SigmaSystemCenter 2.1 アップデートモジュール (SSC0201-0018.zip) パッチ名: SSC0201-0018 パッチ概要: SigmaSystemCenter 2.1にて複数の問題改善を行うモジュール リリース日: 2010/12/15 ファイル名: SSC0201-0018.zip 対象製品: SigmaSystemCenter 2.1, VirtualPCCenter 2.1, VirtualPCCenter 2.2, VirtualPCCenter 3.0 対象コンポーネントバージョン 注1): SigmaSystemCenter Version: 2.1-13299 DeploymentManager Version:5.22 必須パッチ: SSC0201-0017 リブートの必要性: なし 本パッチに含まれるパッチ: なし 注1) 対象コンポーネントバージョンの確認方法 ※Windows Server 2008をご使用の場合、以下のインストール手順の「プログラムの 追加と削除」を、「プログラムと機能」と読み替えてください。 ・SigmaSystemCenter、およびSystemProvisioning Webコンソールの一番下に表示されます。 対象コンポーネントバージョン: "Version: 2.1-13299, SystemProvisioning 5.1.0051" (SigmaSystemCenter 2.1 Update 3) ・管理サーバ for DPM 1) [スタート] メニューから [コントロールパネル(C)] − [プログラムの追加 と削除] を開きます。 2) 「DeploymentManager (管理サーバ for DPM)」を選択し、[サポート情報を 参照するには、ここをクリックしてください] をクリックします。 3) Versionに "5.22.000"と表示されているものがインストール対象になります。 本アップデートモジュールは、以下の問題修正をします。 1.修正内容 1.1. DeploymentManagerの修正内容 (1)UUIDの認識方法についての問題の修正(#8521) 現象: 管理対象コンピュータのOSがLinuxの場合、DPMでUUIDを正しく認識できず、 コンピュータが二重登録される場合があります。 詳細説明: BIOSのバージョンやBIOSからUUIDを取得するためのLinux OS上のコマンドのバージョンに より、DPMで取得したUUIDの形式が異なります。このためDPMではコンピュータの自動 登録時にPXEで取得する場合とクライアントサービス for DPMで取得する場合でUUIDの 値が異なり、別のコンピュータと認識され、コンピュータが二重登録される場合が あります。 処置内容: UUIDのマッチング処理を行い、同じコンピュータと認識し、二重登録しないよう修正 しました。 (2) MACアドレスとIPアドレスの関係を不正と認識し、DPMから管理できないという問題の 修正(#8420) 現象: 管理対象コンピュータのOS種別がRed Hat Enterprise Linux 4.1以前でLANボードの bondingを行った場合に、コンピュータの管理が正常にできません。その結果、該当 コンピュータに対するシナリオ実行ができません。 詳細説明: Red Hat Enterprise Linux 4.1以前でLANボードをbondingした場合、1つのMACアドレスに 対して複数の同じIPアドレスが設定されます。 管理サーバは、このような場合、不正な情報と判断して、管理対象コンピュータから 新しく送付された情報を使用しないため、MACアドレスとIPアドレスの正しい情報を 保持することができません。 処置内容: 1つのMACアドレスに複数の同一IPアドレスが設定されている場合でも、IPアドレスの 登録を行うように修正しました。 (3)クライアントサービス for DPM起動時の問題の修正(#8677) 現象: クライアントサービス for DPMの起動時にエラーが発生します。   イベントログ(システム)内のService Control Managerの項目に下記のメッセージが表示 されます。 「スタートアップの最中、少なくとも1つのサービスまたはドライバにエラーが発生 しました。」 詳細説明: クライアントサービス for DPMの起動時に、管理対象コンピュータから管理サーバに 通信するタイミングによりエラーが発生する場合があります。 処置内容:   クライアントサービス起動時の処理に対応し、エラーが発生しないように修正しました。 (4)シナリオのスケジュール機能の問題の修正(#8704) 現象: シナリオのスケジュール機能で月単位のスケジュールを設定する際、スケジュールの 終了月を設定することができますが、終了月が未設定の場合、指定した週に スケジュール通り実行されず、指定月の最終曜日に実行される場合があります。 詳細説明: 内部的に不正な日時の設定を行うため、終了日を誤って認識し、設定通りに実行され ません。 処置内容: 終了月が未設定の場合でも、日時を正しく設定し、指定したスケジュールのとおりに、 シナリオが実行されるように修正しました。 (5)自動登録や情報送付の問題の修正(#8773) 現象: コンピュータの自動登録やクライアントサービス for DPMから管理サーバ for DPMへの 情報送付に失敗する場合があります。 詳細説明: 管理サーバは管理対象コンピュータから情報を取得するためにスレッドを作成 しますが、このスレッドが作成された状態でDPM以外の操作・機能により管理対象 コンピュータが電源OFFされた場合、スレッドが削除されずに管理対象コンピュータ からの情報送付を無限に待ち続けます。この後、スレッドがすべて使用状態となり、 管理対象コンピュータからの自動登録や情報送付を新たに受け付けることができ なくなります。 処置内容: 管理対象コンピュータから一定時間、応答がない場合にはスレッドを開放するように 修正しました。 (6)バックアップの問題の修正(#8601) 現象: バックアップ中にエラーが発生し、処理が継続できない場合があります。   管理対象コンピュータの画面上に下記のメッセージが表示されます。 ERROR: Tried to write data after the end of partition.   Data in a larger partition may have been restored to a smaller partition. 詳細説明: ディスク管理情報の管理領域のBitmapオフセットが指す領域が順番に並んで   いない場合にバックアップに失敗します。 処置内容: Bitmap位置を正しく認識するように修正しました。 (7)バックアップの問題の修正(#8859) 現象: バックアップ中にエラーが発生し、処理が継続できない場合があります。 管理対象コンピュータの画面上に下記のメッセージが表示されます。 DynamicDisk has broken! (not VBLK of Partition in LDM Database). 詳細説明: 以下のすべての条件が揃った場合にバックアップを行うとエラーになる場合があります。 - OSがWindows Server 2003 または Windows XPである。 - EXPRESSBUILDER Ver5でシームレスセットアップを実施した。 - ディスク形式がダイナミックディスクである。   EXPRESSBUILDER Ver5 のシームレスセットアップで使用しているWinPEの仕様のため 発生します。 処置内容:    OSがWindows Server 2003 または Windows XPの場合でも、上記の条件でバックアップ できるように対応しました。 (8)リストアの問題の修正(#8858) 現象: リストア中にエラーが発生し、処理が継続できない場合があります。 管理対象コンピュータの画面上に下記のメッセージが表示されます。 Failed to write a file(28 - No space left on device). 詳細説明: 以下のすべての条件が揃った場合にエラーになる場合があります。 - パーティション指定によるリストアである。 - ディスクのセクタサイズが奇数である。 - 対象パーティションのセクタサイズが奇数である。 - 対象パーティションの最終セクタがディスクの最終セクタと同じである。 - 対象パーティションがLVM1/ReiserFS/JFS/XFSのいずれかでフルセクタ オプションを使用せずに自動的にフルセクタ方式でリストアを行う。 - DPMで使用するFD-Linuxのカーネルのバージョンが2.4である。 処置内容: セクタサイズが奇数の場合でもディスクへのwrite処理が正常終了するように 修正しました。 (9) DeploymentManager サービス停止問題の修正(#9301)    現象: リモートアップデート実行中にDeploymentManager Remote Update Serviceが停止する 場合があります。 イベントログ(アプリケーション)内のDeploymentManagerの項目に下記のメッセージが 表示されます。 rupdssvc: An error occurred while uncompress one patch before execution. 詳細説明: リモートアップデート時に管理対象サーバのログ出力の処理に失敗し、 DeploymentManager Remote Update Serviceのサービスを停止します。 処置内容: ログ出力処理を修正しました。 (10) DeploymentManager Ver4.xで採取したバックアップイメージを使用したディスク 複製インストールの問題の修正(#9508)    現象: DeploymentManager Ver4.xで採取したWindows OSのバックアップイメージを使用して、 ディスク複製インストールを行った後、展開先のコンピュータでクライアント サービス for DPMが起動できません。 詳細説明: 複製時にクライアントサービス for DPMが使用するDLLファイルの置換に失敗する ため、サービスの起動に失敗します。 処置内容: DLLファイルの置換処理を修正しました。 =============================================================================== インストール手順およびリリースモジュール一覧 =============================================================================== 本ソフトウェアの解凍・インストール手順、インストールに関するその他の情報、 およびリリースモジュール一覧については、Install.txtを参照してください。 また、SigmaSystemCenterのコンポーネントをクラスタ環境にて構築している場合は、 Clustering.txt (クラスタ環境へのインストール手順) を参照してください。 【.zipファイルを解凍するにあたっての注意事項1】 本ソフトウェアのzipファイルを解凍する前に、下記の手順に従って、ZoneID情報の 確認、削除を行ってください。 ZoneID情報を付与したまま、zipファイルの解凍、およびインストールを行った場合、 適用後のモジュールが正常に動作しません。 Windows Vista、Windows XP Service Pack 2以降、またはWindows Server 2003 Service Pack 1以降のInternet Explorerで、[イントラネット] 以外に設定した ゾーンのサイトからダウンロードしたファイルに "ZoneID" と呼ばれる情報が付与 されるようになりました。 zipファイルにZoneIDが付与されている場合、展開したファイルにもZoneID情報が 引き継がれ、実行時にセキュリティの警告が表示され、サービス、およびプロセスが 起動しないことがあります。 (1) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする) の確認と変更 1) [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行(R)] を選択します。 2) "gpedit.msc" と入力し、[OK] をクリックします。 3)「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面が表示されます。 [ユーザーの構成] − [管理者テンプレート] − [Windowsコンポーネント] − [添付ファイル マネージャ] を選択します。 4) 「ゾーン情報を削除する方法を非表示にする」の状態を確認してください。 "有効" になっている場合は、「ゾーン情報を削除する方法を非表示にするの プロパティ」画面で "無効" をクリックし、[OK] をクリックします。 "無効" もしくは "未構成" になっている場合は、変更は不要です。 (2) zipファイルのZoneID情報の削除 1) zipファイルのプロパティ画面を開き、[全般] タブを選択します。 2) 以下の表示がある場合、[ブロックの解除(K)] をクリックし、[OK] をクリック します。 セキュリティ: このファイルは他のコンピュータから取得したものです。 このコンピュータを保護するため、このファイルへのアクセス はブロックされる可能性があります。 (3) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする) の変更 (1) でポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする)を "有効" から "無効" に変更した場合は、同様の手順で "有効" に戻してください。 【.zipファイルを解凍するにあたっての注意事項2】 本ソフトウェアのzipファイルを解凍する場合、展開先のパスには長さが80バイトを 超えないパスを指定してください。 80バイトを超えるパスを指定した場合、ファイルが正しく展開されない場合があります。 -------------------------------------------------------------------------------- 【ソフトウェアのご使用条件】 日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提供するソ フトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を日本国内で使用する 権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下記条項にご同意いただくものと します。お客様が期待される効果を得るための許諾プログラムの選択、許諾プログラム の導入、使用および使用効果につきましては、お客様の責任とさせていただきます。 1.期間 (1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品をお受け取りになった日に発効します。 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、いつにても 本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させることができます。 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつにても許 諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効に存続し ます。 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様のその他 の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラムの使用権の終了 後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、ならびに許諾プログラムと ともに提供されたマニュアル等の関連資料を破棄するものとします。 2.使用権 (1)お客様は、SigmaSystemCenter を使用している場合にのみ、許諾プログラムを使用 することができます。 (2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラムを使用 することができます。 3.許諾プログラムの複製、改変および結合 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製することが できます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだときにはこの限りで はありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの記憶媒体を滅失、毀損に備 える目的でのみ保管することができます。 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付されている著 作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使用、複製、 改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の処分を行うことは できません。 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマニュアル 等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することはできません。 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するものではあ りません。 4.許諾プログラムの移転等 (1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づくお客様の 権利を譲渡することができます。 (イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、ならびに許諾 プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡し、これらを一切 保持しないこと。 (ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。 (2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまたはその使 用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処分をすることはで きません。 5.逆コンパイル等 お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆アセンブ ルすることはできません。 6.保証の期限 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログラムに関 し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理されるものとします。 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正したときは、 弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムもしくは修正のため のプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プログラム」といいます。)また は、かかる修正に関する情報を弊社が定める方法により提供することがあります。 お客様に提供された修正プログラムは許諾プログラムとみなします。 7.責任の制限 弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(損害発生に つき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および第三者からお客様に対 してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切責任をおいません。 8.その他 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、ならびに許 諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本国から輸出しては なりません。 (2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所として解決 するものとします。 -------------------------------------------------------------------------------- 【商標および著作権】 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 -------------------------------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2010