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WebSAM DeploymentManager - Ver6.6の注意事項

各マニュアルに記載の注意事項も合わせて確認してください。

最新情報

特定構成でM.2 SSDを使用している場合について

以下の装置・構成すべてに当てはまる場合、バックアップ/リストア/ディスク構成チェックを実行すると、ディスクの認識順が入れ替わり、意図しないディスクに対してバックアップ・リストアが行われる場合があります。

[発生条件]

  • R120h-1MまたはR120h-2M
  • 2CPU構成
  • M.2 SATA SSDドライブがオンボードSATAの単体接続かつRAIDコントローラ搭載構成
上記条件に該当する場合、DPM631_015cまたはDPM631_018b以降の機種対応モジュールを適用することで本事象が改善いたします。
機種対応モジュールは対応装置一覧のページの対象装置情報からダウンロードしてください。

DPMをご利用に当たっての注意事項

Red Hat Enterprise Linux7以降のOSでディスク複製を行う場合について

Red Hat Enterprise Linux7以降のOSでは、ファイアウォール機能(firewalld)にて、ネットワークゾーンの選択が可能ですが、DPMのディスク複製ではデフォルトのネットワークゾーン(既定値はpublic)を使用しますので、デフォルトのネットワークゾーンに対してポート/プログラムの開放が必要です。

ESXi6.5の仮想マシンを管理対象マシンとする場合の注意事項

ESXi6.5の仮想マシンで下記条件にあてはまる環境の場合、バックアップ/リストア/ディスク構成チェックを実行すると、Deploy-OSの起動時にカーネルパニックが発生する可能性があります。

[発生条件]

  • VMWareの設定において、ソケットあたりのコア数(coresPerSocket)をNUMAの1ノードあたりのコア数(maxPerVirtualNode)より大きく設定している。
  • Deploy-OSを「VMware ESXi Virtual Machine 003」に設定している。
上記条件に該当する場合、以下の手順を行っていただくことで現象が改善いたします。

[手順]
  • DPM631_017の適用
  • 条件が該当する仮想マシンのDeploy-OSの設定を「VMware ESXi Virtual Machine 004」に変更する。
  • SSCを使用して仮想マシンを自動登録される場合、機種対応モジュール適用後、ESXi6.5以降の仮想マシンについては、Deploy-OS「VMware ESXi Virtual Machine 004」が登録時に選択されるため、Deploy-OSの設定変更の必要はありません。

DeploymentManager PXE Management サービスに関して

DeploymentManager PXE Management サービスがDeploymentManagerの通信以外のパケットを受信した場合に停止する場合があります。
サービスが停止した場合、イベントログには以下が記録されます。

  • Log Name: Application
  • Source: Application Error
  • Level: エラー
  • Description:
    障害が発生しているアプリケーション名: pxesvc.exe
    障害が発生しているモジュール名: pxesvc.exe
本事象発生時には、DeploymentManager PXE Managementサービスを開始してください。
本事象は DeploymentManager Ver6.61 で修正を行っています。

詳細は以下のサポートポータルをご参照ください。
new window DeploymentManager PXE Managementサービスが停止する

SQL Server 2012 SP1の使用に関して

DPMではデータベースとしてSQL Serverを使用しますが、SQL Server 2012 SP1を使用する場合の事象として、一部のレジストリハイブのサイズが拡張される事象が報告されています。
最悪の場合、SQL Server 2012 SP1をインストールしたマシンでOSの再インストールが必要になる可能性があります。
SQL Server 2012 SP2 では解消されていますので、SP2の適用を強く推奨します。

内蔵SATA RAIDを使用するまたはDeploy-OS「NEC Express5800 001」を使用する場合の注意事項

以下のいずれかのエラーメッセージが表示されることがあります。

管理サーバイベントログ(アプリケーション)

  • ft:ERROR; Failed to search folder, Path = ..\aarich2.o, .\ftsvc.cpp:xxx:xxx xx xxxx
  • ft:ERROR; Failed to search folder, Path = ..\a320raid.o, .\ftsvc.cpp:xxx:xxx xx xxxx
  • ft:ERROR; Failed to search folder, Path = ..\megaswr.o, .\ftsvc.cpp:xxx:xxx xx xxxx
  • ft:ERROR; Failed to search folder, Path = ..\megasr.ko, .\ftsvc.cpp:xxx:xxx xx xxxx
上記エラーメッセージは、ドライバパックが未適用、または、適用されているドライバパックのバージョンが古い場合に発生します。
PDFこちらのページを参照して、専用のドライバパックを適用してください。

特定のDeploy-OSを使用している場合の注意事項

Deploy-OSで「NEC Express5800 005」、「NEC Express5800 006」、「NEC Express5800 007」の何れかが設定されているとき、バックアップ/リストア/ディスク構成チェックを実行すると、以下のメッセージが表示され、シナリオが正常に実行できない場合があります。

"BUG: soft lockup - CPU#0 Stuck for 67s!"

上記のメッセージはDeploy-OSのベースとなっているLinuxカーネルの問題によるもので、管理対象マシンを一度も電源OFF(DC OFF)せずに208.5日以上連続稼働した場合に表示されます(再起動は連続稼働扱いとなります)。

メッセージが表示された場合は、管理対象マシンの電源をOFFにしてください。
電源OFF後、改めて起動して頂くことで、シナリオ実行可能となります。

なお、「NEC Express5800 005」についてはDPM60_005f以降、「NEC Express5800 006」についてはDPM60_006d以降、「NEC Express5800 007」についてはDPM60_007c以降の機種対応モジュールを適用することで本現象が改善されます。

他のソフトウェアと共存する場合の注意点について

暗号化ソフト、ウィルススキャンソフトを導入されている環境について

「InfoCage/モバイル防御」が導入された装置を管理対象とする場合は、以下にご注意ください。

  • 自動更新およびシナリオ実行によるサービスパック/HotFixの適用、アプリケーションのインストールを実施する際にメディア鍵認証方式でログオンのロック、ファイルの暗号化を行っている場合、鍵となるリムーバブルメディアを装着している 必要があります。
    パスワード認証方式でファイルの暗号化を行っている場合、端末がログオン状態である必要があります。
  • ディスク複製OSインストールを実施する際は、あらかじめファイルの復号化とログオンのロックを解除しておく必要があります。
ウィルススキャンソフトが導入された装置を管理対象とする場合は、以下にご注意ください。
ディスク複製OSインストールでWindows OSのディスクイメージを配布すると、マスタマシンのディスクイメージをリストアした後に、Windowsにログオンした状態で処理が止まり、コンピュータの個別情報の反映処理が中断する場合があります。
ディスク複製OSインストールは、ディスクイメージを配布した後、個別情報を反映させます。
個別情報の反映は、Windowsのスタートアップからバッチファイルを実行させて実現させます。
ウィルス監視ソフトの中には、スタートアップからの実行をブロックするものがあります。
このような設定を有効にしていると、個別情報の反映が失敗してしまいます。
ディスク複製OSインストールのマスタマシンにウィルス監視ソフトがインストールされている場合、ディスクイメージを作成する前に、設定の確認/変更を行った上でディスクイメージを作成してください。
例として、VirusScan Enterprise 8.0.0の場合は、以下のように設定します。
  1. VirusScanコンソールを起動します。
  2. 「アクセス保護」のプロパティを起動します。
  3. 「ファイル、共有、フォルダの保護」タブを選択します。
  4. 「ブロックするファイルとフォルダ」の「不審なファイルのスタートアップ実行時にブロックを行う」のチェックを外します。
その他のソフトウェアについても同様の注意事項が存在する可能性がありますので、導入にあたっては各ソフトウェアメーカに確認するか、評価版を使用して混在環境での動作確認を行ってください。

Windows Vista以降のOSでディスク複製を行う場合について

  • Windows Vista以降では、sysprepコマンドを実行した場合に実行ユーザの
    "HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE"レジストリ配下がクリアされます。
    このため、Windows Vista以降でディスク複製インストールを行った場合にsysprepコマンドを実行したユーザの"HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE"レジストリ配下が複製されません。
    一部のアプリケーションの設定情報が削除されてしまう可能性がありますので、あらかじめ設定値を記録し、ディスク複製後に再設定を行ってください。
  • Windows Vista以降のOSのディスク複製でsysprepコマンドを実行した場合、システムボリューム以外のドライブに追加されたアカウントのSID が正しく置き換わりません。
    ボリュームのセキュリティ表示でsysprep コマンドを実行する前の SID が使用されて不明なアカウントとして表示されます。

Windows XPプリインストールモデルでディスク複製を行う場合のWindowsライセンス認証(アクティベーション)について

弊社製PC等、Windows XPプリインストールモデルをご使用の場合、装置に添付されておりますプロダクトキーを使用してディスク複製を行うと、アクティベーションが必要になります。
アクティベーションなしにディスク複製を行うには、下記のページを参照してください。

ドメイン参加について

DPMのバックアップ/リストア機能を使用して、ドメインに参加しているサーバ(以降、メンバサーバ)に対してリストアを行ったあと、ドメインに接続できない場合があります。

ドメイン環境では、メンバサーバがドメインに接続する際、パスワードによる認証が行われます。
その際に使用されるパスワードは、ドメインに参加してから一定期間(既定は30日間)ごとに更新され、双方で保持されるため、パスワード更新前のバックアップイメージをリストアすると、パスワードの期限切れが発生する可能性があります。

ドメインに接続できない状態になった場合は、ドメインへの再参加が必要となります。
詳細については、以下を参照してください。
new window https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3150104568
(NECサポートポータルへのログインが必要になります。)

DeploymentManagerによる電源制御について

DeploymentManagerの機能で管理対象マシンのシャットダウンを行った際にシャットダウン後にOSが再起動してしまう場合があります。
この場合はハードウェアやOS上でのLAN設定が不正な可能性があります。ハードウェアの説明書を参照してください。

増設LANボードが搭載された装置でのシナリオ実行について

増設LANボードが搭載された装置でシナリオ実行する場合、システム要件が満たされており、DPM が搭載しているデバイス(NIC/ディスクコントローラ)に対応していれば動作可能な場合があります。

システム要件については、ダウンロードのファーストステップガイドを参照してください。

デバイスへの対応有無の確認方法については、対応装置一覧の「DPM サポート対象デバイスの確認について」を参照のうえ、お問い合わせください。

EXPRESSBUILDERの「DeploymentManagerへの登録」から登録したパッケージでリモートアップデートを行うとシナリオ実行エラーになる場合があります。

EXPRESSBUILDERの「DeploymentManagerへの登録」を使用すると、作成したパッケージのパッケージIDに2バイト文字が含まれる場合(一部のエクスプレス通報サービス等)があります。
このパッケージをリモートアップデートで使用すると、シナリオ実行エラーとなり、管理サーバのイベントビューアに以下のアプリケーションエラーが出力されます。
"rupdssvc: An error occurred while uncompress one patch before execution."

以下の手順に沿ってパッケージを再作成してください。

  • パッケージ作成時の注意事項については、ユーザーズガイドも併せて参照してください。

  1. イメージビルダの「パッケージの登録/修正」で該当パッケージを選択し、以下の設定内容をメモ等に控えてください。
    • 「基本」タブ - 「タイプ」
    • 「実行設定」タブ - 「実行ファイル」と「セットアップパラメータ」
    • 「対応OSと言語」タブ
    • 「依存情報」タブ
    • 「識別情報」タブ
  2. <イメージ格納用フォルダ>¥PP¥<該当パッケージID名のフォルダ>を任意の場所(イメージ格納用フォルダ配下を除く)へコピーします。
    例)コピー元:C:¥Deploy¥PP¥Local-エクスプレス通報サービス(3B3J)
    コピー先:D:¥Local-エクスプレス通報サービス(3B3J)

  3. コピー先のフォルダ配下にあるパッケージ情報ファイル(xml)を削除してください。
    例)D:¥Local-エクスプレス通報サービス(3B3J)¥Local-エクスプレス通報サービス(3B3J).xml

  4. 1で控えた設定と同じ内容のパッケージをイメージビルダの「パッケージの登録/修正」から作成します。
    ※以下の点に注意してパッケージを作成してください。
    • 「基本」タブのパッケージIDは任意の文字列(半角英数と「-」、「_」63バイト以内)を入力してください。
    • 「実行設定」タブの「フォルダ名」はコピー先のフォルダを指定してください。
以上でパッケージの再作成は完了です。

コピー元のパッケージは不要ですので、イメージビルダから削除してください。また、2で作成したコピー先のフォルダも不要ですので削除してください。