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WebSAM SigmaSystemCenter - 3.2 の強化ポイント

WebSAM SigmaSystemCenter 3.2 での主な強化ポイント

仮想環境管理機能の強化

仮想化基盤のサポート拡大

RHEL 6.4 KVM をサポートしました。

VMエクスポート・インポート機能

SigmaSystemCenter 上のVMを、Webコンソールおよびコマンドからエクスポート/インポートすることができるようになりました。
VMwareおよび、Hyper-VのVMのエクスポート/インポートをサポートします。
この機能により、構築済みの仮想環境をエクスポートして、他のSigmaSystemCenter 管理サーバ上に移行するといった作業が容易になります。
また、クラウド環境などで、使用されていないVMイメージをエクスポートして保存しておき、利用者が必要に応じてダウンロードしてインポートするといった運用が可能となります。

障害復旧機能強化

VMware 環境、XenServer 環境に加えて、クラスタを構成していないHyper-V 環境でフェイルオーバによる障害復旧が可能となりました。
障害により停止している仮想化ホストから他の健全な仮想化ホストへ、SigmaSystemCenter が仮想マシンを移動することにより復旧することができます。

操作性向上

マシンを運用グループで稼働(マスタマシン登録)する場合に、ホスト定義が自動的に作成されるようになりました。
あらかじめ運用グループにホスト定義を用意しておく必要がなくなったため、多数の作成済みVMを稼働する場合などの作業負担が軽減されます。

VM作成時およびVM編集時に、既存ディスクを選択できるようになりました。

運用管理機能強化

システム起動・停止シーケンス制御

複数マシンが連動するシステムで、サービスの依存関係を考慮した電源制御ができるようになりました。
ユーザが指定した業務マシン間の依存関係に従い、SigmaSystemCenter がマシンの起動順序、停止順序を正しく制御します。
これにより、停電による自動停止・起動や、システムメンテナンスによる停止・起動などの場合にも、不正動作やデータロストなどのトラブルを防止することができます。マシン間の依存関係は、Webコンソールからホスト単位で指定します。
VMの場合、仮想化ホストをまたがった依存関係の指定が可能です。
フェイルオーバ等によりVMが仮想化ホスト間を移動した場合も、依存関係の指定は保持されます。

概要図

運用グループ設定手順の改善

SigmaSystemCenter の運用グループは、カテゴリ、グループ、モデルに階層化されています。
従来は、グループ作成後にグループ配下にモデルを必ず作成する手順となっていましたが、本リリースではユーザがモデルを作成する必要がなくなりました。 ユーザがモデルを意識する必要がないため、構築手順が簡易化されました。

複数SIGMABLADE筺体間にまたがるvIO制御

複数のブレード収納ユニットをまたがるvIO制御が可能となりました。
従来は、同じブレード収納ユニット内のマシンに対してのみブートコンフィグ置換が有効だったため、N+1リカバリのための予備機をブレード収納ユニットごとに用意する必要がありました。 複数のブレード収納ユニットをまたがるブートコンフィグ置換が可能となったことにより、1台の予備機を複数ブレード収納ユニットで共有できるようになりました。

マシン交換手順の簡易化

SigmaSystemCenter は、マシンのUUIDやNICについているMACアドレスでマシンを管理しています。
故障したマシンの置換や、マザーボードの交換により、SigmaSystemCenter が管理対象とするマシンのUUIDとMACアドレスが変更された場合は、SigmaSystemCenter に登録されているUUIDとMACアドレスを更新する必要があります。
従来は、新しいUUIDとMACアドレスを使用してマシンを新規に登録する必要がありましたが、今回のリリースでは、sscコマンドを使用してUUIDとMACアドレスの更新を行うことができるようになりました。
これにより、マシン、またはマザーボードを交換する際の手順が簡易化されました。

ファイル配信機能サポート

管理対象マシンにファイルを配信する機能をサポートしました。
マシン稼働時に指定したファイルを配信する、複数のマシンのファイルを一括で更新するなどの運用が可能です。
配信するファイルを配布ソフトウェアとして登録することができるため、DeploymentManagerでシナリオを作成する必要がありません。
ファイル配信を容易に実行することができます。

ソフトウェア配布実行結果の表示

SigmaSystemCenter のソフトウェア配布機能を使用すると、管理対象マシン上でコマンドを実行してアプリケーションやパッチをインストールしたり、サービスの起動/停止をしたりすることができます。
本リリースでは、ソフトウェア配布機能により管理対象マシン上で実行したコマンドの実行結果が運用ログに出力され、Webコンソールから確認することができるようになりました。

管理対象のストレージ装置の拡大

SMI-Sを使用したストレージ管理をサポートしました。
iStorage, EMCストレージに加えて、SMI-Sに対応したストレージをSigmaSystemCenter から制御できるようになりました。

OpenFlow対応

SigmaSystemCenter からProgrammableFlow Controller を使用して、OpenFlowネットワーク制御することが可能となりました。
VLANマッピングをサポートします。本機能は、Enterprise Edition でサポートされます。