================================================================================ IX-R2530ソフトウェア Ver1.2.15 リリースノート 2024.10.02 NEC Corporation ================================================================================ 2024.10.04 2版 1. 適用機種 ----------- IX-R2530 2. プログラムファイル名 ----------------------- o ファイル ... ix-r2530-1.2.15.bin (MD5 :B922044C94831A8497BF8FB57E2FB2C8) (SHA1 :e460860a30f6ab8938171c03675350d35945db15) (SHA256:4c340b8c5871b0d8817268da84263eea28d193ed1892063f2eaa1caba18cd21d) 3. 機能強化内容 --------------- [1] NetMeister アプリケーション解析機能に対応しました。 [2] URLオフロード機能に対応しました。 [3] ゼロタッチプロビジョニング機能に対応しました。 [4] IPv4 DHCPリレーエージェント機能に対応しました。 [5] IPv4イコールコストマルチパス機能に対応しました。 [6] BGPマルチパス機能に対応しました。 [7] GREトンネル機能に対応しました。 [8] PPPoEパススルー機能に対応しました。 [9] default-console機能に対応しました。 [10] OpenSSL脆弱性に対応しました。 OpenSSL-3.0.13 → OpenSSL-3.0.15 4. 仕様改善/変更 ---------------- [1] Webコンソールに以下のページを追加しました。 ・ゼロタッチの設定 ・URLオフロード ・装置ログの取得にシステムログ情報を追加 [2] Webコンソールで表示される一部の文字の表記を修正しました。 [3] WANインタフェース側へのIPv6フィルタ設定した場合のMAP-E性能を改善 しました。 [4] マルチベンダ管理機能におけるサテライト装置探索を改善しました。 [5] "show ip route detail"コマンドで表示されるIPv4経路の詳細表示に、 以下のような情報を一部追加しました。 ・学習元プロトコル ・経路種別 ・参照カウンタ等 5. 不具合修正 ------------- [1] ブリッジ通信中のインタフェースのブリッジ番号を変更すると、リブートする ことがある問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [2] PPPoE接続されたインタフェースを"shutdown"したのち、"no shutdown"を 実行しても通信が復旧しない場合がある問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [3] ネクストホップの指定なくNetMeisterパケットの送信インタフェースを "nm outgoing-interface INTERFACE"コマンドにて設定した場合、不明な ネクストホップが付加されて設定される問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [4] WebコンソールによってダウンロードしたコンフィグファイルにASCII制御文字の Null文字が含まれるため、そのファイルを"startup-config"として使用することが できない問題を修正しました。 また、該当のファイルを"startup-config"としてアップロードした場合、 "startup-config"を正常に表示できず、再起動時に"startup-config"が正常に反映 されない問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [5] Webコンソールの任意コマンド実行結果に制御文字が含まれる問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [6] "clear utilization"コマンド実行後、"show utilization"コマンドで表示される 回線使用率が100%を越えて表示される問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [7] GigaEthernet0またはGigaEthernet1のデバイスに"no keepalive"コマンドを 設定した装置を再起動すると、起動後にGigaEthernet0,GigaEthernet1の インタフェースにてarp[027]のsyslogが出る場合がある問題を修正しました。 本問題はVer1.1.55版で発生します。 [8] PPPoEインタフェースのinputカウンタが"show interfaces"コマンドの表示に 反映されない問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [9] Tunnelインタフェースに"df-bit ignore"コマンドを設定しても、パケットが フラグメントされる問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [10] 以下の条件で32バイトのメモリリークが発生する問題を修正しました。 ・GigaEthernetインタフェースのリンクアップ ・GigaEthernetインタフェースのリンクダウン ・GigaEthernetインタフェースのno shutdown設定変更 ・GigaEthernetインタフェースのshutdown設定変更 ・VRRP利用中、masterに状態遷移した場合 ・VRRP利用中、backupに状態遷移した場合 ・VRRPを利用中、設定を変更または削除しVRRPを停止させた場合 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [11] 未サポートのイーサネットフレーム(未サポートのEtherType)を受信した場合、 "show interfaces"コマンドで表示される"unknown proto"ではなく、 "internal errors"としてカウントされる問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [12] IPv4/DHCPプロファイルに"option"コマンドでDHCP 任意オプション設定のASCII 文字列を設定後、"show running-config"で表示を行うとさせると最後の1文字が 表示されません。 このため、"write memory"を実行し再起動を行うと、ASCII文字列の最後の1文字が 欠けた状態でDHCPが動作する問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [13] BVIインタフェース使用時、"show interfaces BVIx detail"コマンドで表示される 統計情報が0のままカウントアップされない問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [14] BVIインタフェースやTunnelインタフェース"show interfaces detail"コマンドで 表示されるCurrent Bandwidthの状態が更新されない問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [15] 装置起動時にコンソール上に "[FAILED] Failed to start boot failsafe status update." と表示される 場合がある問題を修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [16] ネットワークモニタ機能における以下の問題を修正しました。 ・ホスト監視以外のイベントに対して"probe-mode"が指定できてしまう。 ・ホスト監視イベントを"probe-mode passive"に指定できない場合がある。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [17] IKEv2 NATトラバーサルを"force"設定した場合、IKEv2による接続できない問題を 修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [18] NATまたはIPv4パケットフィルタ利用時、リアセンブルバッファが残り3以下に なると、リアセンブルされずパケットが廃棄される問題を修正しました。 現在のリアセンブルバッファの残数は、"show ip protocols"コマンドで確認 できます。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 [19] "username"コマンド実行時に不定のパスワードが登録される可能性がある問題を 修正しました。 本問題は過去全てのバージョンで発生します。 6. 注意事項 ----------- 注意事項はありません。 7. 制限事項 ----------- [1] IKEv2デジタル署名認証に関わる以下のコマンドはVer1.2.15では使用できません。 ・制限対象コマンド: pki (グローバルコンフィグモード) ikev2 cert (インタフェースコンフィグモード) cert (IKEv2プロファイルコンフィグモード)