SigmaSystemCenter 2.1 アップデートモジュール (SSC0201-0015-update3.zip) パッチ名: SSC0201-0015-update3 パッチ概要: SigmaSystemCenter 2.1にて機能強化、複数の問題改善を行なうモジュール SigmaSystemCenter 2.1、SigmaSystemCenter 2.1 Update 1、または SigmaSystemCenter 2.1 Update 2をお使いの場合は、本アップデート・ モジュールを適用いただくことにより、Update 3にアップデートする ことができます。 リリース日: 2010/04/28 ファイル名: SSC0201-0015-update3.zip 対象製品: SigmaSystemCenter 2.1, VirtualPCCenter 2.1, VirtualPCCenter 2.2 対象コンポーネントバージョン 注1)、注2): SigmaSystemCenter Version: 2.1-7112, 7936, 8433, 9591 必須パッチ: なし リブートの必要性: なし 本パッチに含まれるパッチ 注3): SSC0201-0002-update1, SSC0201-0003, SSC0201-0005, SSC0201-0006-update2 注1) 対象コンポーネントバージョンの確認方法 ※Windows Server 2008をご使用の場合、以下のインストール手順の「プログラムの追 加と削除」を、「プログラムと機能」と読み替えてください。 ・SigmaSystemCenter、およびSystemProvisioning Webコンソールの一番下に表示されます。 対象コンポーネントバージョン: 以下のいずれか "Version: 2.1-7112, SystemProvisioning 5.1.0017" (SigmaSystemCenter 2.1) "Version: 2.1-7936, SystemProvisioning 5.1.0023" (SigmaSystemCenter 2.1 Update 1) "Version: 2.1-8433, SystemProvisioning 5.1.0024" (SigmaSystemCenter 2.1 Update 1 SSC0201-0005適用済み) "Version: 2.1-9591, SystemProvisioning 5.1.0034" (SigmaSystemCenter 2.1 Update 2) ・SystemMonitor性能監視 1) [スタート] メニューから [コントロールパネル(C)] − [プログラムの追加 と削除] を開きます。 2) 「SystemMonitor性能監視」を選択し、[サポート情報を参照するには、 ここをクリックしてください。] をクリックします。 3) Versionにコンポーネントバージョンが表示されます。 対象コンポーネントバージョン: 4.1.1015.0、4.1.1017.1 ・管理サーバ for DPM 1) [スタート] メニューから [コントロールパネル(C)] − [プログラムの追加 と削除] を開きます。 2) 「DeploymentManager (管理サーバ for DPM)」を選択し、[サポート情報を 参照するには、ここをクリックしてください] をクリックします。 3) Versionにコンポーネントバージョンが表示されます。 対象コンポーネントバージョン: 5.20.000、5.21.000 ・NEC System Provisioning Product Connector for Microsoft OpsMgr 2007 1) [スタート] メニューから [コントロールパネル(C)] − [プログラムの追加 と削除] を開きます。 2) 「OpsMgrConnector」を選択し、[サポート情報を参照するには、ここを クリックしてください] をクリックします。 3) Versionにコンポーネントバージョンが表示されます。 対象コンポーネントバージョン: 1.0.0 OpsMgrConnectorがインストールされていない場合は、本アップデート モジュールでのOpsMgrConnectorモジュールのインストールは不要です。 注2) SigmaSystemCenter 2.1 Update 3以降のバージョン (Version: 2.1-12823, SystemProvisioning 5.1.0047以上) をお使いの場合は、 本アップデートモジュールの適用は必要ありません。 また、Version: 2.1-12667, SystemProvisioning 5.1.0046をお使いの場合は、 本アップデートモジュールの適用は行わず、SSC0201-0014を適用してください。 注3) 本アップデートモジュールには、以前にリリースされた以下のパッチの修正内容、 および機能強化が含まれます。 各パッチの修正内容、および機能強化については、以下のファイルを参照してくだ さい。 ・SSC0201-0002-update1.txt ・SSC0201-0003.txt ・SSC0201-0005.txt ・SSC0201-0006-update2.txt 本アップデートモジュールは、以下の機能強化、および問題修正をします。 1.修正内容 1.1. SystemProvisioningの修正内容 (1) 電源制御処理のタイムアウト発生時に構成情報が不正となる場合がある問題の修正 (#7185) 現象: 運用グループに登録されたマシンに対して電源制御処理の実行を開始後、同マシン に対して割り当て解除の実行を要求し、その後電源制御処理がタイムアウトした とき、構成情報が不正な状態となる場合があります。 本現象が発生すると、[運用] ビューで運用グループの情報が表示できなくなり ます。 また、本現象は、リソース割り当て / マスタマシン登録は起動処理を含むため、 リソース割り当て / マスタマシン登録の実行時にも発生する場合があります。 詳細説明: 電源制御処理のタイムアウトが発生したとき、同一マシンに対するジョブを排他 するためのロックを解放した状態で構成情報 (マシン情報) を更新する場合があり ました。 そのため、タイムアウト発生からマシン情報の更新までの間に割り当て解除処理が 入り込み、割り当て解除処理で更新したマシン状態の一部をタイムアウト後の更新 処理で割り当て解除前の状態に書き戻してしまうことにより、構成情報に不整合が 生じていました。 処置内容: 電源制御処理のタイムアウト時、構成情報 (マシン情報) 更新処理がすべて完了し てからロックが解放されるように修正しました。 (2) グループ指定電源操作時、不適切なエラーメッセージが出る問題の修正 (#6628) 現象: pvmutlのグループ指定の電源操作で、マシンが1台も稼動していない空のグループを 指定すると、「インデックスが配列の境界外です」という不適切なエラー メッセージが表示されます。 詳細説明: pvmutlのグループ指定の電源操作では、複数のマシンを配列としてアクションシー ケンスへ渡しています。マシンが1台も稼動していない空のグループが指定された 場合、空の配列をアクションシーケンスへ渡していますが、アクションシーケンス の処理において、配列の要素の存在を確認せずに配列の要素を参照してしまう 不具合がありました。 処置内容: アクションシーケンスの処理において、配列の要素の存在を確認してから配列の 要素を参照するように修正しました。 (3) マシン置換後のローカルスクリプト実行がエラーになる問題の修正 (#7251) 現象: マシン置換後、ローカルスクリプト実行の順でポリシーアクションを設定すると、 ローカルスクリプト実行がエラーになります。 詳細説明: マシン置換が行われた時点で、先にローカルスクリプト実行に渡されたパラメータ 情報が古い情報となっていたため、ローカルスクリプト実行処理内部の不要な ガード処理で失敗していました。 処置内容: ローカルスクリプト実行処理内部の不要なガード処理を通らないよう修正しま した。 (4) ジョブ実行と並行した削除処理のガード問題の修正 (#7205) 現象: 運用グループに1台目のマスタマシン登録処理中、運用グループを削除することが できます。 また、その後、マスタマシン登録を行ったマシンは、新たに運用グループを 作成し、再度マスタマシン登録を実行する際に、マスタマシンの候補として表示 されないため、マスタマシン登録が行えません。 詳細説明: 1台目のマスタマシン登録処理では、運用グループとの関連設定が完了するまでに 時間がかかる場合があり、稼動中のマシンがない運用グループと判断して削除 できるタイミングがあります。 また、マスタマシン登録処理中のマシンは、削除済みの運用グループとの関連が データベース上に残る場合があり、マスタマシンの候補の条件である運用グループ との関連 (稼動、プール) が無い条件に一致しない状態となります。そのため、 新たな運用グループ作成後に、マスタマシン登録を行っても候補のマシンとして 表示されません。 処置内容: 運用グループ削除時のチェック範囲を見直し、グループ関連設定が完了していない 場合も削除できないように修正しました。 (5) Hyper-Vで、仮想マシン名が変更できない問題の修正 (#6981) 現象: [仮想] ビューのHyper-Vの仮想マシン編集機能で、仮想マシン名を変更して [OK] をクリックしても、仮想マシン名が変更されません。 詳細説明: 仮想マシン名の変更を検出するロジックに問題があり、変更が認識されていません でした。 処置内容: 仮想マシンの名前反映がされるように修正しました。 (6) Webサーバ for DPMのサブシステムのIPアドレス、またはポート番号を変更できない 問題の修正 (#5305) 現象: SigmaSystemCenterへWebサーバ for DPMをサブシステムとして登録した状態で、 Webサーバ for DPMのIPアドレス、またはポート番号 (DPMが使用するTomcatの ポート番号) を変更後、SystemProvisioningの再起動を行うと、サブシステムの 編集でIPアドレス、またはポート番号の変更ができません。 詳細説明: Webサーバ for DPMのサブシステム編集時、サブシステムの情報をいったん削除後、 再度登録します。しかし、SystemProvisioningを再起動した場合、すでに存在しな いWebサーバ for DPMの情報を削除できないようになっていたため、エラーとなり 編集ができません。 処置内容: SystemProvisioningの再起動後も、すでに存在しないWebサーバ for DPMの情報を 削除できるようにし、サブシステム編集でIPアドレス、またはポート番号を変更 できるように修正しました。 (7) ロードバランサグループの適用解除、および削除ができない問題の修正 (#4774,#6524,#6556,#6562) 現象: リソース割り当てや割り当て解除時にロードバランサ制御に失敗した場合、復旧 するためには、失敗要因を取り除いたあと、割り当て解除を2度行う必要があり ます。また、NetvisorPro上にロードバランサの設定が残っている状態で、 [リソース] ビューからロードバランサグループを削除しても、収集処理により 再度登録される場合がありました。 詳細説明: ・NetvisorProは設定の適用エラー時に解除を行うと、解除エラーを返します。 この際、状態が適用エラーから解除エラーに変更され、次回の解除時に解除が 可能となります。そのため、適用エラー発生時は解除処理を2度行う必要があり ました。 ・[リソース] ビューでのロードバランサグループ削除の操作では、NetvisorPro上 のVS情報、RS情報の削除を行っていなかったため、次に収集処理が動いた際、 NetvisorPro上に残っている設定情報を収集し、SigmaSystemCenter上に再登録 する場合がありました。 処置内容: ・適用エラー状態での適用解除処理でエラーが発生した場合は、適用解除の リトライ処理を行うように修正しました。これにより、1度の割り当て解除操作 で適用解除が完了するようにしました。 ・[リソース] ビューでのロードバランサグループ削除時に、NetvisorPro上の不要 な設定情報も削除するように修正しました。これにより、SigmaSystemCenter上で 削除した設定情報が、収集処理により再度登録されないようにしました。 (8) 「VM編集」ウィンドウで実際に設定できないCPU数が設定できてしまう問題の修正 (#6605) 現象: 「VM編集」ウィンドウにおいてVMware vSphere 4に管理されている仮想マシンで、 実際には設定できないCPU数が設定できてしまい、設定できない値を指定した場合、 その仮想マシンが起動できません。 詳細説明: 設定可能なCPU数をvCenter Serverから取得してその範囲外の値をガードしています が、vCenter Serverから設定できない値が設定可能値として返却されるため、不正 な入力値のガード処理ができなくなっていました。 処置内容: 入力値のガード処理を別の方法に変更し、不正な値を設定できないように修正しま した。 (9) ESXiのDatastore監視機能で、1つのDatastoreに障害が発生すると障害の発生して いない他のDatastoreも障害通知されてしまう問題の修正 (#6390,#7160) 現象: VMware ESXi4のDatastore監視機能において、任意のDatastoreの障害を検知する と、実際には障害が発生していない他のDatastoreも障害が発生しているように通知 される場合があります。 詳細説明: VMware ESXi4ではDatastore異常時のAPIレスポンスが悪く、複数のDatastoreの チェック処理において1つのDatastoreで異常を検出した場合は、それ以降に チェックするDatastoreについても障害扱いとしていました。 処置内容: Datastoreの監視処理を見直し、異常を検出したDatastoreだけに障害通知を行う ように修正しました。 (10) SSLホスト認証を無効にしていなければ、仮想マシンサーバの追加ができない問題 の修正 (#5972,#7109) 現象: VMware vSphere 4の環境設定で、SSLのホスト認証が有効の場合は、ESXの DataCenterへの追加が失敗します。 詳細説明: VMware vSphere 4では、ESXをvCenter Serverに追加する際のSSLホスト認証が、 既定で有効に変更されました。 そのため、SigmaSystemCenterで仮想マシンサーバの追加を行うには、vSphereの 環境設定でSSL設定の [vCenterには検証済みのホストSSL証明書が必要です。] チェックボックスをあらかじめオフに変更しておく必要がありました。 処置内容: 仮想マシンサーバの追加処理で、追加を行う前にESXからSSL証明書を取得し、その 証明書を利用して追加を行うように修正しました。 それによりvCenter Serverの設定に依存せず、仮想マシンサーバ追加を行うことが できるようになりました。 (11) SigmaSystemCenter 2.1 update 2以前の環境で作成したテンプレートを使用して 仮想マシンの作成やリソース割り当てを行うとソフトウェア配信に失敗する問題へ の回避策の追加 (#8181) 現象: SigmaSystemCenter 2.1 update 3へのアップグレード後に、SigmaSystemCenter 2.1 update 2以前の環境で作成したテンプレートを使用して仮想マシンの作成や リソース割り当てを実行すると、ソフトウェアの配信に失敗する場合があります。 詳細説明: SigmaSystemCenter 2.1 update 3において、クライアントサービス for DPMの機能 強化対応に伴い、仮想マシンの作成やリソース割り当ての際のリブート処理を削除 しました。しかし、SigmaSystemCenter 2.1 update 2以前の環境で作成されたFull Clone用のテンプレートをそのまま利用して仮想マシンの作成やリソース割り当てを 実行すると、以下の条件をすべて満たす場合、Full Clone用のテンプレートに含ま れるクライアントサービス for DPMのバージョンが古いことから、稼動時に配布 するソフトウェアの配信に失敗します。 ・グループプロパティ設定、モデルプロパティ設定、ホスト設定のいずれかに稼動 時に配布するソフトウェアが設定されている ・グループのプロパティ設定の [OS設定] タブ にある [OS種別] プルダウン ボックスがWindows Server、Windows Server for IPF、Windows Client のいずれ かとなっている ・ホスト設定の [ネットワーク] タブにあるNICに固定IPの設定が1つ以上ある 処置内容: 上記の条件に合致する場合に、個性反映処理の後にリブート処理を行うか否かを 以下のレジストリ値によって、判断するよう対応しました。 本パッチを適用後、以下のレジストリ値が作成されます。 このレジストリ値を "2" (個性反映処理後にリブートする) に変更することで、 SigmaSystemCenter 2.1 update 2以前の環境で作成したテンプレートを使用する ことができます。 《レジストリ》 キー名 :HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\PVM\ActionSequence 値の名前 :CheckReboot 型 :REG_DWORD 値のデータ:1 (※) ※値の内容 1:個性反映処理後にリブートしない 2:個性反映処理後にリブートする 上記以外 (レジストリ値なしも含む):個性反映処理後にリブートしない レジストリの変更を行わずに本現象を回避するには、以下の方法があります。 Full Clone用のテンプレートのクライアントサービス for DPMのバージョンを最新 にしてから仮想マシンの作成を行う方法です。 1. PVMサービス (PVMService) を停止します。 2. vSphere Clientを起動して、vCenter Serverに接続します。 3. 対象となるテンプレートを選択して仮想マシンに変換します。 [表示] - [インベントリ] - [仮想マシンおよびテンプレート] で表示を切り 替え、該当のテンプレートを選択して [仮想マシンへの変換] を実行してくだ さい。 4. テンプレートから変換した仮想マシンを起動します。 5. 起動した仮想マシンにコンソール画面で、ログインして [クライアント サービス for DPM] を最新バージョンにアップデート (インストール) し ます。 アップデート (インストール) 方法については、同梱のInstall.txtを参照して ください。 6. [クライアントサービス for DPM] のアップデート (インストール) が完了しま したら仮想マシンをシャットダウンします。 7. シャットダウンが完了しましたら、仮想マシンをテンプレートに変更します。 該当の仮想マシンを選択して [テンプレートに変換] を実行してください。 8. PVMサービス (PVMService) を起動します。 (12) Out-of-Band (OOB) Management機能におけるレジストリの初期値見直し (#8197) SigmaSystemCenter 2.1 u3 において、Out-of-Band Management機能における タイムアウトのレジストリの初期値を見直しました。 《レジストリ》 キー名 :HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\PVM\Provider\Pim 値の名前 :ClearSELTimeout 値のデータ:300 値の名前 :PowerCycleTimeout 型 :REG_DWORD 値のデータ:360 値の名前 :PowerOffTimeout 型 :REG_DWORD 値のデータ:180 値の名前 :PowerOnTimeout 型 :REG_DWORD 値のデータ:180 (13) 処理中のマシンに対する回復イベントが無視される問題の修正 (#7065) 現象: マシンが正常状態となっても、ハードウェアステータスが "故障" のままになって しまうことがあります。 詳細説明: 起動中や診断処理中のマシンに対して回復イベントが発生した場合、回復イベント が無視され、ハードウェアステータスを "正常" に更新するアクションが実行され ません。そのため、マシンが正常状態となっても、ハードウェアステータスが "故障" のままになってしまうことがあります。 処置内容: 処理中のマシンに対して、ハードウェアステータスを "正常" に更新するなどの 特定のポリシーアクションは並行して実行できるように機能を改善しました。 1.2. DeploymentManagerの修正内容 (1) DPMサービス終了処理に関する問題の修正 (#5709) 現象: Windows 2008で管理サーバのIPアドレス変更が行えません。 詳細説明: Windows 2008で管理サーバのIPアドレスの変更を行い、DPMの手順に従い管理サーバ の再起動した際、"DeploymentManager client start" サービスの再起動にて "DeploymentManager client start" サービスの停止ができず失敗していました。 処置内容: サービスの停止処理を改善し、正しく停止できるように修正しました。 (2) リモートアップデートシナリオで配信したパッケージの実行に時間がかかる現象に 関する問題の修正 (#5758) 現象: 「自動更新設定」画面 / 「グループ追加」画面 / 「グループの変更」画面にて、 [自動更新機能] の値を [常にOFF] に設定したグループの管理対象マシンに 対して、[次回起動時にアップデートを実行] をオンにして、リモートアップデート シナリオを実行すると、管理対象マシン上でのパッケージの実行は、管理対象 マシンが再起動した後、5分経過した後に行われます。 詳細説明: クライアントサービス for DPMは、起動時に管理サーバから動作に必要なタイム アウトなどの設定値を取得していますが、管理サーバから送られる一部の値が不正 であったため5分後に再取得する処理が実行されていました。 処置内容: 管理サーバから送る設定値を正しくなるように修正しました。 (3) NTFSパーティションのリストアが失敗する問題の修正 (#6506) 現象: NTFSパーティションに余りセクタが存在する場合に、リストアシナリオが異常終了 する場合があります。 詳細説明: NTFSパーティションをリストア処理において余りセクタを処理するところでメモリ の不定値を参照する場合がありました。 処置内容: 余りセクタのリストア処理を正しく行うように修正しました。 (4) eth0以外のNICで管理サーバと接続している際にエラーとなる可能性がある問題の 修正 (#6167) 現象: 以下の条件をすべて満たす環境の場合は、バックアップ / リストア時にシナリオ エラーとなる可能性があります。 ・管理サーバと管理対象マシンの双方に複数のNICが存在しており、それぞれ別の セグメント経由で接続している。 ・PXEブート設定されている管理対象マシンのNICに、FD-Linux上でeth0以外の デバイス名が割り当てられる。 詳細説明: バックアップ / リストア時の通信は、PXEブートした管理サーバとの接続を使用 して行う必要があります。 このため、管理対象マシン上でFD-Linuxが起動した後、管理サーバとの接続を デバイス名の順番(eth0, eth1...)で検索します。この検索において、最初に 検出した管理サーバとの接続がPXEブートを実施した接続ではない場合に不正な 接続と判断してエラーとなる可能性があります。 処置内容: 検出した管理サーバとの接続が、PXEブートした接続でない場合、次のNICで管理 サーバの検出を続行するように修正しました。 (5) 奇数セクタのバックアップ / リストア処理に関する問題の修正 (#6554) 現象: ディスク / パーティションのセクタ数が奇数の場合にVer2.6ベースのFD-Linux カーネルを使用してバックアップ / リストアを行うと、最終セクタの処理で異常 終了することがあります。 詳細説明: Ver2.4 FD-Linux カーネルとその上で動作するDPMのプログラムのみ修正すべきで あったがVer2.6 FD-Linux カーネル上で動作するDPMのプログラムも修正を行って いました。 この結果、Ver2.6 FD-Linuxカーネルとbrdpの間でインターフェースの不整合による 問題が発生しました。 処置内容: Ver2.6カーネルでは不要な処理を呼び出さないように修正しました。 (6) イメージビルダー (リモートコンソール) でのOSクリアインストールのパラメータ 作成に関する問題の修正 (#6579) 現象: NEC OEM版のOSクリアインストールのセットアップパラメータファイルが作成でき ない。 詳細説明: イメージビルダー (リモートコンソール) で、NEC-OEM版のOSクリアインストールの パラメータファイルを作成しようとすると、バックアップCD-ROMの確認に失敗した 旨のエラーが表示されます。 処置内容: バックアップCD-ROMの確認を正しく行えるように修正しました。 (7) イメージビルダー (リモートコンソール) でのWindowsのディスク複製用パラメータ ファイル作成に関する問題の修正 (#6580,#6581) 現象: イメージビルダー (リモートコンソール) でWindowsディスク複製用パラメータ ファイルを作成し、一括登録機能で登録しようとすると一括登録が失敗します。 詳細説明: イメージビルダー (リモートコンソール) の一括登録機能において、パラメータ ファイルの一部をサーバに登録する処理が漏れているため登録が失敗します。 処置内容: Windowsディスク複製用パラメータファイルを正しく登録できるように修正しま した。 (8) 自動アップグレードシナリオの実行時にスケジュールが削除されない問題の修正 (#6878) 現象: スケジュールを設定したシナリオを割り当て済みのマシンに対して自動アップ グレードシナリオを実行したにも関わらず、元のスケジュール時間でシナリオが 実行されます。 詳細説明: 自動アップグレードを行う場合、DPM内部で元のシナリオを削除して自動アップ グレードシナリオを割り当てますが、スケジュールサービスに対する通知を行って いないため、スケジュールサービス内のメモリに残ったシナリオが実行されていま した。 処置内容: 自動アップグレードシナリオを実行する時には、スケジュールを削除するように 修正しました。 (9) 収納ユニットIDがある特定の値の場合に不正動作となる問題の修正 (#7289,#7977) 現象: 収納ユニットIDが0のBladeServerグループを作成し、グループ名を変更すると データベースの読み込みに失敗した旨のエラーが表示されます。 また、収納ユニットIDが2147483648〜4294967295のBladeServerグループを作成 して、グループ名を変更すると収納ユニットID配下の管理対象マシンが削除され ます。 詳細説明: 収納ユニットIDは画面上では数値として表示されています。しかし、データベース (DPMインスタンス) 上は文字として登録されており、コンバート処理に不備が あったため、0が空となっていました。 また、2147483648以上はプログラム内でマイナスの値として扱われ、不正な動作と なっていました。 処置内容: 収納ユニットIDが0〜4294967295の範囲で正しく動作するように修正しました。 (10) クライアントサービス for DPM起動直後のシナリオ実行処理に関する問題の修正 (#7875,#7959) 現象: クライアントサービス for DPMの起動直後に管理サーバ for DPMからシナリオ実行 命令を受信すると、タイミングによって、シナリオ実行エラーとなる場合があり ます。(#7875) また、以下のいずれかを設定したリモートアップデートシナリオの場合は、次回 起動時ではなくすぐに実行される場合があります。(#7959) ・[アップデート] タブの [次回起動時にアップデートを実行] ・[アプリケーション] タブの [次回起動時にアプリケーションを実行] 詳細説明: クライアントサービス for DPMは起動時に2つのスレッドを作成し、シナリオ実行 受信と情報送付などの処理を並列に実行しています。しかし、2つのスレッドで同じ ファイルに対して書き込みや削除といった動作をするため、タイミングにより本現 象が発生します。 処置内容: ファイルの排他処理を正しく行い、現象を回避するように修正しました。 (11) ディスク複製OSインストールにおけるシナリオ完了契機に関する問題の修正 (#7898) 現象: ディスク複製OSインストールの処理において、個性反映処理が完了していないのに シナリオが完了します。 詳細説明: ディスク複製OSインストールは、個性反映した後にクライアントサービス for DPM から管理サーバ for DPMへの通信をもってシナリオ完了となります。しかし、この 通信を個性反映中に行ってしまう場合があり、個性反映中にシナリオが完了し ます。 処置内容: 個性反映が完了した後に、管理サーバ for DPMへの通信を行うように修正しま した。 (12) シナリオ同時実行台数の制御に関する問題の修正 (#7900) 現象: 同時実行台数を越えたシナリオを実行した場合に、シナリオが開始されない場合が あります。 詳細説明: 同時実行台数の制御に不具合があり、シナリオ実行中の管理対象マシンからの最後 のPXEブート後に別のシナリオが新たに実行されると、そのシナリオは開始されない 場合があります。 処置内容: 同時実行台数の制御を改善し、正しく開始されるように修正しました。 (13) 電源管理スケジュール処理に関する問題の修正 (#7907) 現象: DPMの電源管理スケジュール機能を設定して、管理サーバ for DPMを再起動すると、 電源管理スケジュールが無効となります。 詳細説明: 電源管理スケジュールを設定すると、データベース (DPMインスタンス) に保存しま すが、管理サーバ for DPMの再起動後にデータベース (DPMインスタンス)から読み 出してスケジュールを設定する処理に不具合があり、正しくスケジュールが設定 されません。 処置内容: データベース (DPMインスタンス) からの読み出し処理を改善し、本現象を修正しま した。 (14) サービスパック / HotFix / Linuxパッチファイル適用のシナリオ完了契機に 関する問題の修正 (#7987) 現象: サービスパック / HotFix / Linuxパッチファイル / アプリケーションのシナリオ において、以下「●条件」に記載の設定を行っている場合は、「●現象」に記載の 事象が発生する場合があります。 ●条件 ・「シナリオファイルの作成」ウィンドウで、 以下のいずれかの設定を行って いる場合 - [アップデート] タブの [アップデート実行後に再起動を行う] チェック ボックスをオンにしている。 - [アプリケーション] タブの [アプリケーション実行後に再起動を行う] チェックボックスをオンにしている。 ・Webコンソールの [設定] メニュー − [詳細設定] − [全般] タブで、 [クライアントサービス for DPMを用いた運用を行う] チェックボックスを オンにしている。 ●現象 ・管理対象マシンへのリモートアップデートシナリオが完了した後の次の シナリオの完了契機が正しく検知できない。 ・管理対象マシンの電源がオフの状態からシナリオを開始すると、シナリオの 完了契機が正しく検知できない。 詳細説明: 管理サーバがPXEブートとクライアントからの情報送付によりシナリオ完了をセット する処理に不具合があり、シナリオの完了契機を誤って判断してしまう場合があり ました。 処置内容: シナリオ完了フラグを設定するタイミングを改善して、本現象を修正しました。 1.3. SystemMonitor性能監視の修正内容 (1) 対象のWindowsマシンからの性能データ取得が停止してしまう問題の修正 (#6933) 現象: 管理サーバOSがWindows Server 2008 R2の場合、管理対象Windowsマシンの状態が 正常状態にも関わらず、性能データの収集ができない場合があります。 詳細説明: 管理対象Windowsマシンに対して、SystemMonitor性能監視からいったんアクセス できない状態になり、その後、アクセス可能な状態に遷移した場合、アクセス可能 であるにも関わらず、Windowsの性能データ取得用のライブラリがエラーを返す場合 がありました。 処置内容: アクセスエラーが発生した場合、Windowsの性能データ取得用のライブラリを初期化 することで、エラーが発生しないように修正しました。 注意事項: アクセスエラー状態の管理対象Windowsマシンが存在する場合、Windowsの性能 データ取得用のライブラリの初期化に伴い、他の管理対象Windowsマシンに対する 性能データ収集に遅延が生じる場合があります。詳細については、「SystemMonitor 性能監視ユーザーズガイド」を参照してください。 2.機能強化内容 2.1. SystemProvisioningの機能強化内容 (1) 運用管理機能強化 対応概要: ・検索処理が失敗した時のエラーメッセージを強化しました。(#5357) ・差分配布機能の差分判定方式を見直しました。(#5876) ・[リソース] ビューのグループを指定した目的別の収集操作 (収集(ALL)、マシン 収集、ソフトウェア収集、センサ収集) が可能になりました。(#6898) ・SSCコマンドで任意のマネージャのみを定期収集の対象にすることが可能になり ました。(#6909) ・SSCコマンドで任意のグループ、マシンを指定した目的別の収集操作が可能になり ました。(#7316) (2) 仮想化基盤強化 対応概要: ・Differential Cloneタイプの仮想マシン管理をサポートしました。これに伴い、 Update1でTrial ReleaseのLinked Cloneは廃止されました。Linked Cloneタイプ のテンプレートはDifferential Cloneタイプのテンプレートに変更が必要です。 (#4178) ・Differential Clone、およびDisk Cloneタイプのテンプレートで配布イメージの 管理機能を追加しました。(#5911) ・テンプレートの配布イメージに対してSysprepの自動実行が可能になりました。 (#7194) ・仮想マシンのハードウェア構成をマシンプロファイルに定義して、1つのテンプ レートからハードウェア構成が異なる仮想マシンの作成が可能になりました。 (#7256) ・仮想マシンのスナップショット管理が可能になりました。(#6815) ・テンプレート情報のプロダクトキーが未設定でも仮想マシンの作成が可能になり ました。(#7110) ・仮想マシンのコンソールのスクリーンショットを表示する機能を追加しました。 (#6691) ・Windows Server 2008 R2のHyper-V、およびそのクラスタ構成への対応を行い ました。(#6864) (3) マシン管理強化 対応概要: ・Out-of-Band ManagementによるマシンのIPMI情報参照機能 (SEL取得、センサー 情報表示) を追加しました。(#6412) ・保守操作のメニューに (パワーサイクル、ダンプ、LED点灯、LED消灯、ACPI シャットダウン) を追加しました。(#7223) ・SNMP Trapサービスを利用したPET受信機能、およびPETを契機としたイベント通知 機能を追加しました。(#6877) ・マシンアカウント処理において、センサー情報取得が失敗した時の エラーメッセージを改善しました。(#8150) (4) 設定、表示改善 対応概要: ・グループプールに登録されたマシンをマスタマシン登録で選択できるようになり ました。 ・配布済みソフトウェアの管理方法を見直し、テンプレート配信や指定ソフト ウェア配布の履歴が表示できるようになりました。(#5876) ・マシン置換の際、置換先のマシンが指定可能になりました。(#6844) ・ソフトウェアの設定画面 (グループ、ホストなど) で、種別毎に表示できる フィルターを追加しました。(#6029) ・仮想マネージャの接続状態を [仮想] ビューのツリーのアイコンに反映するよう になりました。(#6804) ・ポリシー設定画面にて、復旧アクション件数を最大30件追加できるようになりま した。(#6951) ・WebコンソールからOut-of-Band (OOB) Managementのアカウントの登録が可能に なりました。(#6763) ・マシンの検索性向上のため、[リソース] ビューにスマートグループ機能を追加し ました。(#6652) ・マシンの検索性向上のため、[リソース] ビューにタグクラウド機能を追加しま した。(#6653) ・[監視] ビューに「イベント履歴」ウィンドウを追加しました。(#6557) ・[監視] ビューにイベント詳細を表示する機能を追加しました。(#6557) ・グループプロパティ設定の [OS設定] タブにあるドメインアカウント名の文字数 制限を32文字から255文字に変更しました (#8027) (5) ポリシー設定機能改善 対応概要: ・ポリシーの監視イベント毎の対応処置に関して、設定をクリアせずに実動作のみ 抑制できる機能を追加しました。(#6830) ・ポリシー設定画面にて、復旧アクション件数を最大30件追加できるようになりま した。(#6951) ・通報を受けた際の、不要な運用ログを整理、削減しました。(#6988) ・LED制御アクションのテンプレートを追加しました。(#6817) ・HWセンサー状態解析のアクションテンプレートを追加しました。(#6871) ・ポリシー新規作成時のテンプレートとして、Hyper-V用のポリシー2種を追加しま した。(#7068) ・仮想基盤環境におけるストレージ容量不足などのマネージャに対して発生する 通報が検出可能になりました。(#7394,#7151,#7206) ・マネージャ用のポリシーを追加しました。このポリシーは、既存のポリシーとは 異なり、運用グループで指定する必要はありません。(#7068,#7206) ・マネージャ用のポリシーでの通報の際、本文の形式などを設定ファイルで編集 可能になりました。(#7222) ・仮想マシンサーバ用の標準ポリシーに、ハードウェア予兆監視を追加しました。 (#6985) (6) ストレージ管理強化 対応概要: ・iStorage D3シリーズの、iSCSIインターフェースに対応した機種がサポートされ ました。(#5489) ・Integration Base V6.2に対応しました。(#6773) ・CLARiX FLARE29に対応しました。(#6850) ・CLARiXの管理 / 制御方式を、他のストレージ機種と統一しました。これに伴い、 事前準備での機種に依存したユーザ操作が簡略化されました。 CLARiXを使用している場合、アップデート時の注意事項がありますので、 「SigmaSystemCenterインストレーションガイド」の「3.7.7. SystemProvisioningをアップグレードインストールした場合」内、「◆EMC Storage (CLARiX) を使用している場合」の「・SigmaSystemCenter 2.0からの アップグレードの場合」を参照してください。(参照先のインストーレーション ガイドでは、「2.0からのアップグレードの場合」となっていますが、2.1 Update 2以前からのアップグレードの場合も同様です。)また、アップグレード インストール後に新規にマシンを追加する時の運用手順を変更する必要があり ます。「SigmaSystemCenterコンフィグレーションガイド」の「3.5.5.HBA、パス 情報の登録(CLARiX、Symmetrixの場合)」を参照してください。(#2955,#3700) ・ディスクアレイで一意となるシリアル番号が画面に表示されるようになりま した。(#6618) (7) 新規リソース割り当て改善 対応概要: ・Full Clone用のテンプレートで、複数同時に新規リソース割り当てを実行した際 の割り当ての実行時間を改善しました。(#8183) (8) 再構成 (Reconstruct) 強化 対応概要: ・仮想ディスクを持たないVMware、およびXenの仮想マシンに対して、 再構成 (Reconstruct) ができるようになりました。(#8177) 2.2. DeploymentManagerの機能強化内容 (1) プラットフォーム拡大 対応概要: ・WebコンソールとしてInternet Explorer 8に対応しました。(#6921) ・管理サーバのOSとして以下のOSに対応しました。(#1740) - Windows Server 2008 x64 / 2008 R2 ・管理対象マシンのOSとして以下のOSに対応しました。(#6292,#7654) - Windows Server 2008 R2 Standard / Enterprise / Datacenter (FullInstallation / ServerCore) - Windows 7 Professional / Ultimate / Enterprise (IA32) - Red Hat Enterprise Linux 5.3 / 5.3AP / 5.4 / 5.4AP (IA32 / EM64T / IPF) - SUSE Linux Enterprise 11 (IA32 / EM64T) - VMware ESX4 / ESXi4 - XenServer Enterprise 5.0 / 5.5 - Hyper-V (on Win2008) / Hyper-V2.0 (on Win2008 R2) ・Windows 2008 Server Coreでのディスク複製OSインストールに対応しました。 (#5567) ・XenServerのプロビジョニングに対応しました。(#6633) ・ESX4のプロビジョニングに対応しました。(#6472) (2) 同梱ソフトウェアのバージョンアップ 対応概要: ・同梱のTOMCATをバージョンアップ (6.0.16→6.0.20) しました。 ・同梱のJREをバージョンアップ (6 Update7→6 Update17) しました。(#6531) (3) Webコンソールの機能強化 対応概要: Webコンソールで使用するjarファイルにデジタル署名を追加しました。(これにより Webコンソール初回起動時にセキュリティ警告画面が表示されます ([実行] の クリックが必要です。))。 (4) クライアントサービス for DPMの機能強化 対応概要: ・管理対象マシンのIPアドレスが変更された場合に、リアルタイムに管理サーバへ IPを通知する機能を追加しました。(#1198) ・DPMでサポートするLinux / ESX / XenServerにて、パッチ / アプリケーション / UUIDの情報を取得できるように強化しました。(#4339) ・クライアントサービス for DPM (Linux) の起動順序を「99」から、「40」に変更 しました。(これにより他のアプリケーションとのポート競合の可能性を削減) (#5809) ・クライアントサービス for DPMへのシャットダウン命令におけるセキュリティ 強化しました。(#6532) ・管理対象マシンのパッチ / アプリケーション情報が修正された場合に、一定期間 ごとに管理サーバへ通知する機能を追加しました。(#6946) ・Windows Server 2008 (Server Core) へクライアントサービス for DPMを インストールする際に必要なポートを自動で開放するようにしました。(#5539) ・管理サーバ for DPMからの命令に対して、クライアントサービス for DPMが応答 できない場合に管理サーバ for DPMの待ち時間を改善しました。(#7804) (5) ディスク複製OSインストール機能の強化 対応概要: ・Windows OSのディスク複製OSインストールシナリオにおける個性反映フェーズが 高速になりました。(#5179) ・Windows OSのディスク複製OSインストール時にLANが5つ以上あるマシンに対して IPアドレスの重複が発生する可能性がある現象に対応しました。(#5844) ・ディスク複製OSインストールにおけるクライアントサービス for DPMの設定 引継ぎに対応しました。(#6505) ・Windows Server 2008、Windows Vista、Windows 7におけるディスク複製OS インストール処理にて、PnPドライバを削除しない設定を追加しました。 これにより、ディスプレイ解像度やリモート電源ON等のドライバの設定を引き 継ぐことができます。 (#7270,#7286) ・AFT構成のマシンをディスク複製OSインストールした場合にDPMで管理する物理MAC をキーとして残すように強化しました。(#5616) ・Windows Server 2008のディスク複製OSインストールにおいて、ディスク複製用 パラメータの管理者パスワードの入力制限を解除しました。(#7927) (6) バックアップ / リストア機能の強化 対応概要: ・ブータブルCDによるバックアップ / リストアにおいて管理サーバと接続している LANによってバックアップ開始までの待ち時間が長くなる現象に対応しました。 (#5860) ・バックアップ / リストアにおける終了時のログ収集機能を強化しました。 (#7178) ・管理対象マシン上の複数のNICが、別のセグメント経由で管理サーバ上の別のNIC と接続している場合の動作を改善しました。(#6167) (7) リモートアップデート機能の強化 対応概要: リモートアップデートシナリオにおける管理サーバでのクライアントIP情報取得 処理の改善をしました。(#5260) (8) DPMライブラリの強化 対応概要: ・DPMライブラリのログ出力レジストリチェック処理を強化しました。(#5079) ・SystemProvisioningから多台数に対して実行したDPMシナリオの完了検知処理を 強化しました。(#5087) ・DPMから実行したクライアントシャットダウン処理が失敗した場合に検知できる ように強化しました。(#5463) ・SystemProvisioningからDPMライブラリに対して行う「Webサーバ削除処理」に おいて、存在しないWebサーバを削除できるように強化しました。(#5803) ・DPMライブラリのビルド環境をVS2008へ変更しました。(#5804) ・SystemProvisioningから実行したDPMシナリオをDPMにて中断した場合にも中断を 検知できるように改善しました。(#5837) ・DPMライブラリとWebサーバ間の接続方式を変更 (WinInet→WinHTTP) しました。 (#5867) ・DPMライブラリにおけるログ採取機能を強化しました。(#6455) ・DPMライブラリにおける複数の管理対象マシンへの命令性能を改善しました。 (#6954) (9) DPMのインストーラの強化 対応概要: ・DPMで使用するポートをあらかじめWindowsシステムに登録するように改善しま した (Windows Server 2008以外)。(#5809) ・低スペックマシンや高負荷状態で管理サーバ for DPMのインストールを行った 場合、インストールに失敗する可能性がある問題に対応しました。(#6356) ・クラスタ環境におけるDPMのアップグレード手順を簡略化しました。(#6414) ・データベースのインストールフォルダ変更時にオプションコンポーネントの インストール先も変更するように対応しました。(#1914) ・データベースインストール時に使用するコマンドがCドライブ以外にインストール されている場合への対応しました。(#1914) ・データベースインストール時の使用コマンドをosqlからsqlcmdへ変更しました。 (#1914) (10) ログ収集ツールの強化 対応概要: ログ収集ツールで収集する情報にDSNの情報を追加しました。(#7088) 2.3. SystemMonitor性能監視の機能強化内容 (1) 対応プラットフォーム拡大 対応概要: ・Hyper-Vの性能データ収集に対応しました。(#3673) ・Windows 7の性能データ収集に対応しました。(#6997) ・Redhat Enterprise Linux 5.4の性能データ収集に対応しました。(#6998) (2) 性能データ外部出力コマンド 対応概要: ・指定した性能データを表示する外部出力コマンド機能を実装しました。(#6191) (3) 仮想マシンサーバ負荷状況表示機能 対応概要: ・管理コンソールのグラフ簡易表示メニューに、最適配置機能の対象である仮想 マシンサーバと、その上の仮想マシンを対象としたリアルタイムグラフを作成 するメニューを追加しました。(#5947) (4) SystemProvisioning構成反映機能改善 対応概要: ・SystemProvisioning構成反映によって、SystemMonitor性能監視上のマシンの性能 データ収集状態を変更する場合、ログのメッセージ内に状態が変更された理由を 出力するようになりました。(#6364) ・SystemProvisioning上のホストの[実行ステータス]をデータ収集状態に反映 しないようにしました。(#6055) ・SystemMonitor性能監視上で、性能データの収集を手動で一時停止した場合、 SystemProvisioningの構成反映によって性能データの収集状態を変更しないよう になりました。(#6055) ・SystemMonitor性能監視上のマシン設定ダイアログの[概要]タブに、 SystemProvisioningの構成反映によって取得したマシンのステータス情報を表示 するようになりました。(#6055) ・SystemMonitor性能監視上のグループ設定に指定するSystemProvisioning上の 構成情報パスの階層区切り文字として、"/" (スラッシュ) を利用できるように なりました (#6515) =============================================================================== インストール手順およびリリースモジュール一覧 =============================================================================== 本ソフトウェアの解凍・インストール手順、インストールに関するその他の情報 および、リリースモジュール一覧については、Install.txtを参照してください。 また、SigmaSystemCenterのコンポーネントをクラスタ環境にて構築している場合は、 Clustering.txt (クラスタ環境へのインストール手順) を参照してください。 【.zipファイルを解凍するにあたっての注意事項】 本ソフトウェアのzipファイルを解凍する前に、下記の手順に従って、ZoneID情報の 確認、削除を行ってください。 ZoneID情報を付与したまま、zipファイルの解凍、およびインストールを行った場合、 適用後のモジュールが正常に動作しません。 Windows Vista、Windows XP Service Pack 2以降、またはWindows Server 2003 Service Pack 1以降のInternet Explorerで、[イントラネット] 以外に設定した ゾーンのサイトからダウンロードしたファイルに "ZoneID" と呼ばれる情報が付与 されるようになりました。 zipファイルにZoneIDが付与されている場合、展開したファイルにもZoneID情報が 引き継がれ、実行時にセキュリティの警告が表示され、サービス、およびプロセスが 起動しないことがあります。 (1) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする) の確認と変更 1) [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行(R)] を選択します。 2) "gpedit.msc" と入力し、[OK] をクリックします。 3)「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面が表示されます。 [ユーザーの構成] − [管理者テンプレート] − [Windowsコンポーネント] − [添付ファイル マネージャ] を選択します。 4) 「ゾーン情報を削除する方法を非表示にする」の状態を確認してください。 "有効" になっている場合は、「ゾーン情報を削除する方法を非表示にするの プロパティ」画面で "無効" をクリックし、[OK] をクリックします。 "無効" もしくは "未構成" になっている場合は、変更は不要です。 (2) zipファイルのZoneID情報の削除 1) zipファイルのプロパティ画面を開き、[全般] タブを選択します。 2) 以下の表示がある場合、[ブロックの解除(K)] をクリックし、[OK] をクリック します。 セキュリティ: このファイルは他のコンピュータから取得したものです。 このコンピュータを保護するため、このファイルへのアクセス はブロックされる可能性があります。 (3) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする) の変更 (1) でポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする)を "有効" から "無効" に変更した場合は、同様の手順で "有効" に戻してください。 -------------------------------------------------------------------------------- 【ソフトウェアのご使用条件】 日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提供するソ フトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を日本国内で使用する 権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下記条項にご同意いただくものと します。お客様が期待される効果を得るための許諾プログラムの選択、許諾プログラム の導入、使用および使用効果につきましては、お客様の責任とさせていただきます。 1.期間 (1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品をお受け取りになった日に発効します。 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、いつにても 本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させることができます。 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつにても許 諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効に存続し ます。 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様のその他 の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラムの使用権の終了 後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、ならびに許諾プログラムと ともに提供されたマニュアル等の関連資料を破棄するものとします。 2.使用権 (1)お客様は、SigmaSystemCenter を使用している場合にのみ、許諾プログラムを使用 することができます。 (2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラムを使用 することができます。 3.許諾プログラムの複製、改変および結合 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製することが できます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだときにはこの限りで はありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの記憶媒体を滅失、毀損に備 える目的でのみ保管することができます。 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付されている著 作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使用、複製、 改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の処分を行うことは できません。 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマニュアル 等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することはできません。 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するものではあ りません。 4.許諾プログラムの移転等 (1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づくお客様の 権利を譲渡することができます。 (イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、ならびに許諾 プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡し、これらを一切 保持しないこと。 (ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。 (2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまたはその使 用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処分をすることはで きません。 5.逆コンパイル等 お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆アセンブ ルすることはできません。 6.保証の期限 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログラムに関 し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理されるものとします。 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正したときは、 弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムもしくは修正のため のプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プログラム」といいます。)また は、かかる修正に関する情報を弊社が定める方法により提供することがあります。 お客様に提供された修正プログラムは許諾プログラムとみなします。 7.責任の制限 弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(損害発生に つき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および第三者からお客様に対 してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切責任をおいません。 8.その他 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、ならびに許 諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本国から輸出しては なりません。 (2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所として解決 するものとします。 -------------------------------------------------------------------------------- 【商標および著作権】 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 -------------------------------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2010