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WebSAM SigmaSystemCenter - 3.1 の強化ポイント

Update 1 での主な強化ポイント

対応プラットフォーム拡大

Windows Server 2012, Windows 8 (仮想マシンのゲストOSとして)をサポートしました。

仮想環境管理機能の強化

仮想化基盤のサポート拡大

vSphere 5.1, Windows Server 2012 Hyper-V, RHEL 6.3 KVM をサポートしました。

操作性向上

新規に仮想マシンを作成してSigmaSystemCenter で運用する場合に、従来は、vSphere ClientとSSC Web コンソールを行き来する必要がありました。
今回のリリースでは、全ての操作をWebコンソールのみで実施可能となり、ユーザ利便性が向上しました。
また、データストア上のISOイメージを指定して、作成した仮想マシンにOSをインストールすることができるようになりました。

Hyper-V、KVMおよび、XenServer 環境で仮想マシンを作成して固有情報反映を行う場合、従来は、マスタVMに対してSysprepをコピーして実行できるように設定する必要がありました。
今回のリリースではこれらの作業が、あらかじめインストールされているシナリオから自動で実行できるようになりました。

配置制約機能強化

SigmaSystemCenter では、配置制約機能により仮想マシンの移動先を制限することができます。
コマンドに加えて、Webコンソールから配置制約を設定することができるようになりました。
従来は、最適配置機能などにより仮想マシンの移動先をSigmaSystemCengter が自動で決定する場合に、配置制約の設定にもとづき移動先を決定していました。
今回のリリースでは、ユーザがWebコンソールやコマンドから移動先の仮想マシンサーバを指定して仮想マシンを移動しようとした場合も、配置制約のチェックを有効とすることができるようになりました。

ユーザ管理機能強化

クラウド環境など、たくさんのユーザアカウントをきめ細かく管理する必要がある場合に有効となる機能を強化しました。

LDAP認証サポート

LDAPサーバを利用したユーザ認証をサポートしました。ユーザ情報の管理が、より簡易に実現できるようになりました。
ユーザアカウントごとに従来のローカル認証方式とLDAP認証方式のどちらを使用するか選択することができます。

ユーザグループ機能サポート

ユーザグループを作成し、ユーザグループに対してアクセス権限を設定することができるようになりました。
従来のユーザアカウントごとのアクセス権限設定に加えて、各ユーザアカウントには、そのアカウントが属するグループのアクセス権限が適用されます。
ユーザアカウントごとにアクセス権限を設定する必要がなくなりましたので、システム管理者の負担を軽減します。

ユーザ管理強化

ユーザアカウントの有効/無効を設定できるようになりました。
無効に設定されたユーザアカウントは、SystemProvisioning にログインすることができません。
これにより、システム管理者がSigmaSystemCenter にログインできるユーザを柔軟に設定することができるようになりました。
また、ユーザアカウントごとの最終ログイン日時が、Webコンソールに表示されるようになりました。

画面イメージ

IPv6サポート

仮想マシンの作成時やDPMのディスク複製OSインストールを利用した物理マシンの構築時に固有情報の反映を行う場合に、静的なIPv6アドレスを設定できるようになりました。

ネットワーク管理機能強化

ファイアウォールアプライアンスの制御を行うことができるようになりました。
SigmaSystemCenter から、パケットフィルタリングおよびアドレス変換 (NAT) のルールの追加/変更を行うことができます。
今回のリリースでは、iptables サーバをサポートします。

運用管理機能強化

メール通報機能強化

SigmaSystemCenter では、障害検出時やアクションの起動/終了時にメール通報する機能をサポートしています。
従来は通報先および通報タイミングはシステムで一意でしたが、今回のリリースでは、これらをカスタマイズする機能を追加しました。

  • 運用グループ、ホスト単位で、通報先を指定することができるようになりました。
    特定の管理対象マシンについてのみメール通報が必要というニーズに対応します。
  • メール通報のみを行うポリシーアクションを追加しました。
    障害を検出した場合、アクションが失敗した場合など、任意のタイミングでメールの通報を設定することができます。

WebSAM SigmaSystemCenter 3.1 の強化ポイント

仮想環境管理機能の強化

仮想化基盤のサポート拡大

RHEL 6.2 KVM, Xen Server 6.0 をサポートしました。

プロビジョニング機能の強化

SigmaSystemCenter では、仮想マシンを作成する際に配信するOSのユーザアカウントなどの固有情報を編集/反映させることができます。
従来は、VMware 仮想マシンのみが対象でしたが、Hyper-V、KVMや XenServer仮想マシンについてもSysprep応答ファイルを指定した個性反映が可能となりました。より柔軟なプロビジョニングが可能となります。

配置情報機能サポート

仮想マシンがどの仮想マシンサーバに属しているかの情報を記録しておき、任意のタイミングで記録しておいた配置に戻すことができるようになりました。
この機能により、仮想マシンサーバの障害により仮想マシンの配置が変更された場合に、障害復旧後に仮想マシンを障害前の配置に戻すといった運用が可能になります。

配置情報機能サポート概要図

ストレージ管理機能強化

ストレージプール機能をサポートしました。
[リソース] ビューのストレージプール一覧画面から、ストレージの利用状況を視覚的に確認することができます。
また、運用グループにディスクボリュームを割り当てることが可能となりました。従来は、各ホストに対してLUN設定を行う必要がありましたが、その必要がなくなり構築が簡易化されます。

画面イメージ

運用管理機能強化

運用状況の監視機能強化

最新のログとジョブの実行状況の情報をWebコンソール画面の下部に表示するようにしました。
これにより、どのビューを表示して作業をしていても、ビューを切り替えることなく、最新の運用状況の確認を行うことが可能となりました。

画面イメージ

性能監視機能強化

SigmaSystemCenterでは、システムの性能データを定期的に監視して、リアルタイムでグラフ表示することができます。また、閾値を超えるような性能異常を検出した場合には、管理者へのメール通報や自動復旧処理を実行することができます。
収集する性能項目や閾値監視の内容は、監視プロファイルとして設定します。従来はあらかじめ用意された監視プロファイルのみ使用可能でしたが、今回のバージョンアップにより、Webコンソールから監視プロファイルの編集を行うことができるようになりました。
また、運用ビューの [ホスト一覧] グループボックスに、[性能情報比較] アイコンが追加され、1クリックで性能比較グラフを表示することができるようになりました。