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WebOTX Application Server - 運用管理

診断サービス

保守サポートにお問い合わせいただいた障害の内訳を調べたところ、結果異常が約60%、システムダウンとスローダウンの合計が約40%となっていました。結果異常の障害に至った要因はユーザアプリケーションの問題や設定ミスによるものが多い一方で、システムダウンやスローダウンの障害は業務への支障が大きく、エンドユーザ様からも重大障害と認識されるケースが多いことも分かりました。

障害の内訳
障害の内訳

さらに分析を進めたところ、システムダウンやスローダウンのケースで、情報不足により再現待ちとなる割合は半数を占めていました、そのうち、スレッドダンプ・ヒープダンプが採取されていれば解決するケースは、約70%であることも分かりました。

このような背景のもと、WebOTX V9 では、システムダウンやスローダウンに至る障害の予兆を検出し自律的に回避する機能、及び、それらの障害の原因究明に必要な情報を最適なタイミングで確実に採取する機能を新たに提供しました。これにより、信頼性の高いシステムの実現、また、運用コストの大幅削減が可能となります。

障害の予兆を検出し自律的に回避

WebOTXは、障害の予兆が検出された際、リソースの消費を抑制するなどの動作を自律的に行い、被害を最小限に留める機能を運用基盤に搭載しています。これにより、スローダウン、無応答などの重大障害を回避できます。さらに、障害の予兆検出に必要な設定は、数多くのお客様対応などから導き出した実用的なルールが予め設定されています。専門知識を必要とする複雑な設定をする必要はありません。

障害の原因究明に必要な情報の確実な採取

従来、以下のような理由から障害の原因究明に必要な情報が採取できておらず、再現待ちや解決困難となるケースがありました。

  • 情報採取に必要な設定がされていなかった
  • プロセスがダウンして採取できなかった
  • アプリケーションサーバが無応答状態となり、必要な情報や取得方法を確認する前に、復旧を優先したために再起動した

WebOTXが今回新たに提供する機能では、障害の予兆を検出するための監視項目とそのしきい値について予め設定されています。そして、予兆を検出した際に、障害解析に最適なスレッドダンプ、ヒープダンプを最適なタイミングで確実に採取します。これにより、従来は情報不足で再現待ちや解決困難となってしまった障害も早期解決を可能とします。

レポート情報の出力

従来、将来的な性能問題の発生予測やボトルネック箇所の推定には、複雑な監視設計や測定したデータの分析が必要となり正確なリソース増強計画の立案は困難でした。診断サービス機能が稼働状況を定期的に測定し、性能問題の顕在化予測に役立つレポート情報を出力し、高精度なキャパシティプランニングをサポートします。

クラウドへの対応

設定およびAPリソースのインポート

クラウド環境では、数十台~数百台からなる同一設定のサーバ群によりシステムが構築されます。このような環境を構築する場合、多量のパラメータ設定、AP配備、JDBCドライバなどJava部品の配置などの作業を複製台数分繰り返す必要があり、構築負担は多大なものとなります。

WebOTX Application Server はインポート機能により、ドメイン環境構築を自動化することができます。 この機能は、パラメータ抽出機能(エクスポート)で抽出されたドメインの情報を新規環境に移行する機能です。 これにより、システム構築時の作業者負担を大幅に軽減することができます。

システム全体のユーザアカウント情報の一元管理

ユーザ管理にLDAP(Lightweight Directory Access Protocl)サーバを利用できます。アプリケーションサーバごとに個別に設定されていた運用ユーザや、アプリケーション利用者を一元的に管理することが可能となり、シングルサインオン環境の構築を行うことができます。

LDAPサーバ(EnterpriseDirectoryServer)を標準でバンドル
LDAPサーバ(EnterpriseDirectoryServer)を標準でバンドル

Webブラウザベースの運用管理コンソール

WebOTXでは、容易に運用操作を行うためにWebブラウザベースの統合運用管理コンソールを提供しています。

統合運用管理コンソールにより、アプリケーションの配備や配備解除、起動・停止などの運用操作、およびシステムの稼動状況の監視などを、Webブラウザを利用して管理することができます。Webブラウザさえ動作する環境があれば、インターネットを介したリモートからの操作を行えます。

Webブラウザベースの運用管理コンソール
Webブラウザベースの運用管理コンソール

GUIベースの統合運用管理ツール

WebOTXではGUIベースの統合運用管理ツールを提供しています。

GUIベースの運用管理ツール
GUIベースの統合運用管理ツール

ツール上でシステムの稼動状態を簡単に監視することができ、マウスを中心とした操作により、システム構成情報の作成・変更・追加、アプリケーションの登録・変更・削除、起動・停止、などの運用操作を簡単に行うことができます。

また、ユーザ管理やシステム稼動状況の監視、パフォーマンス状況の通知や障害監視を改善しています。ツール上でグラフィカルに参照することができ、運用効率の向上の手助けを行います。

システム監視機能
システム監視機能

運用管理製品との連携

WebOTXは運用管理コマンドや運用管理コンソールといった運用操作を行うためのクライアントツールを用意しています。

WebOTX V10では、HTTPリクエストで運用操作を行えるように機能強化しました。
この強化により、ZabbixHinemosといったREST APIベースのクラウド基盤との親和性を向上しています。