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SQL Server 2008 / 2008 R2 の継続使用に伴う課題
SQL Server 2008 / 2008 R2 はマイクロソフト社の延長サポートが2019年7月9日をもって終了いたします。この機会にバージョンアップを伴う移行を検討ください。
なお、Windows Server 2008 / 2008 R2 も 2020年1月に延長サポートが終了します。Windows Server 2008 / 2008 R2 の延長サポートに関する NEC のサイトはこちらをご覧ください。
以下に、旧製品を使用し続けることにより想定される課題と改善策を記載します。
セキュリティリスク
課題
マイクロソフト社の延長サポート終了後も SQL Server 2008 / 2008 R2 を継続して使用し続ける場合、以下のようにセキュリティリスクが高まります。
- 障害発生時にマイクロソフト社サポートを受けられない。
- マイクロソフト社よりセキュリティパッチが提供されない。
- ※セキュリティパッチ以外の修正モジュールは、メインストリームサポート終了時点で、既に提供が終了しております。
改善策
最新 SQL Server への移行を行います。
最新バージョンである SQL Server 2017 は現在マイクロソフト社メインストリームサポート期間であり、メインストリームサポート終了日は 2022/10/11 となっております。(延長サポート終了日は 2027/10/12 です。)
- ※サポート終了日はマイクロソフト社の都合により変更となる可能性があります。最新情報については以下のマイクロソフト社公開情報をご参照ください。
最新セキュリティ基準に未対応
課題
最新のセキュリティ基準に対応できません。もしくは、追加製品の購入等が必要になります。
改善策
最新バージョンへ移行することで、SQL Server 機能を利用して GDPR、PCI DSS、FIPS 140-2、HIPAA、ISO/IEC 15408といったセキュリティ基準に対応可能です。
拡張性の限界
課題
32bit Windows Server 2008 のメモリ空間の限界値は 4GB (カーネルモード 2GB、ユーザモード 2GB) であり、SQL Server が利用できるメモリ量も限定されます。
これにより、データ量やアクセス数の増加に対応できない場合があります。
改善策
最新 OS / SQL Server へ移行しておくことで、データ量やアクセス数増加にも対応可能です。
HW保守費
課題
旧型のサーバ複数台を継続使用することによる HW 保守費の負担が大きくなります。
改善策
最新サーバへの統合を行い HW 台数を削減することで、HW 保守費を大幅に削減可能です。