================================================================================ IX3110ソフトウェア Ver.10.5.33 リリースノート 2023.06.30 NEC Corporation ================================================================================ 1. 適用機種 ----------- IX3110/IX3110-Z 2. プログラムファイル名 ----------------------- o rapファイル ... ix3100-boot-27.2-gate-ms-10.5.33.rap (MD5 :3b66047038804e7cdfcc0f83b7120ccf) (SHA1 :f034c73708993a127feb7d2e280ac1184531e374) (SHA256:e7516cc1d1debb53e1a6ff3e0ca4c06ab55098f8adf60e5ada9d058a26527f79) o ldcファイル ... ix3100-ms-10.5.33.ldc (MD5 :3ac2a0a43ea37a1e5abf3d6c180252db) (SHA1 :d07c65c5f26321d3f78ef53c4c551b17eced6821) (SHA256:150b221973818562ece4ea36307494c749545f8f83fee22cca3c4e27fb14e3f1) ソフトウェアをバージョンアップする場合は、rapファイルを使用してください。 また、ソフトウェアをバージョンダウンする場合も、必ずrapファイルを使用して ください。 本装置は「プログラムファイル2面管理機能」による安全なバージョンアップ手順に 対応しています。手順の詳しい内容は取扱説明書をご参照ください。 3.機能強化内容 --------------- [1] OpenSSL 3.1.0(CVE-2022-4304)に対応しました。 4. 不具合修正 ------------- [1] URLオフロード使用時、NetMeisterからURLオフロードのデータベースの保存を 一度も実行していない場合に、route-mapでのURLオフロードの負荷が上昇する 問題を修正しました 本問題はVer9.4.15版以降で発生します。 [2] BGP隣接機器が再起動中であるなどのデータ送信ができない状態にもかかわら ず、大量の経路情報を送信しようした場合に、ホールドタイマの満了を検出して もBGPのピアが3分程度EASTBLISHEDのままとなる問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [3] 複数のWindows端末等からプロキシ設定のPACファイル取得を同時に行うような 環境でPACファイルが取得が行なえない場合がある問題を修正しました。 プロキシ設定が取得できない状態となった端末は、その後も復旧ができず、イン ターネット接続に失敗します。 本問題はVer9.2.20版以降で発生します。 [4] URLオフロードの proxy-config pac-file で指定したPACの取得において、 「404 NotFound」などHTTP応答ありの失敗になった場合、そのエラー応答のhtmlを ベースにPACファイルが作成されるためにPACファイルの内容が不正となり、その 後はURLオフロードが動作しない問題を修正しました。 本問題はVer9.6.12版以降で発生します。 [5] NetMeisterのコマンド実行から、途中に空行を含むコマンドを実行した場合、 空行以降のコマンドが実行されない問題を修正しました。 本問題はVer10.3.10版以降で発生します [6] Tunnelインタフェースにて「tunnel df-bit ignore」を設定してもDFビットが 設定されてしまい、カプセル化時にMTUを超えてもフラグメントされない問題を 修正しました。 本問題はVer10.3.10版以降で発生します。 [7] 「tunnel destination」コマンドにてFQDN指定している場合に、 「clear tunnel status」コマンドを実行するとトンネルインタフェースがdownし たままとなる問題を修正しました。 本問題はVer9.2.20版以降で発生します。 [8] インタフェースに「snmp-agent ip enable/snmp-agent ipv6 enable」コマンドを 設定した後に保存・再起動を行うと、グローバルコンフィグにも 「snmp-agent ip enable/snmp-agent ipv6 enable」コマンドが設定されてしまう 問題を修正しました。 本問題はVer10.4.14版以降で発生します。 [9] URLデータは、データベースにそのまま形式で登録されるため、"*"が複数存在す る状態で登録されたURLデータは正常にURLオフロードが動作しない問題を修正し ました。 仕様上の動作として、一番右の"*"より左の文字列は全て無視してデータベース に登録されます。 本問題はVer10.1.15版以降で発生します。 5. 注意事項 ----------- 注意事項はありません。 6.制限事項 ----------- [1] OSPFv2にて、他のルーティングプロトコルによる数千経路もの大量な経路の 受信時にnssa-rangeコマンドにより経路の集約を行った場合に、 広告されている経路が削除されずに広告され続けてしまう可能性があります。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [回避策] 集約元の経路が広告されます。 経路数が増えますが、運用には影響ありません。 clear ip ospf processで復旧します。