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WebOTX Enterprise Service Bus - V7.1機能強化ポイント
WebOTX Enterprise Service Bus V7.1における主な機能強化ポイントは以下の通りです。なお、「Application Server」については別ページで公開しています。
JBIコンテナの信頼性・可用性向上
WebOTX Enterprise Service Bus V7.1ではJBIコンテナをTPモニタ上でマルチプロセス動作する機能を新規に対応しました。これにより、WebOTX Application Server Standard/Enterprise Editionの高信頼基盤であるTPモニタ上での動作が可能となり、信頼性・可用性が向上し、ミッションクリティカル性の向上を実現します。
FTP Binding Componentのサポート
XMLファイルやバイナリファイルをFTPサーバと送受信するFTP Binding Componentを新規にサポートしました。
HTTP Binding Componentのサポート
HTTPサーバとの通信を行うHTTP Binding Componentを新規にサポートしました。
JDBC Binding Componentのサポート
JDBCドライバを介してデータベースへ直接アクセスするJDBC Binding Componentを新規にサポートしました。
CORBA Binding Componentのサポート
CORBAアプリケーションをサービスとして利用するために、CORBAのクライアント機能を提供するCORBA Binding Componentをサポートしました。
CBR Service Engineのサポート
XMLメッセージの内容から宛先を振り分ける機能を提供するCBR(Content Based Routing) Service Engine をサポートしました。
XSLT Service Engine
独自に開発したXSLTプロセッサであるCHDL(ContentHandler Description Language)を利用するように変更しました。これにより変換速度の向上を実現しています。
XAトランザクション対応(JMS Binding Component)
JMS Binding Componentでは、WebOTX JMSとのメッセージ送受信において、2フェーズコミット(JTAのトランザクション制御)をサポートしました。これにより、ESBを介したJMSメッセージの送受信結果に一貫性を保障し、高い信頼性を提供します。
File Binding Component アプリケーション自動実行機能
File Binding Componentの出力先ディレクトリにファイルが出力されると、あらかじめ登録されたコマンドを自動的に実行する機能を新規にサポートしました。
WebOTX Process Conductor 機能強化ポイント
- WS-BPEL2.0正式仕様対応
OASISで策定されたWS-BPEL2.0正式仕様をフルサポートしました。
- ビジネスプロセス実行の簡易化
送受信などのビジネスプロセス設定をプロセス定義ファイル(BPARファイル)に含めることができるようになりました。これにより、プロセス定義登録後の送受信設定操作が不要となり、定義登録後ただちにビジネスプロセスの実行が可能となりました。
- ビジネスプロセス実行機能の信頼性・耐障害性向上
WebOTX Process Conductor V7.1の障害による停止からの復旧時、障害発生時に実行していたビジネスプロセスを継続して実行可能となりました。また、他のWebサービスを呼び出す際に通信障害が発生した場合、呼び出しアクティビティにてfaultを発生させるようにしました。これにより、ユーザはビジネスプロセス上で通信障害を検知し対処できるようになりました。
- ビジネスプロセスの同時実行数設定機能
ビジネスプロセス定義毎に、同時に実行可能なプロセス数の上限を設定する機能を追加しました。これにより、大量のビジネスプロセス実行が要求された場合にリソース不足による障害が回避可能となりました。
- BPELエディタ
BPELエディタの定義画面を大幅に強化しました。連携しているプロセス要素の矢印表示、視覚的に分かりやすいプロセス表示、XPath式の入力支援機能の提供により、さらに簡単にBPELプロセスが定義できます。
Gateway Builder 機能強化ポイント
- MFDL移行プロジェクトのリンク機能
MFDL移行プロジェクトで生成したソースファイルや配備記述子などを他のプロジェクトに取り込む機能を新たに提供します。
コネクター・プロジェクト、EJBプロジェクト、動的Webプロジェクトの右クリックメニューから「MFDLプロジェクトをリンク」する機能を呼び出すことにより、これまで煩雑だった各プロジェクトの準備作業(ソースファイルや配備記述子のコピー、ビルドパスの設定など)を一括して行うことができます。