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WebSAM DeploymentManager - システム構成
システム構成検討手順
DPM Ver6.14 のシステム構成を決定するための考え方について説明します。
以下の手順でシステム構成を確認してください。
DPMのマシンの役割の確認
DPMのマシンの役割は以下の表の通りです。
役割 | 説明 | インストールするコンポーネント |
---|---|---|
管理サーバ(必須) | 管理対象マシンを管理するためのマシンです。 |
|
データベースサーバ (オプション) |
管理対象マシンの構成情報などを管理するデータベースを動作させるためのマシンです。データベースサーバを構築することで、管理サーバとデータベース(SQL Server, PostgreSQL)を分けることができます。管理サーバ上にデータベースを構築する場合は、データベースサーバは不要です。 |
|
パッケージWebサーバ (オプション) |
複数の管理サーバ間でパッケージを共有するためのマシンです。パッケージWebサーバに保存されたパッケージはHTTPプロトコルを使用して管理サーバにダウンロードされます。管理サーバ上にパッケージWebサーバを構築することもできます。 |
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コンソール端末 (オプション) |
管理サーバを操作するためのマシンです。 |
|
管理対象マシン(必須) | DPMの機能が実行されるマシンです。 |
|
- ※1DPMサーバをインストールすると、SQL Server 2022 Expressも同時にインストールできます。
管理サーバが1台の場合の構成例
- ※黒字のコンポーネントはDeploymentManagerの製品媒体だけで実現できます。
赤字のコンポーネントは別途用意する必要があります。
複数の管理サーバを設置する場合の構成例
- ※黒字のコンポーネントはDeploymentManagerの製品媒体だけで実現できます。
赤字のコンポーネントは別途用意する必要があります。
DPMで使用するコンポーネントの確認
DPMのコンポーネントの説明は以下の表の通りです。
管理サーバ側のコンポーネント
コンポーネント名 | 説明 | どのような場合にインストールが必要か |
---|---|---|
DPMサーバ | 管理対象マシンの管理を行い、Webコンソール/DPMコマンドラインからの指示により管理対象マシンに対する処理を実行します。 | 必須です。 |
SQL Server | 管理対象マシンの情報などをデータベースで管理します。 | 必須です。 SQL ServerかPostgreSQLのどちらかが必要となります。 SQL Serverを使用する場合は、管理サーバかデータベースサーバ(管理サーバとは別のマシン)のどちらかにデータベースを構築する必要があります。管理サーバに構築する場合は、DPMサーバのインストールと同時にSQL Server 2022 Expressがインストールされます。データベースサーバに構築する場合は、手動でSQL Serverのデータベースを構築する必要があります。 PostgreSQLを使用する場合は、管理サーバか、データベースサーバのどちらかに手動でデータベースを構築する必要があります。 |
PostgreSQL | ||
IIS | DPMでWebベースの機能を提供するために使用します。 | 必須です。 (DPMのインストール媒体には含まれませんので、別途、用意する必要があります。) |
.NET Framework | Webコンソールの実行基盤として使用します。 | 必須です。 .NET Framework 4以降が必要となります。 管理サーバ上のデータベースとしてSQL Server 2016以降を使用する場合は.NET Framework 4.6以降が必要となります。.NET Framework 4.7.2以降がインストールされていない場合は、DPMのインストーラから.NET Framework 4.7.2をインストールできます。 |
ASP.NET | 必須です。 以下のいずれかが必要となります。
| |
Webコンソール | 管理対象マシンの状態確認や、管理対象マシンに対する処理を実行するユーザインタフェースです。 | インストール作業は不要です。 (必要なコンポーネントはWebブラウザ経由で管理サーバからダウンロードされます。) |
DHCPサーバ | ネットワークブートによる運用を行う場合にIPアドレスを払い出すためにDHCPサーバを使用します。DHCPサーバの導入が困難な場合は、DHCPサーバを使用しない運用(管理対象マシンをブータブルCDでブートさせる運用)を行うこともできますが、使用できる機能に制限があります。詳細はファーストステップガイド 「付録B DHCPサーバの導入が困難なお客様へ」を参照してください。 DHCPサーバはネットワークブートで一時的に使用するIPアドレスを払い出すために使用しますので、各管理対象マシンのOS稼動時は固定IPアドレスを使用することもできます。 |
以下の機能を使用する場合に必要です。
|
NFSサーバ | OSクリアインストールを行う場合にOSイメージを配布するためにNFSサーバを使用します。 | OSクリアインストールを行う場合に必要です。 (DPMのインストール媒体には含まれませんので、別途、用意する必要があります。) |
JRE/JDK | イメージビルダとPackageDescriberを実行する場合にJava実行環境としてJRE/JDKを使用します。 |
以下の機能を使用する場合に必要です。
|
Windows PE | Windows PEを使用して、バックアップ/リストア/ディスク構成チェック、ディスク複製OSインストールを利用することができます。 | Windows PE版Deploy-OSを利用して、以下の機能を使用する場合に必要です。
|
イメージビルダ | パッケージ/ディスク複製用情報ファイルなどを作成し、管理サーバに登録するツールです。 | DPMサーバとともにインストールされます。 |
DPMコマンドライン | 管理対象マシンに対する処理の実行、実行状況の確認を行うコマンドラインインタフェースです。 | DPMサーバとともにインストールされます。 管理サーバとは別のマシンでDPMコマンドラインを使用する場合は、それぞれ別途インストールが必要です。 |
PackageDescriber | パッケージを作成して、パッケージWebサーバへ登録するツールです。 パッケージWebサーバ上で使用することもできます。 |
複数の管理サーバにわたって、パッケージを一元的に管理する場合には必要です。 (管理サーバが1台の構成の場合でも自動更新方式のパッチ適用で、詳細な条件を指定したい場合は必要です。) |
管理対象マシン側のコンポーネント
コンポーネント名 | 説明 | どのような場合にインストールが必要か |
---|---|---|
DPMクライアント | DPMサーバとデータの受け渡しを行い、管理対象マシンの動作を制御します。DPMクライアントのインストールが困難な場合は、一部機能に制限がありますが、DPMクライアントをインストールしない運用もできます。詳細はファーストステップガイド 「付録C DPMクライアントのインストールが困難なお客様へ」を参照してください。 | 以下の機能を使用する場合に必要です。
また、以下の設定を有効にするために必要です。
|
動作環境の確認
動作環境のページで各コンポーネントごとの動作要件を確認してください。
機種対応状況の確認
バックアップ/リストア、ディスク複製OSインストール、BIOS/FWアップデートの動作の可否は機種に依存します。
機種依存機能を使用する場合は管理対象マシンがDPMで対応しているか確認が必要です。
対応装置一覧のページで機種対応状況を確認してください。
購入するライセンスの確認
製品体系/価格のページで購入するライセンスを確認してください。