================================================================================ IX3110ソフトウェア Ver.10.5.31 リリースノート 2022.10.03 NEC Corporation ================================================================================ 1. 適用機種 ----------- IX3110/IX3110-Z 2. プログラムファイル名 ----------------------- o rapファイル ... ix3100-boot-27.1-gate-ms-10.5.31.rap (MD5 :c4956cf05578bcca49d135662458cc39) (SHA1 :c5db165e609c4545a5cc37035a4515780a40e1e7) (SHA256:50d96eba0763052233071c7f97b0c5a01525926584fe2b3984e183de237dcc0d) o ldcファイル ... ix3100-ms-10.5.31.ldc (MD5 :d5118639fa35e65bff54001de857d816) (SHA1 :e3abe33e65696eab9f435523332db1af0586d285) (SHA256:48878ff7a77f0f004ba3811a8889011eddb588f545620df40a2d38c3f38da6e9) ソフトウェアをバージョンアップする場合は、rapファイルを使用してください。 また、ソフトウェアをバージョンダウンする場合も、必ずrapファイルを使用して ください。 本装置は「プログラムファイル2面管理機能」による安全なバージョンアップ手順に 対応しています。手順の詳しい内容は取扱説明書をご参照ください。 3.機能強化内容 --------------- 新規リリース機能はありません。 不具合修正のみとなります。 4. 不具合修正 ------------- [1] プロキシDNS使用時、TCPによる端末からのDNSクエリを処理中にサーバからの TCPセグメント(TCPパケット)を端末に対して送信しても、端末からその応答を 受信できなかった場合にリブートが発生する問題を修正しました。 本問題はVer10.3.10版以降で発生します。 [2] URLオフロードまたはアプリケーション解析機能使用時、以下を実行した際にリ ブートが発生する場合がある問題を修正しました。 ・アドレスキャッシュ、セッションキャッシュのクリアを実行する。 本問題はVer9.4.15版以降で発生します。 [3] IPv6でIPsec(IKEv2)を冗長している場合、一方の回線のアドレス(アウター)が 変更されると、アドレスが変更されていない送信元アドレスを使用している IPsecが切断されてしまう問題を修正しました。 本問題はVer10.1.14版以降で発生します。 [4] 基本インタフェースがshutdown状態のとき、WANにPPPoEを設定してGREで接続 している場合、接続状態であってもWebコンソールのVPN情報の接続状態が 「接続されていません」と表示される問題を修正しました。 本問題は以下のソフトウェアバージョンで発生します。 ・Ver10.3.21 ・Ver10.4.19 ・Ver10.5.13以降 [5] SSHパケット受信時にメッセージタイプが不正な値となっている場合、不正な 内部処理を実行しリブートする場合がある問題を修正しました。 本問題は内部状態にも依存するため、発生頻度は不定になります。 本問題はVer8.7.22版以降で発生します。 [6] NetMeister接続設定がある状態で、ゼロタッチプロビジョニング機能が有効の 場合、再起動後にNetMeisterとの通信時に403 forbidden となり通信に失敗する 場合が場合がある問題を修正しました。 本問題はVer10.4.14版以降で発生します。 [7] IPv6にてNetMeisterに接続する環境にて、GigaEthernet0.0にIPv6アドレスが 付与されない状態(DHCPv6-PDやNDプロキシでGigaEthernet0.0以外にアドレスを 付与する場合も含みます)で、ゼロタッチプロビジョニング機能を動作させた 場合、ゼロタッチプロビジョニングが終了しない問題を修正しました。 本問題が発生していてもコンフィグのダウンロードは成功しており、動作には 影響ありません。 本問題はVer10.4.14版以降で発生します。 [8] WebコンソールのUTM基本設定ページにて、以下の「ライセンスキー」の設定を 変更した場合、「反映」ボタンを実行した直後に遷移する画面上で 「ライセンスキー情報」の「ライセンス満了日時」に設定変更前のライセンス 情報が表示される問題を修正しました。 ・UTMライセンス自動設定機能有効 → ライセンスキー手動入力設定 ・ライセンスキー手動入力設定 → UTMライセンス自動設定機能有効 ・ライセンスキー手動入力設定 → 別ライセンスキー手動入力設定 本問題はVer10.0.14版以降で発生します。 5. 注意事項 ----------- 注意事項はありません。 6.制限事項 ----------- [1] OSPFv2にて、他のルーティングプロトコルによる数千経路もの大量な経路の 受信時にnssa-rangeコマンドにより経路の集約を行った場合に、 広告されている経路が削除されずに広告され続けてしまう可能性があります。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [回避策] 集約元の経路が広告されます。 経路数が増えますが、運用には影響ありません。 clear ip ospf processで復旧します。