があらかじめ指定した閾値を超えた場合には、表示色を黄色から赤へと変更して警告します。これらの機能により、プライベートクラウド環境のリソース管理を簡易、かつ効率よく実施できます。
今回のリリースでは、警告対象とする閾値を任意に設定できるようになりました。
運用管理機能強化
ユーザ管理機能強化
ログインアカウント認証のロックアウト機能をサポートしました。
SigmaSystemCenterを使用するためには、ユーザ名とパスワードを指定して、Webコンソールにログインします。
その際に、一定の回数以上パスワードの入力を間違えた場合に、そのユーザアカウントのログインを禁止することができるようになりました。これにより、ユーザアカウントの不正使用を防ぎ、システムセキュリティを向上します。
性能監視機能強化
性能データをグラフ表示する機能を強化しました。
Webコンソールでは、以下の3種類の表示形式を用意しています。
- 「性能情報比較」表示: 1台のマシンについて、複数の性能情報を1つのグラフにまとめて表示します。
- 「マシン性能比較」表示: 複数のマシンの性能情報を1つのグラフにまとめて表示します。マシンの性能状況を比較することができます。
- 「性能サマリ」表示: 性能情報ごとに別々のグラフとして表示します。各性能情報について個別に確認することができます。
コンソールに表示するグラフの表示設定を保存できるようになりました。また、グラフのY軸の上限/ 下限値やスケールをユーザが指定できるようになりました。
IPv6アドレスプール対応
SigmaSystemCenterでは、あらかじめ管理対象マシンにセットするIPアドレスの範囲を設定しておき、マシン稼動時に自動的に払い出す「IPアドレスプール機能」をサポートしています。
本リリースでは、IPv6アドレスについてアドレスプール機能をサポートしました。
ストレージ管理機能強化
SMI-S機能強化
SMI-Sを利用したストレージ管理機能を強化しました。
- 以下の機種をサポートしました。
- iStorage (iSCSI経由)
- EMC VNX
- Thin Provisioning機能を利用した、ストレージプール・ディスクボリューム情報の表示、ディスクボリュームの作成に対応しました。